何が当たり前か

年に3週ほどの休暇のために49週働き、毎週2日の週末のために5日働き、毎日7時間の睡眠と2〜3時間の私的な時間と食事時間のために10時間働く。

 

それが当たり前だと思って働いてきたが全く当たり前ではないことに気づき始めている。いまさら、遅いけれども。なのに週末が明ければまた職場に行く。来週もそのまた来週も。全くもって不自由だ。馬鹿で愚鈍とも思う。

 

 

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夢に昨年亡くなった愛犬マンゴー殿が出てきてしまった。朝起きたらどうしようもない無力感、脱力感。どうしようもなく会いたい。一緒に過ごす時間が14年で終わるとは思わなかった後悔がある。職場に行って仕事熱心なふりをするのがしんどい。申し訳ないが全てどうでも良いと心の底では思えている。
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頭の中では土を捏ねて作り出したいものが無数にある。技術が全く足らないのも自覚している。失敗作を累々と重ねていく先にしか辿り着けないであろうことも想像がつく。
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「陶蟲夏草鉢」を一通り企画展示販売用に作り溜めした後はこの「羊頭狗肉」シリーズを気が済むまで作りたい。マンゴー殿を偲びながら作りまくる。植木鉢という実用性もない、ただ土を形にして焼くだけの追悼。

 

手塚治虫の「火の鳥」で我王が一心不乱に像を彫りまくるあの心境。