作陶 羊頭狗肉像

午前中に子供達を妙法寺の千日紅祭に連れて行き、出店の栗おこわ、焼きそば、フランクフルト、ポテトフライなんかを買って帰って昼食。


少し出遅れて午後から陶芸工房へ。


写真を撮り忘れたが鍬形虫の標本台をタタラで作った。


その後、轆轤をするには時間が少ないように感じたので、作りたいモノのリストを無視して無計画に羊のオブジェを作り始めた。

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何故か羊の頭を被った人が出来上がりつつある。今、自由気儘に作りたいものはこれだったようだ。

いわゆる人物造詣ができる気がしなかったのでこれまで人型は作ったことがなかった。それが何故か作ってみる気になった。残念ながら2時間で時間切れとなって作業を中断したが、予想外にそれなりに作れたように思う。


シバリとして、一切資料を見ずに頭の中の想像だけで作るようにしている。資料を見ながら作ったらもっと速く上手に作れるのだろうけれども、自分がモノの造形をどのように認識しているかを知るために敢えてそうしている。

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体育座り。頭の造形ばかりに意識が向っていたのがわかる。全体のバランスは悪くないので細かい部分の形を整えたらなんとかなる。

2時間でここまで作ったがあと1時間は作業を続けたかった。作業中断が惜しい。まだまだかなりの手直しが必要だが、それなりに満足できるモノが作れるような気がしてきた。


とりあえず足がかなり修正が必要。

足の太腿裏に肉を足す。

ふくらはぎを削る。

脛の輪郭を整える。

くるぶしを細める。

足のつま先を作り込む。

手が短い。

背中が真横から見ると窪んでしまっているので盛る。


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背骨の出っ張りを弱める。

左右に背筋を盛る。

肩甲骨の骨の形を整える。

尻の割れ目はもっと下まで。

二の腕上側を削る。

脇の下に肉を盛る。

腰の肉を盛る。


女性の体にしてしまったがあまり性的に感じられないようにしたい。

中を空洞にして植木鉢にしたい衝動にも駆られている。土容量の取れない形を無理に植木鉢にする必要はないのだが。


身体は焼締。山羊の頭は白い釉薬をしっかりと乗せる。角は緑青銅釉薬にしようか。


自分には人体の造形など無理だと思っていたがもっと練習したらできるように思えてきた。何事も挑戦かね。