陶蟲夏草鉢「三葉虫」 x 著莪

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著莪の花が庭に咲く。Iris japonica。日本を代表するのは菖蒲や杜若ではなくこのシャガなのかもしれない。
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三葉虫に三輪の著莪。

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森の中に群生を見かけたりする。
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原種なので人が世話することなくとも綺麗に咲かせる。
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陶蟲夏草鉢「ゾウムシ」にユーフォルビア

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サボテンは頑丈でいて気づかないうちに貝殻虫の大群に襲われて枯れたりする。一番頑健なのは実はサボテンにフォルムのよく似たユーフォルビアではないだろうか。
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そんなわけでゾウムシ鉢にユーフォルビアを植え替えてみた。
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形状も粘菌子実体っぽさがある。なかなか良い。
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成長が楽しみな鉢になった。

陶蟲夏草鉢「ダンゴムシ 前半身起立」

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貰い手が見つかった。大学卒業したての新入社員を私の部下として預からせてもらった人で今は海外の遠国で働く。今や様々な困難を乗り換え異国でバリバリ働く一児の母だ。
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頑張って欲しい。
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ちなみにダンゴムシは出せば完売する人気モチーフだったりする。

 

人に害がないこと

子供の頃に掌に載せた人が多いこと

丸っこいこと

俊敏でなく驚異に感じないこと

 

そこらへんが理由だろうか。
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椿三昧

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この季節はどこにいっても街のあちこちに椿が咲いていて楽しい。我が家の玉の浦も大輪の花を咲かせてくれていた。花弁の縁の白があまり出ていないけれども。
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赤に白が入った絞りも良い。
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血潮も自分の手元に置くには重たいけれども街中で見かけると楽しい。
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ほぼ白に赤数筋。
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獅子咲の量感もなかなかだ。

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八重ではないが花弁の多い品種も。
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蕊の黄色が派手な品種はどうにも散らかる。
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私が一番好きなのは侘助やこの出雲大社藪椿のような小ぶりで一重筒咲のクラシックで慎ましやかな椿。八重や獅子咲は盛りの瞬間は派手で見事かもしれないが花が落ちた後が汚くていけない。

 

椿の真価は地面に点々と落ちてなお美しい姿だと思っている。
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そんな落ちた椿を拾って陶蟲夏草鉢に添えてみた。

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その小さな閉じた世界に引き込まれ、周囲の景色が視界から消えるような気がする。

花遊び 其のニ

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ペルシャ地方で6万年前からネアンデルタール人が墓にムスカリの花を手向けていたことが確認されている。原種からさほど姿を変えていないそうなので、ネアンデルタール人が愛でた姿を私たちも見ているのか。
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紫と翡翠色の組み合わせも爽やかで良い。
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ヨツコブツノゼミに庭の八重椿を挿す。この鉢も気に入っている一つ。ヨツコブの複雑繊細な角が破損することなく焼き上がったのも、陶肌が傷一つなく焼き上がったのも嬉しい。
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こうして見るときめ細やかなスベスベ陶肌。しかも工業的なツルツルでないのが良い。自画自賛
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手元に置いておいて春夏秋冬楽しめる鉢だと思う。
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庭から春の花々

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巨大に咲いたヒヤシンス。人為的に過度に栄養を溜め込まれた球根がそれを後先考えずに一気に吐き出すように咲く。少しグロテスクさも感じてしまう。
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部屋全体にむせるほどの濃い香りが漂う。
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私の自宅近所は濃桃色の花が多いように思う。窓辺に置き、朝陽を透かせると華やか。
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捧げ持つように鉢に挿された八重椿。
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蓮の花托のような花弁の重なりは豪勢。

 

花と陶鉢をあれこれ組み合わせるのは春の楽しみ。自分が小さな女の子だったら着せ替え人形で遊ぶのが好きな子になっていたかもしれないなどとも思う。