ロンドンは美味しいのか問題


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内装がオシャレな店が多い印象のショーディッチ。

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PCを持ち込んで長期戦で働いていると思しき人もいれば1人で手早く朝食を済ましにきたと思しき人も。
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ロンドナーの若い3人組は大きな声でとめどなく笑いながら話し続けていた。私が入店した時点で手元の皿の上は食べ終わり既に何時間も話しているような雰囲気だった。映画で聴くようなクイーンズイングリッシュなので聴いていて面白い。
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ストロベリーとラズベリーのスムージーのようなもの。
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中東の煮込み料理のようなものだろうか。焼き締めたパンを漬けて食べる。あっさりと胃に優しい味で量もさほど多くなく、その時点で最も欲しい昼食だったので嬉しくなった。


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これまたホテルの近くのベトナム料理屋。ベトナム人の調理人と給仕がいる。鶏肉と牛肉のフォーが12.9£、生春巻きが6.9£。高円寺のベトナム料理屋の倍する。
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しかし味は期待通りのベトナムの味で美味。お腹にも優しい味わいなので脂っこいものに腹が疲れてきたら逃げ込みたい店。店員さんも親切丁寧な「おふくろ」という感じ。

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謎な豚骨ラーメン屋「SHORYU」も興味本位で入ってみた。
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夜には満席近かった店で私が食べ終わる頃には昼もかなりの人が入ってきた。
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ドラキュラ豚骨味噌ラーメンとやらを頼んだら沢山ニンニクチップが入っていた。ドラキュラはニンニクが苦手ではなかったっけ。12.9£だったか。2200円ほど。日本でも営業を続けられそうな味で予想を良い意味で裏切ってくれたが日本ならば700円で出されるラーメン。
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そして薄皮餃子6個。こちらは6.9£なので1200円ほど。美味しいが日本の3倍の値段。ニューヨークでラーメン一杯3000円近くするなんて話を聞いたがそれに近い現実を目の当たりにした。

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ある夜に入ったのは「FLAT IRON」というステーキ屋
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相変わらず内装はオシャレ。
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まな板に600gの肉がドンと乗る。塩で食べるかマッシュルームソースで食べるか、いづれにしろ赤肉を讃美した味。
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ナイフがブッチャー包丁なのが良い。こう見えて素晴らしく鋭利で切れ味が良い。
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1人ビール2杯を含めて6000円だった。せっかくロンドンに来たならば3倍するラーメンなんかより遥かに満足度が高かった。

 

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とある晩御飯は1人でホテルから一番近いレストランの一つ、メキシカンの「MANTECA」。なんとサボテンと多肉植物のケサディージャ。柔らかい皮の上に具が乗っており、手で包むようにしてタコスのように食べる。見た目が華やかなだけでなく味も美味。
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そしてトウモロコシに色々な香辛料やチーズが乗せられて焼かれたもの。そう、完全にベジタリアンだったのだが満足度は高かった。
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メキシカンチョコレートとラムのタルトにメキシコ豆の珈琲のフレンチプレスを飲んだ。甘いのだが甘過ぎることもなく完璧。強いて言うならビールも飲んで2品、デザート、珈琲で合計40£した。7000円。会社に経費精算できないと痛い、気軽に1人で食べるにはかなりの値段。
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しかしいつも満席だった理由も納得がいった。雰囲気も良いし味も良い。カウンターに1人座って食べたけれども店員さんが時折、「味は口に合うか」「追加注文するか」と声をかけてくれる。
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エージング肉の店にも行ってみた。豚スペアリブが美味しそうな照りを纏って焼けた。
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美味しいけれども少しパサつきがあり、なんだか自分でこれより美味しい肉を焼けるような気がする。いや美味しいけれどもビール1杯、水、肉とマッシュポテトで7000円は高いよな。
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めっちゃご機嫌な大男が焼いてくれていた。
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これがドライエイジング倉庫。
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ちなみにロンドンでカフェに行ってもレストランに行っても観光地の雑貨屋でも接客がフレンドリーで温かみがあると感じるのだが、今までパリ出張ばかりだからだと気付いた。

 

ロンドンは巷の先入観ほど食事は不味いなんてことはなく美味しいものも多い。イギリス料理屋なんてものは見かけず各国料理屋が人気を競っている。その一方でフランスの人の冷たさや接客の塩辛さは先入観でもなく紛れもない事実なのだと再認識。

 

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会社の同僚たちと繰り出す。19時で昼間のような陽の高さ。
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大声で話さないと聞こえないほどの喧騒だった。アジア人チームの子らとロンドン駐在は楽しそうだね、と話していた。