子供が夢中、実験ラボ「イマジナス」

杉並第四小学校が小中一貫の高円寺学園として統合されたことで杉並第四小学校は廃校となった。その校舎を改装して新たに誕生したのがイマジナス。

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SUGINAMIのアナグラムでIMAGINUSだそうだ。公募されたアイデアなのだそうで、考えた人は天才ではないかと思った。
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まだかなり新しく見える校舎がもう廃校となってしまったのは寂しいが上手に再利用してくれているように思う。

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内側に窓が多く明るい校舎。
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入口にはTeamLabのようなインタラクティブなデジタル落書きボードが迎えてくれる。
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注意書きにもユーモア、高円寺らしさが盛り込まれている。踊りすぎ注意。
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巨大な万華鏡は自分自身を投影できて面白い。
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肉眼で見ると単なる黒い布なのだがフラッシュ撮影をすると偏光して綺麗に映る仕組み。
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バスケットボールもダフトパンク。なんだそりゃ。
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1時間半の有料チケットを購入して化学実験ショーを観た。テンポよくジョークやダジャレが散りばめられとても楽しいものだった。USJやなんかでありそうな演者のクオリティ。
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これは一度は見る価値はあるのではないか。もっと知れ渡ってお客さんに来て欲しいと思った。
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その後は実験的に遊べるコーナーがある。
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より速く、あるいはより遅く木のレールの上を走らせるにはどのようにブロックを組み立てて車を作れば良いか何度も試行錯誤できる。他にもレゴで作るコマやらドライヤーの上に発泡スチロール球を浮かせてコースを回る遊び、マインクラフトなどあれこれ試行錯誤系の遊具があって制限時間では足らない興奮度合いで子供達は遊んでいた。
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こちらは3Dプリンター。今後、講習を受けた後はファイルを持ち込んで自分の好きな物体を作れるよう貸し出してくれるそうだ。

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大人の科学シリーズの実験キットなどもたくさん売られており、買って組み立てて遊ぶこともできる。

それ以外にも200円のメタルスライム作り、300円のシリンダーロケット作り、500円のレーザーカッター工作などその場で申し込んでアドバイスをもらいながら子供が遊べる工作が6種類ほどあった。

より高度なプログラミング教室、液体窒素を使った実験など有料実験メニューも豊富。何回も来て楽しめそうだ。

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COSTA運営のカフェもあり、ハンバーグやジャークチキンなどの食事やクラフトビール、ジュースなどメニューも豊富。味も満足できるものだった。
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結論として雨の日に子供を連れてくるのにとても良い施設。小学生の子供を放牧して親はカフェで酒を飲んで待っていられそうだ。こんなところが高円寺にできて嬉しい限りだ。

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人工芝だそうだ。柔らかく遠目には人工だとわからない。
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いいね、技術進歩だ。

 

秋は味覚で感じるタイプ。高円寺「椿」

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落ち着く味、杉勇の純米。
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秋刀魚ですよ、秋刀魚。最近で秋を一番感じた瞬間は中秋の満月でもなくこれだった。
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美味なやつだった。
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見上げるとススキに電灯の傘が満月のようだった。
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焼き味噌をちょびちょび箸で摘みながらお酒を舐める。
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茗荷たっぷりの手打ち蕎麦。
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蕎麦湯は滋養強壮スープな気がする。
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白露水珠のミラクル77。

迫力のマグロの中落ち「マグロマート」

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いつぞやの大学の友人と行った中野のマグロマート。
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マグロの各部位を刺身として食べさせてくれたりとマグロ尽くしなのだが臭みもなく美味。
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これまで弁当でしか食べたことがなかったが、マグロマートには店舗ならではの魅力もあると学んだ。
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名物のマグロの中落ちを木のスプーンでこそげ落として手巻き寿司にして食べる。複数で卓を囲むと盛り上がる一品。表を食べ尽くしたらひっくり返して裏も食べるのでなかなか量もある。
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美味いな。

 

家族と来たい。

高円寺阿波踊りが4年ぶりに復活

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地元住民が待ちに待った高円寺阿波踊り。溜まった鬱憤を晴らすかのような熱気だった。しかも本場徳島の阿波踊りが大雨に見舞われる不運があったので高円寺が希少な最大規模での阿波踊りとなった。コロナ前には3日間で100万人の観光客が集まると言われたが今年もそれに近いのではないか。

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リズムが速くなる瞬間が好き。
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3時間踊るのだから踊り子にも覚悟と修練がいる。しっかりと腰を落とし、膝を曲げ、脚を跳ね上げると美しいが体はきつい。なのに笑顔だと観客はもう魅了されてしまう。

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激しい舞に時折差し込まれる静止。
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ふくらはぎが張り詰める。
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コミカルな動きで笑いをとる男衆も。
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アジア連なんてのを初めて見た。各国の衣装を着て練り歩いている。もはや阿波踊りではなく単なるパレードだったけれどもこれが年を重ねるごとに各国の踊りを踊りながら練り歩くように進化して欲しい。
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もう、現地の踊りを踊ってみて欲しい。くるくる回転する舞踊だろうか。
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明るい表情に癒される。
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この4年間、それぞれに苦労があったのだろう。踊り子も開催がわからぬまま練習を重ねて肩を落とした夏を何回も迎えて。
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暑かろうに、涼やかな表情を崩さない。
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男衆も勇ましかった。
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17時に始まり、20時に終わる。カウントダウンをして時間終了でどこにいようと一斉に踊りを止める。決められた会場を踊り抜けるのが重要なのではなく、決められた時間を踊り切ることが重要らしい。
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この指先。単に全ての指をまっすぐに伸ばすのではなく柔らかなキメの形があるのだよな。
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陽が落ちてからは強い照明に照らされて衣装の袖がわずかに透けて見え、よりドラマチックになる。
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江戸っ子連の粋とやら。
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天水連、蝶舞連、江戸っ子連が好き。

 

来年は奮発して有料観覧席でのんびりビールでも飲みながら観覧しようか。

ほっこりする街の居酒屋「コッカラ」

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昨年11月にオープンしたという高円寺エトワール通りの家庭料理居酒屋。この入口のガラス戸が私の好みど真ん中。
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気さくなおばちゃん2人が経営しているっぽい。
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値段はなんとも良心的で味付けも優しく美味しい。とうもろこしのかき揚げは美味しくないわけがない。
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隣には日本在住14年のアメリカ人が流暢な日本語で豚汁をお代わりしていた。なるほど。温まる味だ。タコの唐揚げもつまむ。
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ウリは米にこだわったおにぎりでコンビニのそれよりも大きなおにぎりが一個260円。

 

コロナ禍で閉店してしまって寂しいと感じる店も多いが、こうして新しい店も出てきてくれた。コッカラは何度も来ることになりそうな予感。

陶蟲夏草 3鉢造形

蛹の陶蟲夏草ばかりを3つ作った。

 

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作ったさ。第一内歯の発達したフジ型ミヤマクワガタのオス。きっとミヤマクワガタ愛好家の目に留まったら「おお、フジ型だね。エゾ型もあるの?」と思うに違いない。エゾ型も作ろう。
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ガラス瓶の上に嵌める一輪挿し型陶蟲夏草。
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火焔茸っぽい子実体を生やした。


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こちらはヤマトカブトムシ。
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発達したジントラップを意識してみる。蛹か成虫かぱっと見ではわかりづらい気もする。


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そしてもう一つ、フジ型ミヤマクワガタのオスの蛹。
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蛹は見慣れてない人も多そうだから何これと言われる気がする。飼育している人にはにんまりとしてもらえるかもしれない。
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こちらも一輪挿し。
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エゾ型ミヤマクワガタの他に、ゾウムシやカミキリムシの蛹も作ってみたい。

2023年撮り下ろし真夏のセミヌード

夏の風物詩といえば深夜のセミヌード撮影会。無料のエンターテイメントだ。今年も蚕糸の森公園へ息子たちと繰り出した。

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20時に次男と見に行った時には羽化途中のものは見られなかった。22時過ぎに長男と見に行ったら目線の高さで羽化している個体がいた。多い木には10匹近くが幹を行軍している。

 

蝉の幼虫は真っ暗な地中にいてどのようにして日没を感知しているのだろうか。
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それにしてもこのエメラルドグリーンの美しさよ。このままの色でいてくれれば良いのに。緑の蝉だっているではないか。
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蛹にならない不完全変態の蝉は地上に這い出てきた段階で既にあの殻の中に翅が出来上がっているということになる。ということは幼虫の腹部の中も空洞なのだろうか。
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もう眼は機能していて私のことが見えている様子。光を照らすと僅かに身を捩らせるが脱皮中の最も身体が柔らかく無防備な状態ではどうにもできないのだろう。身動きできないのに見えるというのは恐怖でしかないだろうな。申し訳ない。
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反らすとまだ幼虫の殻と成虫の間には数本の電源コードのような紐で繋がっているのが見える。
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この瑞々しさはなんとも言えない。いつか陶芸でこの色、命の瑞々しさを表現してみたいと思う。


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30分ほどで翅が広がった。まだ乾いて強度が出るまでには何時間もかかるのだろう。

 

ようこそ、地上へ。弱肉強食と無駄死にの溢れた修羅の国へ。地中ほどの快適さはもう無い。

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側溝の方に歩いていく幼虫を見つけたので掌で掬い上げ、大きな木の幹まで運んでやった。そのうち「あの時、あなたさまに救って頂いた蝉です」と恩返しに来てくれても良いよ。期待せずに待っている。