時代に取り残されていく徒労感

 

f:id:mangokyoto:20230614153826j:image

明治維新における様々な自由化が正しいと頭では理解しつつも商業や経済的自立に適応できずに没落していった武士階級。

 

民主化と経済の自由化が国に希望をもたらすと知りつつ、共産主義時代の非効率では生産的な働き方から変化適応できなかったルーマニアで見た多くの中高年たち。

 

彼らの心情はどのようなものだったのだろうかと思いを巡らせてしまう。

 

スペイン、ドイツ、イタリア、アメリカから来た人とロンドン勤務の同僚を合わせて25人ほどの集まりだが、私よりも若い人ばかりだった。私より年上は3〜4人しかいない。前職での集まりでは最年少の場合が多かったがいつのまにか老兵側になっていたことに少なからぬショック。


f:id:mangokyoto:20230614153818j:image

時差ボケしてるので早く起きられると言うのもあるが朝4時、5時起きで2〜3時間ほど日本の仕事や他事業部の日本にいる上司と会議をして、8:30からはロンドンの会議、夜は懇親会、飲み会で23時まで。高い飛行機代と滞在費を払っているし疲れたからホテルに帰りますとも言いにくい。サシで話して飲んで困ったことが生じた際に動いてもらえる人間関係作りは業務だと割り切るしかない。

結局、1週間の平均睡眠時間は4時間だった。咳が止まらない。帰国したら病院に行ったほうが良いのだろうか。

 

新しいことを覚え、新しく人と交流して精力的に働くことがしんどい。ワクワクは減り徒労感は増し、いろいろ大変になりそうだと経験からくる先読みが先行してしまう。体は衰える一方だし、期待や希望は萎むばかり。疲れた。隠居したい。