仕事上の人間関係の空虚さが学生時代の友人と再会して露わに感じた

あああああ 終わった。 なかなかにしんどかった。 ピリピリ、ギスギスした議論を切り抜けた。なかばヤケクソ。なかば開き直り。文句あるならクビにでもなんでもしやがれ。それで困るのはあんたらだろう。裏と表と行間と建前と面子と。。。

 
もう残務処理もしたくなくて18時半にはさっさと切り上げて、外灘へ向かった。ルーマニアに住んでた頃に、メキシコ人、フランス人、スイス人と日本人の私の4人でルームシェアして暮らしていたことがあるのだが、その時のスイス人が上海で働いている。いまやどこぞのスイス企業の中国支社のCFO。いやあ、あの時のあいつが重役か。 お互いが社会人になってから知り合っていたらこのように会う仲にはなっていないだろうな。私は社会人になってから出会った無数の同僚の中に一切の遠慮もなく親睦を深められる友人というのは殆どいない。どうしても仕事上の薄皮一枚が残った上での付き合いになってしまう。これは私の意識の問題かもしれないが。
 
 スイス人の友人は数ヶ月前、日本に嫁さんと遊びに来てくれたこともあって、今回は嫁さんも交えてディナー。学生の頃の金がなくて時間だけはあった頃の友人とはあまり体裁やらを気にせずに済むから気が楽だ。頻繁に話す中国人の同僚よりも過去20年間で数回しか会っていないスイス人の夫婦と飯を食う方が遥かに落ち着くというのも何だか不思議なものだ。 
 
前回来日時に友人夫婦と下北沢のお茶屋さんで濃厚な抹茶カキ氷を食べたのだが、それ以来、抹茶が気に入ってしまったそうな。上海に来る前に何か私に日本から買って来てほしいものはないかと聞くと抹茶が欲しいとのこと。正直、「何も気にしなくていいよ」と言われるより「〇〇が大好きだからあれ買ってきて欲しい」と注文をつけてくれるほうが遥かに嬉しい。阿佐ヶ谷のお茶屋さんで抹茶と茶筅を買い、さらに辻利の水や牛乳に溶かして飲めるインスタントな抹茶を贈ってみた。
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ロストヘブン、失楽園という雲南料理の店に連れてきてくれた。昆明出身の画家のガオさんを思い出す。ここ数年、連絡を取っていない。消えゆく少数民族を民族衣装とともに油彩で描いていた。元気だろうか。次回、連絡を取りたい。

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スイス人の友人にも中国は急速に文化の標準化が進んでいるように映るそうな。もう現地の学校教育は北京語一辺倒でよほど拘りのある少数の家庭が子供に塾として追加で上海語を学ばせている程度。上海の文化も言語も急速に失われているとのこと。

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それなりに値段の張りそうな高級感漂う店だった。食事の後には屋上のテラスバーでさらに数杯、カクテルを飲む。全部友人に奢ってもらってしまったが、遠慮なく奢られる。彼らが日本にまた来る気配は濃厚だし、その時は私が前回同様に全部奢る。
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全く下心や意図を気にしなくて済む友人との奢りあいや贈物は素直に嬉しい。何かを贈るこちら側としても受け取って相手が喜んだその笑顔で持って目的は果たされ、そこから先には何もない。昨日、同僚から頂いた大きな桐箱と染付陶器瓶に入った高級茶が意識の隅で重荷に感じてるのだと思う。
 
 23時を過ぎ、1人ホテルに戻る。なんだかモヤモヤとして、なんとなく88階にあるホテルのバーに足が向かう。

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去年のちょうど今頃、新卒から手塩に掛けて育てたつもりの子とちょうど上海出張が重なってこの同じバーで飲んでいたことを思い出す。いつもカバン持ちのように可能な限り殆どの重要会議にも同席させていたし、1年ほどしてからは1人で幹部との会議にも送り出して、立派にその役回りを務めて周囲の覚えも良かった。あの頃はあの子はまだ希望に溢れた表情をしていた。もういない。予想もしなかった形で同僚ともめて、唐突で悪夢のような幕引きで辞めていった。優秀な子で大きな期待をかけていた分、落胆も大きかった。振り返ると苦い思い出でしかない。感情移入して育てるものじゃないな、と。
 
席料だけで3000円も取られる88階のバーは予想外にほぼ満席。私はせいぜい1本2000円のぼったくり価格のビールをヤケクソに飲むのが精一杯。隣の席には20代と思しきいかにもボンボンな若者数人がヘソ出しオフショルダーの露出の高い女性数人とフランス産のシャンパンの入ったワインクーラーを囲んで座っている。

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歓談しているかと思いきや、それぞれが無言でスマホの画面を眺めているだけ。失礼ながらあの若さで彼らが自分で稼いだ金でこのボッタクリ価格のバーに来ているとはとてもじゃないが思えない。金持ちの子息だと思われる。そこから金を無くしても付き合いは残るのだろうか。なんだかとても退廃的に映る。持て余して心の底では楽しめていないような。
 
 
上海で生活する自分を想像してみる。たくさんお金を稼いで、ある日、猛烈に虚しくなって刹那的に身を投げそうな気がする。1人で上海に住みたくはないな。ここには長く居たくない。無性に家に帰りたい。息子達の汗臭い体臭。すぐに腹を出して仰向けになるマンゴー殿。つれない嫁。土いじりできる小さな庭。たまには実家の母に幼稚園の授業参観に出てもらうのも良いかと思ったが、さっさと帰国するべきだったか。
 
 
ダイエット記録
朝 ホテル朝食
昼 クラブサンドイッチと胡瓜汁
夜 肉炒め、隠元豆炒め、麻婆豆腐、ビール、カクテル4杯ほど。つまみのナッツ。
この食生活では痩せる気配は無い。
 

この世にタダなものはない。どう値付けするべきか。

この世にタダなものはなく、タダより高いものはないとさえ言われる。 中国人のチームの子から、「日頃の感謝の気持ちだから気にしないで」といってなんだか大きな箱を頂いた。 

 
以前の中国人との経験から、上司に贈物をするのは普通だし、それを拒絶すると面子を潰すし相手への明確な拒絶と受け取られかねないと忠告されたことがある。箱は大きいけど気にしないでね、とのこと。
 
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開けてみると中からは桐箱。傾城の美女の傾城か。その魅力に権力者を骨抜きにし、判断を狂わせ、国を傾かせるという「傾城」をブランド名に冠しているとは。
 
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桐箱の蓋を開けると、さらに中からは染付けの陶器の容器。流石に手書きではなく機械印刷だろうが、印判手のようにドットの粒状感が見えない。そんな安物には見えない。間違っても容器として捨てる代物ではない。
 
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とても密閉性の高い蓋を外すと、中からはお茶。紅茶だそうだ。とても芳醇な香りがする。西洋紅茶とも異なる香り。素晴らしい。
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私が陶芸するなんて話したこともない。お茶が好きだと話したこともない。率直に言って、かなり私の好みに合った贈物でとても嬉しい。
 

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夕食は外灘にある石造りの洋館の中にあるとてもお洒落なイタリアンレストランで、ミシュラン三ッ星レストランだという。窓からは素晴らしい眺め。
 
 
今や、東京より物価の高いと言われる上海。お安くないわな。ここまで歓待されると、何が見返りとして求められているのかほんのり背筋が寒くなる。とてもハンサムな覚えもないし、性格が良くて大好きだと思われている覚えもない。単に私のことが好きで贈物をくれたと思うほどおめでたい思考はしていない。
 
 
この「タダ」は滅茶苦茶、高くつくかもしれない。「あんなに気を遣ったのに、あいつは何もしてくれないよ」みたいに後ろ指をさされやしないか。
 
 
 

ルーマニア人新婚旅行夫婦を日本でどうもてなすか

空港からのホテルピックアップは1万5千円もするというので自分でホテルに向かおうとしたが、厄介だった。両替カウンターが閉まっており、自動両替機で何故か1万円札も拒否される。3階の出発カウンターのATMに行くも、そこでもカードが認識されない。仕方なくタクシーに乗ってホテルに向かった。ホテルで両替をし、その間に乗り逃げられたのではないかと不安の中で待ってもらったタクシーの運転手さんに多目にチップを払った。結局、1時間以上のタイムロス。昼ならばともかく、夜に到着する際はもうホテルピックアップを頼んでしまおう。

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そんなわけで、おはよう上海。

 

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相変わらず、写真を撮りたくなるホテルの吹き抜け。55階から80階までを見上げる。

 

ルーマニアに住んでいた頃の友人が夏に日本にハネムーンで来るという朗報が来た。

ネムー渡航先に日本を選んでくれるなんてなかなか名誉なことだと思う。カナリア諸島やモロッコやタイなどもっと安くてリゾート気分を味わえる渡航先はいくらでもある。
これは気合を入れて持て成さなければ。学生の頃に受けた海外での恩は倍返しがモットー。 
課題は、単なる旅行ではなくハネムーンという祝い事である点だ。 友人が何の仕事をしているかは知らないが、今もルーマニアで働いている以上、そんなに予算に余裕があるわけではないと思うので、メリハリをつけなければならない。 
わかりやすい豪華な宿泊 
エクシブ箱根離宮 
 
 ハネムーンならではのもの 
着物婚礼写真撮影 
夫婦で特注の何か 
 
 東京的サブカルなもの 
柴犬カフェ 
ロボットレストラン 
東京の夜景をヘリ遊覧 
新宿VR 
 
 安上がりに楽しんでもらう 
高円寺の屋台で焼鳥 
麦酒工房もしくは&ビールのクラフトビール コクテイルの古民家酒場
 
 
ダイエット記録
朝 お握り小
昼 黒猫軒3900円コースランチ
機内食 牛肉と白米、餡パン小
昼がカロリー過多なのは重々承知。生活と付き合いというものがある。

エルボープランク+サイドプランク+ヒップレイズ+ダイアゴナル2セットづつ

 
 

備忘録 旅籠屋丸一の好みの意匠と内装 藤田嗣治、小倉遊亀、土牛

 

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こんな大きな高杯というのも存在感があって良い。こんな植木鉢を作ろうか。

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注意を向けると石燈籠の中にお稲荷様が収まっていた。こんな細部の拘りや豊かさが素晴らしい。

 

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葉の繁げる瑞々しさが良い。梅雨の雨に打たれた美しさが増す。

 

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なんとも存在感のある猫の絵があると思ったらFoujitaのサイン。こんなところでも藤田嗣治の作品に出会えるとは。この絵は欲しい。この後肢のくるぶしと筋の描写が良い。

 

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フォウフォウさんがここにも。この髪型でもフランスでは貴婦人方にモテまくったらしい。

 

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輪郭が黒で骨描きされたイラスト的な絵でもある。

 

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絵の目ヂカラが強い。

 

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作画対象としては猫が優勢だが、小倉遊亀が可愛らしい柴犬を描いてくれていた。

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洋画のリトグラフやなんかも案外、合うのかもしれない。

 

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和室の天井は杉化粧板にしがちだけれども、照明も火災報知器もエアコンも白は選べるので天井もいっそのこと壁と同様に白に統一した方が和でありながらシンプルモダンにもなり、良いように思う。有機的な装飾は家具や調度品で加えていけばよいのでは。

 

天井に剥き出しにした化粧梁も節ありの廉価な杉材だが、印刷された模様が同じ杉天井板より遥かにマシ。

 

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家族風呂には十分過ぎる広さの貸切風呂。高度経済成長期の巨大温泉旅館ホテルの大浴場ブームから、それ以前の内風呂が複数ある様式に半世紀して回帰してきたのだとしみじみと感じる。

 

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眺望は期待していなかったけれども、窓を開けて湯船に浸かると猿ヶ京の山並みだけが見えた。

 

窓を引き違いではなく、引き込みにしたら大迫力、大開放の風呂になる。眺望のない黒湯、赤湯をそうしているぐらいなのだから、50万円近くかかると思うがその費用対効果はあると思うのだよな。

 

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貸切風呂は水周りが貧相な場合が多いが、こちらは三人が同時で身体も洗える設備の充実度合い。こちらのように杉スノコを数年毎に交換するつもりでいた方が綺麗清潔に保てそうだ。

 

 

朝 レモンパン、白パン

昼 唐揚げ弁当(それしか売ってなかった)

晩 とろろ蕎麦

外国人の友人にもお勧めできる。猿ヶ京温泉 旅籠屋丸一

  • 最新設備好きな妻を満足させる清潔な水周りや内装
  • 和の懐古趣味な私を満足させる古民家一棟貸切
  • 自由に借りられる開放感のある4つの貸切家族風呂で家族だけの時間
  • 子供を寝付かせた後には露天風呂付き大浴場を満喫
  • さらには部屋にも窓を開放して入れる露天風呂
  • あちらこちらに民芸陶器と額装された絵画、美術品
  • 豊富で洗練された美味な食事
  • 待合や鹿威しを備えた美麗な和風庭園
  • 豆から挽いて淹れてくれる珈琲マシンを配備した格式ある茶室
  • 浴衣や手拭いのデザインが古風で好み
  • 鏡の縁が木枠で好み
  • 体重計がハイテクレトロ
  • 古民家、日本の美術、そして人目を気にせず温泉を楽しめる外国人にお勧めできる温泉旅館

 

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 三国街道沿いにかつてあったという旅籠屋。いつしか廃業していた宿を13代目が再度開業に漕ぎつけ、現在は15代とのこと。

 

宿の所在も違うし江戸時代創業と言うのはあたかも断絶した年月が無かったかのようで大いに誤解を生むと思うけれども。2代前が江戸時代に再開業したというのも無理がある。こういうことが詮索される昨今、老婆心ながらこの宿には無用な煽り宣伝文句だと思うからやめたほうが良さそう。

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 明治から続く15代続いた豪農の蔵を移築した大浴場。

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 庭にはなんとも風情のある待合と茶室がある。今は丁寧に手入れされた喫煙所へと転用されている。

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立派な水屋が併設されていて茶碗も並ぶ。

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こちらが客室。最先端高機能マッサージ機が置かれている。80.7㎡の広々とした客室で一棟独立した家屋を貸切できる。

 

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洗面所も和にして新にして清潔。この鏡を黒の木枠で囲むのはとても好みな意匠。シンプルだが無機質ではなく味わいがあって良い。

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 客室風呂。

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 貸切温泉風呂。

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 もう一つ、貸切温泉風呂。空いていれば追加料金もなく、40分を目安に利用できる。こちらに家族で入った。

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 角の大きな窓を全開放できる半露天風呂。6人家族でも余裕で入れそうなゆとりある湯船。男湯と女湯に分かれて入るのではなく、時には全員で入りたい。家族を感じられるこの時間がとても好きだ。

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大浴場の待合。

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 あちらこちらに高機能マッサージマシンが置かれている。

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庭の一景。石燈籠のデザインも面白い。蹲の周囲に活着する野草が素晴らしい。とってつけではなく、しっかりと調和されている。

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すき焼き。ダイエット始めていたとしてもこれは食べないとな。サシが入り過ぎだろう。酷い。美味い。

 

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金蓮花の添えられた蛸とハマチのカルパッチョも感心する味。

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 この大径の丸平皿、ワンプレートランチの皿として秀逸ではないか。黒土に白化粧か白釉で角に黒土の地をのぞかせる感じで自分も作ってみようか。これ自体は轆轤ではなく型打ちの工業生産品のようだ。

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 しゃぶしゃぶ用の豚。いや、脂が多いって。でも美味しいって。やめて欲しい。

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白米には蕗味噌を載せてくれたり山椒の佃煮を載せてくれたり。汁椀は鯉こくだった。

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ココナッツのアイス、絶品なプリン、そして水果。

 

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明るいうちに家族で入る風呂も愉しいが、子供が寝付いた後にゆっくり入る温泉風呂も旅行の醍醐味。

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手拭い、渋くないだろうか。あ、持って帰ろう、と思った。外国人の知人なんかもこういうデザイン、喜んでくれるように思う。

 

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車のタコメーターのような体重計。針がギュンと動いて体重を指す。70。。。スピード違反というかなんというか。自分としては法定速度の60以下で人生を巡航していきたいところなのだが。不摂生の積み重ねは数字に表れている。

 

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こちらもインダストリアルなデザインで秀逸。ダイエットで取り敢えず3kg減らしたらとっておきのかっこいい体重計を買ってもらおうか。

 

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ぐっすりオヤスミ。

 

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我が家の一角をこんな風にリノベーションしたいと思わせてくれた和に最新設備と美術品を調和させた良宿。

 

 

外国人にお勧めの宿を聞かれたら、ここも候補に加えられるように思う。群馬で谷川岳登山やラフティングなどの体験と組み合わせたら最高な週末プランが出来上がる。

 

 

 

朝 旅館の豪勢朝食

昼 抜き

夜 真空低温調理ロースとサーロインステーキ、トマト、ほうれん草、西瓜、白米

夜食 カリントウ饅頭

 

あらら、晩御飯に白米を食べた上に饅頭まで食べてしまった。

 

初夏の爽やかな谷川岳。ロープウェイとリフトは幼児連れに快適。

 高円寺から初夏の谷川岳へ。初めて練馬インターから高速道路に乗って北へ、北へ、3時間。

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折角なので牧場ではなく谷川岳に行かせてもらうことにした。乗物好き幼児にはロープウェイとリフトのコンボは楽しかろう。御岳山をさらに雄大にさせたようなコースだ。

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立派な座椅子のついたゴンドラへ。

 

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ゴンドラ駅を出る寸前の加速に胸が踊る。

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緑が濃くて美しい。少し雲がかかった日で快晴とは言い難いけれども、この季節はまだ乾いてひんやり爽やかな風が気持ち良い。

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飛び込みたくなるような滝壺が眼下に見えた。

 

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ゴンドラ駅の展望レストランで昼食。ここは冬はスキーゲレンデ下のレストランとして機能する。学食にあるようなトレイにカツカレーや山菜うどんなどのメニュー。凝った美食ではないスキーゲレンデにありがちなメニューではある。

 

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ふにゃふにゃとした饂飩に漬けてあった山菜とお揚げさん。でも、不思議とガッカリもしない。展望レストランが目当てだし、子供は美味しそうに食べてくれる。

 

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まだゲレンデには雪が残っていた。

 

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大人往復720円、未就学児童無料。そこからさらに山頂までリフトに乗ることもできるのだが、その値打ちはある。山野草の生命力に溢れた斜面をギリギリの高さでリフトが上がっていく。高原植物やら蕨やらを眺められて楽しい。距離も長く、乗り甲斐がある。芽吹く草、咲く花の移り変わりを楽しみながら何度も乗りたい。

 

リフトは地表から1mの高さもないので、万が一、落下しても問題ない。時折、足裏に草が当たりながらグイグイと上がっていく。冬には5m近く積雪する山なので、夏と冬でリフトの高さを調節するのだそうだ。

 

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リフトで上がった展望台。ここから谷川岳まで登山すると2時間半ほどだという。

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山稜に続く登山道が双耳峰の谷川岳へと伸びる。美しい山だと思う。しかもこの規模の山に残り2時間半の距離までロープウェイとリフトで上がれてしまうなんて、半端な自分のような人間には有難い。子供が大きくなったら親子で登ってみたい。

 

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下りのリフトも眺望が素晴らしい。向かいに朝日岳が見える。

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牧場牛乳のソフトクリームというわけではないけれども、子供達はそりゃ、大喜び。夏は草原となったゲレンデでベンチに座ってソフトクリームを舐める。

 

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バイバイ

 

 幼児二人連れでも心配なく登れる、絶景の谷川岳。ひんやりと爽やかで快適至極だった。

 

 

 

 

 

朝 ヨーグルト

昼 山菜饂飩

夜 牛すき焼き、豚しゃぶしゃぶ、腹一杯

 

意志薄弱肥満中年男は結果にコミットできるのか。ダイエット開始。

ここ5年の間で最近が最もストレスまみれ。朝の6時に家を出て韓国出張、翌日も朝の4時に起きて仕事をしたり。欧州と夜に1時間半ばかり電話をすれば気づいたら帰宅は深夜。来週は上海か。

 

少し不眠症気味だ。深夜に日付が変わってから寝て、夜中や早朝に目が醒める。寝つきにくくなった。思わずメールチェックなどしてしまい、余計眠れなくなる。こんなことは今までなかった。

 

仕事が大変アピールをしたいわけではないし、仕事の話はこのブログでは書かない方針は守っていきたい。

 

マッサージに行ったら、毎回同じマッサージ師さんなのだが、なんだか普段よりも痛いし雑な気がした。しかし終わった後、マッサージ師さんに「今までで一番、体が歪んで張っていて酷い」と言われた。痛くされてる訳でも雑にされているわけでもなく、私の身体が普段よりも雑になっていたという話。

 

土曜日の午前中を寝て過ごしてしまうのも不本意だ。子供が何度も遊ぼう、遊ぼうとせがんでくるのをのらりくらりとかわしながら寝続けても、深い眠りに再度就けるわけではない。週末の一日を子供と遊ばないと、もう一日を陶芸やら他のことに費やすことも気がひける。全てが中途半端になっていく負のスパイラル。週末に家でいつもゴロゴロしているオヤジなんてのは、思い描いていたオヤジ像などでは断じてない。一緒にワクワクする遊びをしてくれる、快活で楽しいオヤジへ。

 

仕事のために健康を損ねるのが最も馬鹿らしいと思う。仮に健康を損ねて今の会社に勤め続けられなくなっても、会社が償ってくれるわけでも労ってくれるわけでもない。「健康管理も仕事のうち」「自己責任」と言われたらそれまでだ。家族の為にも、働き続けられる身体を作らねば。

 

 

ここらで一念発起して大幅に身体改造しようかと思う。

 

目的

  • これからの15年を働いていける身体に。
  • 週末も子供と朝から元気に遊べる身体に。
  • 40代の基礎代謝に即した食・運動習慣を。

 

目標

年末までに半年強で体脂肪率5%減。筋肉をつけて健康的に痩せるならば体重減よりも体脂肪率減が適切な目標だと思った。

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イメージ図の絞り込まれた体。


現状

  • 社会人になってから12kg太った。
  • 筋力は平均以下。
  • 洋梨体型、中肉中背。
  • 座ると腹に3本線が入る。
  • ベルトの上に腹肉が少し乗る。
  • ストレスは食べて解消する派。
  • トレッドミルなどマシンはすぐ飽きる。
  • ラソンを走ったことはない。5kmジョギングするのがせいぜい。
  • 運動習慣はない。過去にやっていたスポーツはスキー。もっとテニスとか通年でできるハードルの低いスポーツをやればよかった。
  • 基本的に飽きっぽい。
  • ワークフロムホームが週一回可能。
  • 電話会議や海外とのやりとりが多い。基本的に事務仕事、メール仕事。
  • 月の小遣い4万円。

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取組み

1次的に摂取エネルギーを抑えて、2次的にエネルギー消費を増やす。エネルギー消費は筋肉を増やして代謝を上げ、運動量には頼らない。

  • カロリー摂取量を抑える。
  • 朝食は豆腐。
  • 夕食は白米を食べない。20時以降食べない。
  • 夜のアイスクリームをやめる。
  • ラーメン、餃子をやめる。
  • 飲酒は2杯まで。
  • 太い筋肉から鍛えて代謝を上げる。太腿〉腹筋〉腕・胸
  • 寝る前に軽い筋トレ。スクワット、空気椅子、腹筋。
  • 仕事中に糖分が欲しくなったらラムネ。それかバナナ。
  • 週末は最低1回、朝食前に5kmジョギング。
  • 12階の職場から帰る際に階段を使う。
  • 毎日、体重計に乗る。
  • 進捗報告し合う仲間を作る
  • 毎日、食べたものを記帳する

 

これだけで痩せるのか。やはり週に1回でも2回でもジムで筋トレした方が良いのではないか。会員制でもいいから笑顔の素敵な美人が「はい、もう無理と思ったここからあと10回」と追い込んでくれるようなパーソナルトレーナーのいるジムはないものか。

ざっと調べるとパーソナルトレーナーのいるジムは2ヶ月で20万円以上。オススメのものは30万円以上なんて紹介サイトがゴロゴロ。安くないお金を払うと辞められなくなりモチベーションになるなんて言われると、この提灯記事めと思ってしまう。

お金を掛けずに苦痛も少なく痩せて筋肉をつけて健康を取り戻したい。甘いのかもしれないけれども、自力で試みて失敗せずして20万円のパーソナルトレーナーを雇う気にはなれない。

 

やはり楽しく運動する習慣作りがキモかもしれない。

  1. 身体に良い食習慣を達成できた際の自分へのご褒美
  2. 飽きずに夢中になれる運動
  3. 食べる以外のストレス解消法

この3つが弱い。何か模索していかないと続かない気がする。

 

取り敢えず、ジョギング時に快適に音楽を聴く為のイヤフォンを買おう。

ゲームのように運動できる新しいスポーツやらがないか調べてみよう。

 

 

急に体作りを始めるとか、まさしく中年クライシスの典型的症状ではないか。いや、健全な症例な部類なはずだ。高級車や高級時計に目覚めたり、出会いサイトに登録したり、若い女の子を追いかけ始めるより健全だろう。