春日和は急にやってくるものなのだな。あまりの陽気にハオルチアの一種「青雲の舞」を先々月に焼き上がった鉢に植えてみた。 くすんだ質感、かすれた釉薬。これでなかなか気に入っている。次は土っぽい轆轤を使わない花器でも作ってみようか。

友人に次々と子供が生まれていく。主人公は彼らの代へ。そして小生らは彼らを育む側へとまわる。 腹が減って泣けばミルクをあげ、ぐずって泣けばあやし、自分の時間なんてものはなくなって赤ちゃんの為に忙しく立ち回る。保育所に入れられなくてどうだとか、…

知人、友人と会っている最中、ふとした言葉をきっかけに堰が切れるように相手がわっと泣き出すということが数件あった。皆、気丈に振る舞っていても、なにがしかを抱えて思い悩んでいるのだな。 幾人かに公私とも順調ですね、と言われた。まさか。内情を知ら…

来客が来たからといって不思議と祗園の割烹料亭にいこうとは思わない。考えた挙げ句、義母をお連れしたのは白川の京都造詣芸術大学傍にある駱駝という四川中華料理屋。中国勤務が長かった知人がお奨めしていたので前から気になっていた。 カウンター席と5人…