カランコエ「仙女の舞」を救え

カランコエファングの鉢が既に2つもあるのに、仙女の舞の鉢を買ってしまった。

 

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もう1ヶ月近くも店頭に置かれ、寒い露天に吹きさらしで、葉も落ち、何せ250円の処分価格になっている。これでも売れないと廃棄されてしまうのではないか。

 

幸い、凍傷を負っている様子もなく、茎も触ると固い。痛んではいないようだ。

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直径1.8cm以上はありそうな立派な株だ。樹齢もそれなりに重ねているだろうに、それが250円とは淋しい。野良猫を拾うがごとく持ち帰ってしまう。再生し甲斐のある風貌だ。株元には茂っているものもバラせば10本は株分けできそうだ。

 

なんだか、作陶意欲が湧いてくる。「仙女の舞」専用陶器鉢を作ろうか。

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幹の太い株だけを分けた。
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なかなかこの太さの仙女の舞は掘り出しものではなかろうか。
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今年の春以降、しっかりと陽を当てれば大きな葉を広げてくれるのではなかろうか。
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ビロードというかフェルトのような柔らかさが魅力の葉。

 

再生の物語。

 

多分、何年にもわたって同じような感想を書いている。この世の中のモノの貨幣価値というやつに切なく、怒り、不可解に思う。それにしても250円ってさあ。

 

 

 

進歩し続けるカフェ「フェリーチェ」

西武線都立家政駅の近くにあるカフェ「フェリーチェ」まで3.5km近くを息子とジョギングした。少し遠くてなかなか行く機会は少ないのだが緑に包まれた好みのベーカリー、カフェ、イタリアンレストラン、花屋の併設された施設。

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カフェテーブルとして使われていたのが巨大なテラコッタの植木鉢に天板として円形のガラスが置かれたもの。しかも植木鉢の中にアジアンタムが置かれていて、それが緑の上に食器を並べる塩梅になって素晴らしいと思った次第。
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息子の注文したクリームパン。テイクアウトもできる。
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私の辛めのスパイシーチリドッグ。

例えばアジアンタムの代わりに育成用照明とサボテンを入れたらサボテンの上に食器を並べられるような、サボテンの群生を上から覗き込めるようなカフェテーブルにできるかもしれない。サボテン多肉好きにはたまらないローテーブルになるかもしれない。

 

 

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屋外は以前は造園会社の木を育てる園のような状態だったのだが、綺麗に整備していた。
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その広々とした空間を眺めるようにデッキチェアとカフェテーブルが並べられている。1時間500円で独占できるらしい。しかも冬の今はイメージが湧きづらいが桜が咲き若葉が芽生え、緑に包まれた空間となる。

 

今年の4月、5月は予約して1000円払って2時間ばかりゆったりと緑に包まれるのも乙かもしれない。ワインバーもあったので、美味しい焼き立てパン、ワインの午前時間。楽しみだ。

クソな時代を生きていく為のスキル

GAFAだのVUCAだの頭文字を繋げた造語の好きなアメリカ。CRAPというのもあるらしい。ちなみに私はFIREがしたい。Financial Independence, Retire Earlyの略で経済的自立による早期リタイアだ。

 

CRAP=クソな時代を生き抜くスキル

Creativity = 想像力

Resilience = 回復力

Adaptability = 適応力

Perseverance = 忍耐力

 

なるほどね。日本語訳を見るとしんどい字面が並んでいるなあ。コロナ禍に意識することが多い要素なのかも。

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CRAPは環境に適応して生き延びていかねばならない植物にも当てはまるのかもしれない。
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食害や風雨による損傷からの回復力。
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年間を通して、あるいは数十年、数百年スパンでの気候変化への適応力。
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日照りや日照不足、気候不順からの氷雪への忍耐力。

 

想像力は違うかと思ったが、山火事によって種を周囲に飛ばす種類、紅葉のように羽をつけて遠くまで飛ばす種類など進化の方向性も想像力に富むとも言える。

 

話は転じて喫茶店の休廃業が過去最多を記録したとのこと。喫茶店巡りを愛する私としては心が痛む。チェーン店ばかりの街は味気ない。

「2021年の「喫茶店」の休廃業・解散は100件(前年比26.5%増)だった。調査を開始した2000年以降、最多だった2018年(84件)を大幅に上回った。
 一方、2021年の「喫茶店」の倒産は61件(前年比8.9%減)にとどまった。コロナ関連の休業補償金や持続化給付金、ゼロ・ゼロ融資などの資金繰り支援が下支えした。」

 

2022年ツルオブザイヤー大賞

毎年1月に私の中だけで開催される最も素晴らしい蔓の形を決めるツルオブザイヤー。1月は蔓植物の活動もほぼ止まり剪定に最適な季節でもある。

 

選考基準は以下の2点

1.造形的面白さ

2.冬虫夏草的相性

 

6位入賞

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上の方に葛藤や逡巡がモヤモヤとして塊を成しているのが良い。蟲から垂直に立ち上がっているのも高得点。

 

5位入賞
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放出されたような躍動感と整った輪が高得点。

 

4位入賞
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輪の人工的な造形の面白さ。立ち上がりが垂直になるように補助してあげるとなお良い。鉢とセットにしてあげたくなる。

 

3位 銅賞
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W字。蔓の太さ、力強さ。電球のフィラメントのような左右に広がる螺旋が面白い。蔓という自然素材による非自然的造形。

 

2位 銀賞
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アール・ヌーヴォー的曲線美が秀逸。枝分かれしたそれぞれが逆巻きし、なおかつ先端で輪を作るのが高得点。冬虫夏草的に菌糸体が何かを探るように伸びる躍動感もある。

 

1位 金賞
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まずはなんといっても蔓の力強さ。太さから細さへの強弱変化が他に勝る。それに加えて自然ならざる意思を感じる造形が良い。2位と甲乙つけ難かったが蔓の太さに生命力を感じてこちらを選んだ。

 


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蔓はまとめてこちらの鉢に挿して保管している。

 

暇なのだろうか。暇なのだろう。宙ぶらりんで手持ち無沙汰な1週間。

陶蟲夏草鉢「大和兜」「団子」「大花潜」

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適当に白い乾燥植物を差したままのヤマトカブトムシ陶蟲夏草鉢。何を植えようか長いこと思案している。
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愛嬌のある顔をしていると思う。ポーズを変えて似たようなやつをもう、2、3個ほど作りたい。

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奇跡のように径が金属製円台にピタリと嵌って空中で固定された鉢。もう1mm大きくても小さくてもこうはならない。


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秋までは真っ直ぐに高く高く伸びていたセネシオ「七宝樹錦」。冬越しの為に断水したら倒れてしまった。サボテンにしろ多肉植物にしろ、耐寒性を高める為に水遣り頻度を下げて体液濃度を上げようとするとどうしても萎むことは避けられず、細長いものはこのように傾いでしまう。
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なんだこりゃ。
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団子虫の脚が倒れた茎を支えてくれている。
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もう、このまま枯らさず木質化させられたら七宝樹錦の懸崖仕立てになってしまうかもしれない。


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もう一つ、七宝樹錦。このように節ができるのが本来の姿だ。元々はこちらが親株で私が転倒させて上の節を折ってしまった。折れて取れたものを差し木したのが懸崖風になったやつで、親株にはまた新しい節が育ちつつある。
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こちらは太く育てたい。

 

エケベリア「錦晃星」、クラッスラ「神刀」、「希望丸」


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ビロードのような毛に包まれたエケベリア「錦晃星」が今年も綺麗に紅葉している。
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ロゼット型の葉の展開もその塊の一つ一つが咲いた花のようでもある。
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左の枝には蕾が出来始めていた。

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もっと左右に分かれていくと枝角らしくなるのだろうけれど、今のままではアフロのようだ。真ん中の内枝を剪定したら良いのかもしれない。


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三角形の筒鉢に植えていたクラッスラ「神刀」。
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鉢同様に観る角度によって印象が大きく変わる容姿をしている。
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近くに寄って観ると成長する葉の縁には透明の気泡のような細胞が連なっているのがわかる。
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定規で引いたような直線ではなく手書きの揺らぎが良いと思って作った鉢。また鎬のパターンを各面で遊んだような鉢を作ってみようか。


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我が家の古参株でもあるマミラリア「希望丸」。もっと上手に育てると古い幹にもっと白い棘を残せるのだろうけれども私のは灰褐色になってしまっている。屋外で雨風に打たれるままにしていたので黒ずんでしまう。
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新しく育つ成長点から2cmぐらいの範囲だけが光るように白い。

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市場性の無い駄株なのだろうけれども12年は手元にある株なので愛着がある。
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この白の中から小さな紅い花が咲く。

青山のサボテン多肉花壇

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柄にもなく港区青山を彷徨いた。岡本太郎記念館に来たついででもなければ私が好んでくる街ではない。それでも建物を眺めながら歩くのは面白い。

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目立つ、記憶に残る奇抜な建物が多い。これだけ地価の高い場所には建物を安上がりに節約する意味がない。
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時折り、埋もれるように江戸、明治時代から生き残った建物も見かける。違う路線だが奇抜。
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テラス席のあるカフェやビストロもちらほら。こういうテラス席の店が高円寺にも増えてほしいのだよな。広い歩道が少ない時点で難しいが。
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本題はこちら。流行と贅沢の街で見かけた花壇。
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なるほど、緋牡丹錦で赤、黄、桃色を出せば通年で華やかに飾れる。しかも水遣りはあまり必要ないし冬の寒風に当たらない場所ならば越冬もできる。
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アガベは雷神だろうか。それを緋牡丹錦が取り巻く。
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流石、青山。花壇も一捻り工夫されている。緋牡丹錦にこんな活用方法があるとはね。合理的な常緑ならぬ常彩花壇。