白馬でしたいことリスト

白馬でしたいこと。それを端的に言うならば人生の楽しみ方の幅を広げ、無意識に課していた制約をとっぱらい、可能性を模索すること。

 

それを子供に見せたい。多様なバックグラウンドの人たちとたくさん会わせ、積極的に対話する楽しみを感じて欲しい。英語、火起こしや調理、野宿の嗜みを学ばせたい。

 

夏に2週間のリモートワークする。

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帰国子女の友人宅で英語生活を送る。

 

仁科神明宮の国宝社殿を拝む。

 

白馬鑓岳温泉。4〜5時間の登山で辿り着ける標高2100mの雲上の山小屋の絶景源泉掛け流し温泉に入る。

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蓮華温泉露天風呂。

葛温泉 かじか、高瀬館

 

ユカさん、シンペイさんの羊牧場に遊びに行く。

 

4末 中山高原 菜の花 4末

4月 小川村二反田の桜
4月 アルプス展望広場の菜花、桜
野平の一本桜、菜花、雪山
青鬼集落棚田
6月 栂池自然園水芭蕉八方池
霧ヶ峰、車山高原からの富士山

松川キャンプ場でキャンプ。

眺望の郷キャンプ場で天体観測

青木湖で夏にSUP。カヌー。水遊び。

蛍の里で蛍を眺める9/26 穂高神社 明神池畔 御船祭

紅葉の白馬山景を眺めてルーフトップテントで昼寝。
12月 穂高神社神竹

雪原で湯を沸かし珈琲を淹れて飲む。

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戸隠神社の5社巡礼。修験道の聖地、山奥の5社を巡りその空気感を味わう。御朱印集め。

元祖手打ち蕎麦 岩戸屋

戸隠民藝籠 手力屋

戸隠流忍者からくり屋敷。子供が無邪気に遊んで楽しめるうちに連れていきたい。

鏡池

大望峠で景色を見ながら昼寝。

 

木曽街道の宿場町を訪れる。

奈良井宿。木曽の大橋。

 

飲食店

成吉思汗。

チーズのウアレ。

美麻珈琲の池と丘の長閑な景色

白月の山間の眺め

 

アツムイ窯

 

チーズレストランシェフ、羊飼い、トルコ人シェフ、音響専門家、登山ガイド、政治家、スキー場経営者、ジャズベーシスト、いろんな人たち。

2024年GW総括

27日 4/24から始まったグループ展の在廊接客に初挑戦。いつ話しかけるべきか、そもそも話しかけるべきなのかわからなかった。開始初日に2作品お買い上げ頂いたようなファンの方はいつどこで会えるのだろう。

谷中銀座近くの「山ぎし」の鰻丼が特上3150円とお値打ちで良い。

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28日 4年ぶりに祖母が遊びに来てくれた。息子のお祝い。子供は久しぶりでも親しげに話しかけている。夏には遊びに行きたい。BBQ後に高円寺大道芸祭を観る。

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29日 朝、ジョギング。午後、息子をコナンの映画を観に連れていく。私はその間、新宿「らんぶる」で「銃座のウルナ」を完読。

 

30日 長野へ。昼過ぎに着いて善光寺参り。酒蔵「よしのや」で飲み比べ。60%精米の国産純米で作る純米吟醸柚子甘酒という子供も飲める絶品な甘酒に出会う。美麻珈琲で緑の中をくつろぎ、夜は焼鳥「花」へ。

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1日 4時間集中して仕事。池田市の山間の絶品蕎麦「かたせ」で天麩羅蕎麦をいただく。近所のアツムイ窯で穴窯や工房を案内してもらい森岡光男さん、宗彦さん親子に歓待いただく。猪口と花入を購入。大王わさび園でワサビソフトクリームを食べ、帰宅。夜は「Ou Aller」でムール貝ロックフォールの絶品マリアージュを知る。

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2日 仕事。30分で終わるべきことがトラブルに巻き込まれ3時間かかった。青木湖の友人別荘を借りてBBQ。白馬在住ネパール人シェフ、IT人材派遣企業のインド人、印日で会社経営するインド人など不思議な人たちと出会う。

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3日 1人で友人の車を運転して葛温泉「かじか」へ。再訪必至の森林浴露天風呂はとろみがあり湯の華が舞う源泉掛け流し単純硫黄泉。帰宅後友人と合流して2時間待たされるも粘って蕎麦「つばくろ」で蕎麦。帰宅後映画鑑賞「ロードハウス」

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4日 イマジナスの恐竜ワークショップに子供を連れて行く。昼はラーメン一蔵。午後は中庭で露天風呂。BBQに和牛コロコロカルビ、豚ロース。映画鑑賞「LIFE」「セッション」。セッションは百選入りの傑作。

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IMAGINUSの恐竜ワークショップは画像を読み取ると画面内の3Dにレンダリングさせて自分の色を塗った恐竜同士でレースできるというもの。

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虎柄だからトラケラトプス。フィギュアにも同じ塗装をした。出オチ感のある作品だが子供にはウケた。

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もう少し風情のある大人なビニールプールが欲しい。ビニールプール=乳幼児が使うものとは限らないのだよ。お湯を入れるので耐熱60℃性能も必須。

 

5日 朝から作陶三昧。16個の一輪挿しの土台を造形。夜はBBQ。和牛コロコロカルビに豚の切り落とし。

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6日 ジョギング。企画展に追加納品する作品の選定。鉢の植え替え。劇場座高円寺でGW中に催されるリトル高円寺に顔を出してアンリファーブルで昼食。葡萄の蔓の誘導。夕飯買物。夜はまたBBQ。炭火で焼いて生卵掛けハンバーグを白米に乗せて食べるのが美味。BBQを片付けて名残を惜しむ。

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GW中は6日間にわたって毎日、子供を11:00〜16:00の間遊ばせてくれるありがたいイベント。
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工作の材料がたくさん用意されており、工作して飾りつけたり、歌ったり踊ったり。劇団員のお兄さん、お姉さんや中学生ボランティアが相手をしてくれる。

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吉祥寺などに「挽肉と米」という炭火焼きハンバーグの専門店があるが、BBQ炭火焼ハンバーグはそれに習って小さく俵形にしたほうが焼きやすいように思う。次回の教訓としたい。生卵をかけて、味は申し分ない。

 

それなりに充実したのではないか。ムール貝ロックフォールのマリアージュ吟醸柚子甘酒などは嬉しい発見。在廊販売も初めての良い経験になった。後半はBBQばかりしていた。

 

 

 

白馬満喫 葛温泉かじかの湯

かじかの湯は再訪必須の温泉。

 

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1人で友人の車を借りて長野県の葛温泉へ。
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晴天に恵まれ、風は涼しく最高に気持ちが良い。
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涼風が抜けていく新緑の中のドライブはそれ自体が大層な気分転換になる。
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田圃の合間を走るのも遠景にまだ雪を被った白馬山系が眺められて気持ち良い。
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山を上がっていく。エメラルドを帯びた川の色。

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シダがまさに新芽を立ち上げ葉を広げんばかりの生命力に溢れたひと時。
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この造形を陶器に取り入れたい。
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いろいろとインスピレーションが沸く自然造形があちらこちらに。
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じゃらんから拝借)

葛温泉かじかの湯へ。1598年の慶長の飢饉の際に自然薯を採りに山奥へと分け入った村人が発見したという単純硫黄泉の源泉を掛け流して利用しているという秘湯。湯船には湯の華が舞い、とろみのあるとても気持ちの良い温泉だった。

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涼風が抜ける森林浴の露天風呂は最高だ。しかも熱すぎず1時間長湯してしまった。仕事のこと、家族のこと、陶芸のこと、白馬のこと。あれこれ様々な考え事が頭の中を駆け巡る。
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大町地元ハサイダーは甘すぎず爽やかだった。
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田圃にも水が入り美しい。
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青木湖にて。人のいない湖を前に寛ぎ、BBQをして寛いだ。
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人生、楽しまなければ。楽しむために生はある。そのために仕事も頑張る。

長野の激渋備前焼風焼締「アツムイ窯」

長野の備前焼とでもいうべきアツムイ窯。

 

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白馬から南へ大町、そして池田。その山の裾野にある評判の蕎麦屋に行ってきた。
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囲炉裏の切られた風情ある板間。
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窓から平野を見下ろせて気持ちが良い。
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山菜天麩羅蕎麦を頂いた。熱々の海老、さつまいも、そして名前のわからない美味しい山菜の数々。
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蕎麦も言わずもがな。長野の蕎麦は本当にレベルが高い。
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手打ち蕎麦「かたせ」で遠くの山々を眺めながら美味しい蕎麦を堪能した後、そこのご主人に紹介されて750m先のアツムイ窯という陶芸窯とギャラリーまで足を伸ばした。

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遠くから移築したという豪壮な大黒柱や梁を備えた家屋がギャラリーとなっている。
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その先の作業場にも案内していただいた。
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笠間の濱田庄司の工房と同じく、大きな窓に向かって蹴轆轤が並ぶスタイル。蹴轆轤を一度はやってみたい。整理整頓された陶芸家本職の仕事場に興奮する。
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親子で4年ほど前に築いたという登窯。ここでは施釉した器を年に3〜4回焼くそうだ。
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そして幸運なことに年に1回しか焼かないという穴窯がまさに焚かれているところを見学できた。1300℃まで温度を上げるそうだ。私が電気窯で焼く際には1230℃な設定なのでそれに比べかなり高音で焼くようだ。
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もう20年以上も前にお父様の森岡光男さんが築いたそうだ。森岡光男さんは鎌倉の明月窯で修行を始め、その後も備前を含め日本各地の窯元で修行され、焼締の魅力に取り憑かれて以降は自分の窯を開きつつ幾度か拠点を変え、最終的にこの池田の地に落ち着いたそうだ。
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ギャラリーのある母屋に移動する。
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このギャラリーの建物も雰囲気も素晴らしい。焼締の作風が映える風格ある日本家屋。
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中央には大きな囲炉裏があり、灰が美しく盛られている。茶道に用いる花入や茶器を買い求める客も多いのかもしれない。
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お茶と息子の陶芸家森岡宗彦さんが自ら梅を収穫し漬けたカリカリ梅を頂いた。まだ青い梅の種が黄色くなった短い旬に収穫しその日のうちに砂糖漬けにすることがカリカリの食感を残す秘訣なのだそうだ。
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お父様の森岡光男さんの猪口は7,000〜8,000円。息子の森岡宗彦さんのものは3,500〜4,000円。どれも素晴らしいが森岡光男さんのものはより丹波立杭焼きのような燻の入った薄手の焼締が多いように思う。
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息子の宗彦さんは子供の頃から粘土をこね、親しんできたそうだ。子供のこねたものをそのまま穴窯で焼いていたのだそうだ。なんという英才教育。

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陶芸するものの端くれとして作れるものは自分で作る。わざわざ買わない。しかしこういう穴窯の自然釉の器は早々に白旗を上げて購入。
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この立派な花入も購入させていただいた。こちらは激渋な焼締。

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この景色の素晴らしさよ。
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とてもホスピタリティ溢れていて作品も素晴らしく、親子の仲の良さも父への尊敬も伺えて応援したくなる素晴らしい窯元「アツムイ窯」。

ムール貝にはブルーチーズが最高に合う

ムール貝ロックフォールは極上のマリアージュ

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白馬の友人行きつけの西洋レストラン「Ou Aller(ウアレ)」へ。
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ここは厳選されたチーズとチーズを使った料理がウリ。冬には欧米人観光客で大繁盛するそうだ。
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素晴らしい暖炉。
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コロナ禍の中、白馬JAZZ FESTIVALがここで始まったらしい。

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これまでベルギーのブリュッセルに5回は行っただろうか。フランスにも5〜6回行っており、冬の名物といえばムール貝の白ワイン蒸しが文字通りバケツに一杯に出されるものを食べたりもした。しかし一度としてムール貝とブルーチーズが超絶的に合うことを教えてくれた人はいなかった。

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青黴チーズづくし。ムール貝は単なる白ワイン蒸しではなく鯛の出汁とともにバターも加えて調理し、より濃厚に仕上がっているということもあるのだろう。しかしそれにしても、それとブルーチーズの王様ロックフォールと合わせた時の衝撃たるや。なぜ、ムール貝とブルーチーズを合わせることをデフォルトにしないのだろう。
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たっぷりとラクレットのかかった山草や鶏肉、豚肉。コシアブララクレットが合うことも知った。

 

人生、まだまだ知らない楽しみ方がたくさんあるようなのが嬉しい。

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オーナーシェフのユカさんが出てきてくださってあれこれ話せた。昨年から土地を得て羊牧場をパートナーの方と始められているそうで今年2月に入って初めての出荷をされたそうだ。白馬に地場の極上新鮮ラム肉が供給されることになる。パートナーさんは羊の毛刈りのコンテストでミドル級で2年連続優勝している猛者とのこと。毛刈りも見てみたい。

 

是非、いつか羊牧場にお邪魔してみたい。

善光寺門前の信濃蕎麦「大丸」、絶品純米柚子甘酒のある風情ある酒蔵「よしのや」

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善光寺門前の蕎麦屋「大丸」へ。
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暖簾といい、店先で蕎麦を手打ちする風情といい趣が素晴らしい。

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ズルズルっと軽やかにお腹に収まった。
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蕎麦湯も美味しくつゆも飲み干して満足感に包まれる。

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門前入口を脇にそれて数分の距離に日本酒の酒蔵「よしのや」がある。素晴らしい建物を大事に残されていてテンションが上がる。
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酒蔵見学も無料で先に行うことができるようになっている。
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戦後間もない頃のTVCMのストーリーボード資料が展示されていた。この頃は軍人さんが身近だったのだろう。
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80年前の紙の資料が色褪せていない。
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ガラス越しに醸造設備も見ることができる。
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1950年代を中心とした日本酒のラベルコレクションなんてものもあって、全国の酒蔵のものご並ぶ。あまり網羅性はなく、私がよく飲む秋田や山形、福島の酒もほとんど見当たらなかった。昔と今では流通した酒蔵や銘柄の構成は大きく違うのか。昔は他県の遠方の酒などほとんど手に入らず、誰かが現地に赴いた際に買い求めたものなのかもしれない。
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春鹿、秋鹿は飲んだことがある。金鹿は初めて見た。
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一度、全国の正宗ラベルを集めようかと思ったが始められていない。その前に鹿ラベルを集めようか。
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コロナ以降で試飲させてくれる酒蔵はかなり減ってしまった。しかしここは気のいい店員さんがこれはどう、こちらも是非と勧めてくださる。磨き度合いが50%、40%、35%と異なる純米大吟醸とそれをさらに機械圧縮ではなく自重に任せて袋でポタポタと垂れさせて取ったものも飲ませていただいた。40%磨きの袋搾りは5000円、35%磨きの袋搾りは10,000円と全くもって予算オーバーなのだが是非飲んでみて欲しいと勧めてくださる。天国だな。

50%のものを機械搾りと袋搾りで比べると袋搾りのほうが違いは瞭然で澄んですっきりとしている。40%、35%は袋搾りのほうが確かにすっきりとより上品な味わいになるのだが、開栓語の数日のうちの味の変化ぐらいな違いしかないように思った。機械搾りでも十分に美味しい。悩んだ挙句40%磨きの機械搾りの純米大吟醸を購入した。
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さらに今回の幸せな出会い。純米吟醸のアルコール0%の甘酒が驚きの美味しさだった。これは良い。米のつぶつぶ感は皆無の滑らかな喉越し、砂糖無添加の米から引き出された60%精米吟醸だからこその純粋な甘さに柚子の爽やかな酸味が加えられた逸品。これはとっておきの「おもたせ」アイテムだな。私の飲んできた甘酒史上で断トツに美味しい。

 

長野善光寺参り 比類なき仁王像

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1人会社を休んで北陸新幹線に乗る。東京駅で買った「べっこう丼」と刺身に合わせて作ったという金澤のクラフトビールを頂く。駅弁の刺身の美味しさに驚いた。なるほど、ビールも美味。
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善光寺までは長野駅から徒歩で25分ほどの距離だった。バスもあるが、街並みを歩きながら歩くのがむしろ良い。
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遠い記憶で長野駅善光寺は来たことはあるはずだが記憶はない。門前にはきれいに整備させ保存された歴史的建築物が並ぶ。
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どれも古建築好きにはたまらない。
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宿坊も参道の左右に連なっており、建物はよく手入れされており美しい。
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見応えのあった仁王門。
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原型は高村光雲米原雲海の作だという。1918年に完成し設置されたとのこと。なるほど、大正という比較的新しい時代のしかも高村光雲という天才彫刻家による表現であるから古典的な特徴を残しながら真に迫る写実性と迫力があるのか。
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何せ頭や体躯、手足とのバランスが良い。そして筋肉のキレっぷりが尋常ではない。ボディビルダーにはとりわけ目を引くだろう。
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迫力がこれまで見てきた仁王像と段違いではないか。正直に言って仁王像ランキングをつけるとしたら一等かもしれない。
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この脚の筋骨隆々とした表現よ。
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素晴らしいものを見た。
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大伽藍。
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陶器、染付の陶灯籠もある。よくぞ破損することなく残ってくれている。風雨と陽に当たって陶器も劣化するものだと思っていたがそうでもないようだ。
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善光寺の素晴らしいのはこれだけの大伽藍でも背景は 市街地の人工的な建物群ではなく緑一色、山一色だということ。
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閻魔達磨なんてものがあった。インパクト大なり。