18年ぶりの太宰府天満宮

達筆な御朱印太宰府天満宮で頂いた。「陶蟲夏草」を御朱印仕立てにしたい。ハンコをつくり、「謹製」「令和五年創業」と墨書きを入れるような。

 

たぶん18年ぶりではないか。久しぶりに太宰府天満宮を1人で訪れた。18年を経て前回一緒に行った友人の多くは結婚したり子供が3人産まれていたり、仕事も変わっていたり。月日の経過を強く意識させた再訪だった。

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まずは梅ヶ枝餅で腹拵え。150円なり。
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あんこ餅だ。梅要素はあるのだろうか。
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こんなところだっただろうか。18年か19年前に来たことは確実なのだがてんで覚えていない。気温は35℃を超える炎天下でそれが印象を変えているかもしれない。
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手水には杉の葉が敷いてあって清涼感がある。
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おお、この麒麟像だけははっきりと覚えている。
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この尻の穴を思わず撮影したことを明瞭に覚えている。全く朽ちることなく銅製の麒麟像は立っていた。数世代の人の老いなどはねつけるぐらい銅像には耐久性の力強さを感じる。
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前回は会社の友人の雲仙の実家にお邪魔する道中で太宰府に立ち寄ったのだった。ジャマイカ人に嫁いだ大学時代からの友人はメキシコにいる。懐かしい。
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本殿は3年にわたる改修中で臨時の本殿が建てられていた。
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屋根の上に植栽が豊かに茂るスタイルは戸隠神社に通じるものがある。
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息子の受験合格祈祷。どこに受かって欲しいではなく、努力に見合う結果が得られますようにと願った。子供が産まれると自分自身に願うことはもはやなくなり、子供の受験だとか健康だとかそんなことしか思いつかなくなる。
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さすが由緒ある太宰府天満宮。境内には御神木級の楠があちこちに生えている。
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前回は遠回りだから足を運ばなかっただろう天開稲荷神社にお参りすることにした。茶屋をぬけ、山に入っていく。
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気温が高いからか汗が吹き出してくる。風は熱波だ。
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階段が聳り立つ

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石段の参道には紅白の旗が並び、非日常の空間。
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鎌倉時代に京都の伏見稲荷大社から勧進された九州最古の稲荷神社だそうで、五穀豊穣、商売繁盛、開運を祈る参拝者が絶えない。
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狙い澄ましたかのように木漏れ日があたり文字が輝いていた。
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汗をかきつつ下山して茶屋街に戻る。梅ヶ枝餅を食べていなかったらかき氷を食べたかもしれない。少しの登坂の度に甘いものを食べていては健康によろしくないので我慢。
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学問の神様は空海小野道風と並んで書の三聖に列せられ書の神様でもあるそうな。筆塚がある。
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包丁塚もある。
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どこを見ても絵になる光景を切り取れる。古いモノが大事に手入れされ受け継がれている様を見ると何やら元気が出てくる。嬉しくなる。
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たまたま結婚式を挙げている方に出会えた。幸あれ。

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御朱印帳を持参していなかったが、今のものももうすぐ埋まりそうなので新しい御朱印帳を頂だいていくことにした。太宰府天満宮らしい梅と鶯の絵柄のBEAMSコラボ品だそうだ。
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書聖に列せられる太宰府天満宮だけに御朱印もなんとも達筆だった。色彩豊かだったり絵柄の派手な御朱印が増えたが私は昔ながらの朱の印に墨書きのシンプルなものがやはり好きだ。