インスタで見ず知らずの人に蟲、標本、サボテンやドライプランツという関心軸の私にオススメの福岡のお店はないかと聞いてみたところ、教えてもらったお店「Q合目」。花屋兼喫茶店だという。
1階は花屋になっており、2階がカフェになっている。しかも素敵なのが吹き抜けになっており、絨毯の床に直に座り吹き抜けに足を投げ出すスタイル。
柵代わりに角材が渡してあって専用にあつらえた木の丸盆がテーブル代わりとなる。
梁の上には巨大なマンステラ。
足元の吹き抜けから1階の花屋の花材が眺められるのも面白い。多肉植物なんかが下の階に敷き詰められるように置かれていて、そんな樹海を見下ろせたら楽しい。
元々は花屋だけだったが後から床を抜いてカフェを新設したとのこと。
お客さんの顔を見て色を作るクリームソーダがインスタでバズって花屋よりもクリームソーダ目当てで来る女性客がほとんどになったのだという。男一人の客は珍しく、声をかけてくださった。男一人客は大抵は雑誌の取材依頼だとかそういう理由で単純に植物やカフェ目当ては珍しいそうだ。
カヌレと珈琲を頂いた。珈琲が尖らず素直に美味しかった。
もう10年以上カフェ営業。
私が陶植木鉢を作っている話をして作品を見てもらった。
好きな人はいるだろうし欲しい人は確実にいるクオリティだと思う。
蟲好き、陶オブジェ好きは0.3x0.3=0.09のようなイメージ。ニッチの中のニッチを攻めている。
蟲ではなく羊や鹿の方が売れるのでは。
むしろ蟲でなければなんでも良い。蟲は苦手な人がいるのでお店としては置きにくい。
冬虫夏草ブームはこないと思う。
水族館、動物園、植物園はこれだけあるなに昆虫園が一般的でない理由を考えると仕方ない。
蟲でなければ確実にもっと売れるけれども売れるものを作りたいわけではないのだろう。
養老孟司さんとか蟲好きに贈ってみたら?
貴重な忌憚なきご意見をたくさんいただけて嬉しい。