高円寺のライブハウス巡り

スロバキア人宇宙物理学者の友人がまた来日して成田空港についたその日に高円寺まで飲みに来た。もう彼とは15年近い付き合いになる。

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薬酒バーに行ってみたらゲーム音楽ライブの日だった。来月まで毎日のようにアニソンの日、テクノの日など予定が入っている。アーケードゲームは知らないものばかりだったがここまで細分化された「好き」を追っかける人のグループがあるのはなんだか温かく感じる。
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次はSub store tokyo。ファンク系の音楽が流れていた。イギリス人とエストニア人のカップルと少しばかり話した。
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少ししんみりと今のパレスチナのこと、共産主義時代のスロバキアにおけるロシアの欺瞞などを話す。

息子は10歳になってサッカーに夢中だという。彼はサッカーの熱狂が嫌いで素人のサッカー試合で誰がしくじっただの、誰がもっとこうすべきだの熱心に話す親たちにもうんざりしていると。あまり共通してやれる趣味がないとぼやいていた。
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さらには生稲座へ。前回、彼とこの店に来た際にはとても心に響くライブが催されていたっけ。
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高円寺北口ロータリーに行くとポータブルアンプに繋いでギターを弾く男。寝転がっているIT社長と呼ばれる男もむくりと起きてギターを弾き始めた。「ギター弾ける?」と通りすがりの若い兄ちゃんに手渡して、おもむろに弾き始めるパンクな若者。

下北沢がキレイにリノベートされてしまった今、このカオスで悶々としたサブカルルサンチマンの坩堝のような高円寺がますます特別に思えてくる。