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葛飾北斎展 富嶽三十六景

友人から招待券を頂いて、伊勢丹の催事場で開催中の葛飾北斎展に行ってきた。富嶽三十六景の四十六作品だけでなく富嶽百景も含め、ありとあらゆる富士山の構図への取り込みを試みた北斎は全くもって天才だというのが素人にもわかる圧巻の作品数。関東甲信越様々な場所からの眺めを描いており、首都圏に住む者なら馴染みの地名がいくつも出てくるのも面白い。かつてはここからもあんな風に富士が見えたのだな、と。

浅草寺の巨大な瓦を拭く職人が描かれる。




浮世絵で連想する絵柄は歌舞伎役者の横顔や美人の立ち姿だが、表情が死んでいるというか動きがなくて面白くない。懐紙が突風に巻き上げられる瞬間を描写したこの作品の躍動感たるや。背景の富士を時には写実的に、時には線一本だけで描くところは彼の美的センスとしか言いようがない。これが版画だというのだから。。。



なかなか見応えがあった。