2回食べに行ったトリノのパスタ屋。2回目には覚えていてくれておかえりと挨拶してくれた。
1回目に食べたバジルの効いたパスタ。太く穀物感があって美味だった。ソースや具ではなくパスタ麺そのものから溢れる味が美味しいと感じたのはここのパスタが初めてかもしれない。
Miscusi Torino Porta Susaというトリノの人気店。
Baratti & Milanoという観光客の必訪スポットになっている老舗カフェ。
この3層に別れたBicerinというチョコレートドリンクがトリノ名物らしい。 かの有名なヘミングウェイが「世界で残すべき100の物」の1つに選んだと言われている。まあ、ホットチョコレートだ。甘い。
店内がうっとりするほど華麗で豪奢。
カウンター壁面にはリカーがずらりと並び、カクテルもシェイカーで作ってくれる。カウンターにふらりと立ち飲みに来る地元の親父がちらほら。こんな店に来るのだから身なりもしっかりとしている。
Antica Focacceria S. Francescoというカリリャーノ宮殿の目の前にあるレストランでショートパスタを注文。ビールを飲みつつ宮殿を見ながらのんびりできるのは気分が良い。
アラビアータにチーズがたくさん削りかけられている。トマトに味の強さがあって、なるほど、これがイタリアのイタリアンかと関心。
仕事終わりの日は1人でホテル裏の1番近いレストランLIVERTYへ。実はここはミシュラン星付きだそうだ。
カルパッチョは酸味が強め。
名物らしいミラノ風カツレツを注文した。柔らかく肉の旨みが染み出し確かに美味しい。しかし33€、つまり5000円と考えると日本の上等なトンカツ屋のコスパの高いことよ、と驚く。1番感心したのはミラノ風カツレツの付け合わせのトマトだったりする。やたらと濃厚で酸味、旨味が強くこんなトマト品種があったのかと目を見開く味だった。痩せて雨量の少ない土壌で育たないとこの味は再現できないのかもしれない。
リバティの名前を冠したリバディラミス。美味しかった。美味しかったが日本のイタリアンのレベルの高さと値段の手頃さを改めて思い知った。
やたらトマトが強く強く主張しているリゾットも食べた。
地図で見つけた評判の高い店。生ハムとチーズのたっぷり挟まったホットサンドは生ハムの塩気が少し強かった。
トリノのレジーナ邸に向かう途中の少し上等そうなLocanda della Reginaで昼食。
イカ墨とバジルのボンゴレは絶品だった。ワインは白よりも赤の方が好きなのだが、絶対これに合わせるべきと強く推されたイタリア産の白は暑い夏にも軽く清涼感のある味だった。
イカ墨の濃厚なアクセント。
タルトタタンも調子に乗って注文してしまった。リンゴの濃厚な甘味。満腹で酩酊してこの後に坂道を歩いて行くことになってしんどいのなんの。
そんなわけで最終日のミラノ中央駅の近くのレストランRistorante PANE e TULIPANI con Pizzeria Pane e Tulipaniへ。
先月まではルーマニア産の冷凍ポルチーニだったが今月からは生の香り高い国産ポルチーニだという。うむ。香り高いがバターの風味も強い。自宅で椎茸のバターソテーでも作ろうか。
ピザ生地で包まれた一皿。
中から魚介のスパゲティが現れてくる。貝はムールやアサリなど何種類か入っていてどれも美味しかった。
高級グルメスーパーEATALYのトリノ本店はミラノ店の倍ぐらいの大きさだった。フードコートもグレードが高く、地元の人たちが美味しい食事を楽しみに来るようで満席だった。
今回イタリアで初めてのピザ。プロシュートに卵、チーズの濃厚なやつ。
最後に1泊260€=5万円弱のNHコレクションミラノホテルの朝食。
パンがどれも焼立てで美味しく食べ飽きない。
チーズも豊富。スペイン、フランス、イタリアはチーズビュッフェ状態で大変楽しい。イタリアならではのリコッタやモッツァレラが嬉しい。