陶芸の内省

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1.5合入れ酒器。チビチビ飲む用。鈍色の釉薬を何かしら掛けたい。収縮率が充分に加味されていなくて容量が足りないかもしれない。


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これはダメだな。ジョウロ部分が不恰好すぎる。土に還したい。本体はそのまま転用して注ぎ口だけ作り直したいが、本体が先に乾燥しすぎてしまって無理だろう。愛情を全く感じない制作物。


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底を厚くして重心を低くした小さな陶鉢。長くヒョロヒョロと成長していく多肉を植えたい。胴に何を釉掛けするか、描くか次第だ。

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片口なのだろうか。躊躇った末に底に穴を開けずに終わった。酒器として使えるのだろうか。

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それなりに薄く綺麗な形を目指してしまっている。単純な真円ではなく撓ませてみたりしているが、「上手に造ってますね」と先生や陶芸仲間に言われたい願望を自分の中に感じる。しかし実体としては自分の表現したい何かが表出してるわけでもない器だし、自分の為に作っている器だとも言えない。


本当は、もっと好き勝手なものを作りたい。深く考えず、下絵も描かず、気儘に土をいじってる内に何とはなしに造った鹿だとか団子虫の鉢のような。それの轆轤作りによる器が作りたい。



絵で言うならば描きたい何かがあるのに、それ以前にデッサン能力が低くてつまづいている状態。精確に作れる技能を培った上で崩し、誇張し、好きなものを作っていきたい。しかし何度、轆轤を挽いてもその狂ったデッサンに失望して前に進めずにいる。


美術大学に入りたい学生が美大予備校でデッサンなどの基礎を鍛えるように、陶器でもっと自由に創作する為にも基礎を鍛えてもらえる学校のようなところに行きたい。

植物好きの遊園地「オザキフラワーワールド」夏の再訪


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毎度、訪れる度に興奮気味になる。そこらのホームセンターに並ばない植物があちらにこちらにも。


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今現在、多肉植物売場の一角が改装工事で閉まっていた。それでもまだ、かなりの多肉植物やサボテンが陳列されている。

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観葉植物の一角は上から下まで様々な種類が混ぜ合わさって陳列され、さながら温室植物園のよう。同種の植物を固めて陳列すれば売る側も買う側も楽かもしれないが、あちらこちらに置かれた株から自分の好みの樹形の鉢を見つける宝探しの要素がある。

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欲しくなる見事な紐サボテン。7000円か。小さな奴を2000円ぐらいで購入して、5年、10年とかけて大きく育てたい。そして30年、40年と家族の人生のお供にしたい。

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兜を柱サボテンに接木したもの。非自然な光景で面白いが、上物より接木の土台の寿命が短く、そのうち接ぎ替えしなくてはならない。また、強風や嵐に倒れてしまわないか心配になってしまう。

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蘭の根は空気に直晒しでも問題ないようだ。釣り忍の下部には蘭の根を晒したい。

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ここは巨大な鉢の品揃えも多い。西洋風、プロバンス風に合う白化粧塗りやテラコッタの鉢もセンスが良い。

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私好みな土肌の陶器鉢もあれこれとある。

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室内に大きな観葉植物を置くならばこんな爽やかな模様入りの鉢も良い。さらに言えば和文様だとさらに好みなのだがな。染付とは違うマットな質感が良い。

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今回、かなり買うか躊躇われたのがこの大振りの鉢。銅系統の溶岩釉でクレーターのような表面と、上部の緑から底部に向かうにつれ青みが増していく色彩も良い。結局買わなかったのは、植え替えたいと思っているゴーラムの葉の色と被ってしまい植物が映えないように思えたから。真っ白なサボテンの寄せ植えには適しているかもしれない。

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そろそろ、陶板タイルを自作し始めてもよいかもしれん、と思った。好き勝手に下手絵な多肉植物を描いてみるとか、毎年一枚、家族の象徴的なことを描いてみるだとか。

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あれこれ、こんなことを考えるのが仕事からオフになるスイッチ。

DIY素人でも多肉植物のアイアン風の棚が制作できてしまう

DIY素人だが多肉植物のアイアン風の棚をバルコニーに設えてみた。

 

テーマは無骨なインダストリアルデザイン。地震なども考えるとあまり何段にも増やしたくはないが、もう少し陽の当たる区画に多肉植物鉢を置ける容量を増やしたかった。
 
ホームセンターに行き、塩ビパイプを買う。通常の灰色のものと、Hiナントカと書かれた若干高い黒のものがあるのだが、塗り漏れがあっても目立たなそうな黒の塩ビパイプを購入した。中野にある島忠にはフリンジという壁や床と接続する為のパーツや、45度エルボー、4口チーズなどは売っていなかった。
 
  • 塩ビパイプ 1m 10本
  • エルボー 6個
  • チーズ 14個
  • 給水栓 チーズ1個
  • 給水栓 エルボー 2個
  • バルブソケット 5個
  • 給水栓ソケット 2個
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塩ビパイプは鋸でも容易に切れるそうだが、パイプカッターを購入した。これがあると、回すようにあてるだけでパイプの切断が速く容易にできるし、鋸のように切りカスが出ないのも楽だ。室内で作業ができてしまう。
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パイプを継手に差し込むノリシロは1.5cmほどを想定しておくとちょうど良いようだ。黒の塩ビパイプで作ると無塗装でもそれなりに見える。
 
折角、DIYするからには市販品には無い自由な設計にしたい。
  • 幅165cmのバルコニー腰壁に合わせて幅150cmとする。
  • バルコニーの袖壁の上に半分が乗っかるような脚の長さが前後で異なる棚。
  • 植木鉢の転落防止の柵付き。
  • 手前側に一部張り出した展示台。
  • 脚の長さを微調整して水平を確保できるようにする。
  • 鉢底から流れる水捌けを良くする。

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塩ビパイプには荒目240の紙やすりで表面に無数の傷を作り、ミッチャクロンを吹き掛けて下地を作った。これにより、塗料のノリが良くなるらしい。
 
さらにアイアンスチール塗料「ブラックスケールメタリック」を購入し、スポンジで塗った。刷毛目が付いていると如何にもペンキっぽくなるのに対し、スポンジで塗ると鉄の鋳型作りのザラザラのようにも見えてくれる。

 

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もっと細部に拘るならばエルボーもカットしたほうが良い。鉄製のエルボーは強度が高いので裾も短い。裾が長いのは、ある意味、塩ビパイプ感が出てしまっていることになる。

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用途上の必要性が無くとも、給水栓エルボーを使うとゴツくなってアイアン風の趣きが出る。

 

棚板が最も高くついた。スプルースが最も安いのだが、直射日光や雨に晒されるだけに耐久性が足らない。そんな中、見つけた「サーモウッド」というものが茶褐色で好みで、さらに耐久年数が8年程度と長いのも後押しとなって買ってしまった。なんでも、薬剤を使うことなく特殊な高熱乾燥方法により木材内部の糖質を変化安定させ、ヤニ成分を無くし、乾燥により水分が吸い込まれる穴が閉じている為に風雨にも強いとのこと。この板にさらに水性ウレタンを塗って皮膜を作ってやったので耐久性はさらに高まったと思う。
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手前の突き出した台の上に、手入れをしたい鉢を仮置きして作業しても良いし、バルコニーで寛ぐ際に鑑賞したい多肉植物をセンターステージのように置いても良い。
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このバルコニー以外には使えない棚だが、それだけカスタマイズのし甲斐のある適合した仕様にできたということでもある。
 
作り終えた感想は、「素人でも簡単にできる」というもの。もう少し複雑な構造のものでも、塩ビパイプカッターで切るのが簡単なので作れそうに感じた。アイアン塗料はこれ単一だと黒マットでしかない。茶色の塗料などでサビ加工したらもっとアンティーク感、インダストリアル感が出せるのかもしれない。
 
総制作費1万5千円ほど。耐久性の高いサーモウッドを使ったり、さらに耐久性を高める為に水性ウレタンを塗ったりと屋外仕様にする為にさらに高くついたように思う。しかし、既製品の棚でもこれだけの大きさだとそれなりに高いし、何よりも脚の高さの異なる棚などそうそう無いので、自作した満足度は高い。
 
 
 

バルコニーを整え、サボテンの実生に挑む

夏だ。何か新しいことに取り組もう。

 

仕事に役立つ本を読むか、語学を習うか。考えた末に、サボテンの実生に挑むことにした。サボテン愛好家の底なし沼の縁に踏み入れる行為だ。一見、仕事に役に立ちそうな付け焼き刃な知識を得るほうが有意義そうだが、それよりも平穏な心で仕事に向かえることの方が重要だという怜悧な判断の結果だ。

 

買えば一球、数千円はしてしまうサボテンだが、種から育てればたくさん得られるのではないか、との打算もある。

 

自分で焼いた陶器鉢に植え込んでネットで売れば、陶芸代の足しにできるかもしれないという妄想と下心もある。

 

まずはバルコニーを整えた。FRPの床はそのまま座ったり寝転ぶには殺風景だったので、ウッドパネルを敷き詰めてみた。30cm四方のパネルを50枚、値段にして1万5000円ほど。安くヤワな杉材に塗装を施したものではなく、アカシア材なのでこれに定期的に防水ウレタンを塗布して使えばある程度は持たせられるかもしれない。

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悪くない。くつろぐ際にはさっと拭いて、クッションでも置いて、珈琲でも飲みながら。週末に家で過ごすのがさらに好きになれそうだ。

 

 

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種は折角なら好みの品種のものを育てたい。成長の遅いサボテンを1年育てた結果、そこらの庭先で雨に打たれても育つようなサボテンだと切ない。

 

そんなわけでこちらが奈良多肉植物研究会から取り寄せたサボテンの純正の種。胡麻粒の1/4ほどしかない、くしゃみしたら吹き飛んでしまう小ささ。

 

月世界 20粒 600円

姫春星 20粒 500円

 

どちらも希少種ではないし、姫春星はホームセンターでも売っている品種だ。しかし巨大な群生株は実に見事で高値にもなる。同一株をたくさん持っていて結実させられたら種を売っても小遣い稼ぎになるのだろうか。

 

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育苗箱をホームセンターで買った。トレイが付いていて底に水を張ることで腰水で給水できる上に上から被せられる透明の蓋トレイも付いている優れもの。そう、上から水をドバドバと掛けるようなことはせず、底から水は吸わせるものらしい。

 

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姫春星の大群生。こんな見事なものはなかなか作れないけれども一株にこだわらずに複数株で群生させたら面白いと思う。

 

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月世界の群生はこんな感じ。まさに月面。一株を多頭にし過ぎると中が蒸れて油断するとあっという間に腐れてしまうことがある。実生の株を複数使い、かつ株元に通風をはかる鉢を考えてみようか。

 

平面をこんもり盛り上げるだけではなく、立体的な鉢にできないものか。

 

姫春星、月世界の群生の魅力を引き立てる鉢を考えてみたい。

 

削りと轆轤

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蓋物植木鉢を作ってみた。脚付きの器はそれだけで立派に見えてしまう不思議。蓋があると通気性が悪くなるので植えるものを選ぶ鉢になってしまうが、乾燥気味で管理できる多肉植物用途ならではの造形でもある。

 

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蓋には穴を一つだけ開けた。ここから茎を差し込み、根を生やす。茎を軸にして蓋をずらして通気や水やりすることも可能だ。蓋上面には鬼板で絵を描いてみたい。

 

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紐で吊るす式の植木鉢に鎬を入れてみた。白マットやなんかを薄く掛けて、白く出る部分、土肌が透けて見える部分と表情が多彩に出たら楽しい。

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後ろから見たところ。

 

 

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釉薬のテストは今後、お猪口にしていこうかと思う。

 

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こんなひしゃげた碗鉢も作ってみた。ううむ、イマイチ。釉掛けの工夫で面白みを出せるだろうか。織部にしたら、それっぽくなるのだろうか。

 

ここまでが削り作業。その後は轆轤で水挽きをしたのだが能率の悪いこと、悪いこと。

 

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iPhoneで接写すると歪むな。碗の形は天目、馬上杯が好みだ。これは御飯茶碗として食器使いしようと思う。

 

 

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果物を包む緩衝材で挽きたての柔らかい器を包んでみた。少しは跡がつくだろうか。

 

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少し大きめの鉢も作ったのだが、こちらも造形がイマイチだな。こちらも胴に鬼板で何か描いて誤魔化すか。

 

さらに猪口や酒杯を2つ造った。今回成形した器も全て、今しばらく鬼板の練習台としていきたい。

 

日本酒好きな知人への祝いに酒器を作ろうと思っていたのに。

 

双頭の羊の甕も作りたい。

 

久しく、自己満足できる鉢ができていない。

 

 

鎌倉 苔巡り 杉本寺 報国寺

 

 

八幡宮から東へさらに進んでいく。面倒ならばバスで鎌倉駅前から杉本観音前まで行くと楽だ。ここまでくると観光客は一気に少なくなる。

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さすが、鎌倉三十三箇所坂東三十三箇所、双方の第一番の札所だけあって風格がある。伝創建734年なので1200年近くにもなる。

 

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ここの仁王様、とりわけ阿形の顔の凛々しいこと。目に精気を宿しているように見える。

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ほんの数ミリの造形の差が全く異なる存在感の差となって表われるのだろう。好みで言えば、この造形のまま色を塗り替えたい。

 

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そして苔を愛する参拝者にとっての白眉がこの正面石段。石がすり減り苔が生して現在は通行できないが、それがまた苔の保護育成につながりなお美しい。

 

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苔の石段の脇の階段を上がる。背後にはかつて杉本城があり、足利方の武将鎌倉府執事を務めた斯波家長が、南朝方の北畠顕家に攻められ、この寺で自害した。それらの慰霊塔だそうだ。700年経った石塔は風化し藻苔類が根深く活着している。

 

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中央石段を上から見下ろしたところ。一部、苔が発光しているのではないかと思えるぐらいの緑の鮮やかさ。

 

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苔の選別をしているわけではなく、場所によっては銭苔が繁茂している。

 

杉本寺の苔の石段を堪能した後は、歩いて数分の報国寺へ。

 

 

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ここの苔床もこれまた素晴らしい。枝一つ落ちていない、毎朝、丁寧に掃き清められたであろう苔の絨毯。

 

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こちらは竹林が有名な寺でもあり、奥では竹林を眺めながらお抹茶をいただくことができる。

 

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京都まで足を運ぶことのできない旅行者にとって京都の苔寺と嵐山の竹林を代替する景色がここで得られる。さらに鎌倉内のどこかに千本鳥居でもあれば、外国人の目指す日本的な絵面が揃うのだけれども。

 

電車好き幼児と遊び尽くす 江ノ電と線路沿いカフェ

  • 江ノ電の眺められる甘味どころ
  • 江ノ電の眺められるカフェ
  • 江ノ電を横切って鳥居をくぐる神社
  • 江ノ電の描かれた御朱印
  • 気分転換に海と砂浜と江ノ島と富士山
  • 最後に非売品の江ノ電グッズを頂く
  • そんな鉄道好きの大人も子供も愉しめる1日コース

 

藤沢、鵠沼江ノ島、稲村ガ崎、長谷、鎌倉の各駅でスタンプラリーの台紙にスタンプを押すと非売品の江ノ電ゆるキャラ「えのん」のハンカチタオルが貰える。そんな1日フリーパスを600円で購入して藤沢駅から出発。

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 途中、通行人や車が入り混じる区間があってほのぼのとする。都営荒川線のような路面電車としての一面もある江ノ電

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早朝ならば稲村ガ崎で降りて、線路沿いから江ノ電を間近で眺められる「ヨリドコロ」で7:00〜9:00の間に注文できる朝食を食べるのもありかもしれない。そしてその後、駅から数分の距離の海に出て、運が良く天候に恵まれれば江ノ島と富士山が眺められるかもしれない。

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長谷駅で降りて殆どの人は長谷寺鎌倉大仏を見に行くけれども、電車好きの子連れならばここは御霊神社へと足を伸ばしたい。

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何せ、踏切を渡って参拝するという珍しい神社。探せば紫陽花などの季節の花と江ノ電、鳥居を収められる絶好の写真構図が見つかるはずだ。できれば額縁に入れて飾れるような、神社と江ノ電と息子の写真を撮りたかったが息子に何枚も写真を撮らせてくれるような辛抱は無い。一瞬の好機をモノにできる腕が無いと難しい。

 

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ここの目玉は江ノ島電鉄の描かれた、参道から鳥居を眺めた構図が織り描かれた御朱印帳。折角ならば鎌倉三十三か寺巡礼や鎌倉七福神巡りはこの御朱印帳で集めたら良いかもしれない。猫の後ろ姿がいい味を出している。

 

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達筆。書道としての優劣は知らないが、デザイン性に優れた御朱印の崩しは好きだ。随分と若い女性が書いて下さった。書道部や書道で志す若い人の定番人気バイトだったりするのだろうか。

 

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鳥居のすぐ前をまた江ノ電が通り過ぎていく。参拝者にとって踏切と線路がもう一重の結界のように感じる。踏切の手前という俗世に踏切の奥の神域。

 

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ここら周辺の町並みが面白いのが踏切を渡らないとたどり着けない玄関を持つ家がちらほらとあること。立ち入り禁止と言われてもね。友人の家を訪ねに行くのも少し緊張する。家人が徘徊老人にでもなったら生死に関わる。

 幼稚園の先生が家庭訪問する時はどうするんだろうね、引越しする時は引越し屋さんは電車が通るたびに作業を止めないといけないかもね、と好き勝手に想像を膨らませたお喋りを息子としながら歩く。

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和田塚駅に到着。プラットホームに降りてすぐ、線路の前に木造の古めかしい茶屋がある。

 

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本当に柵も何もない。ボケっとイヤホンで音楽を聴きながら出たら危ない。そのぐらい生活の中に電車が溶け込んでいる地域だということでもある。

 

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甘味処「無心庵」から眺めた江ノ電

 

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店内は落ち着きのある和室で古いながらも清潔で冷房が効いていて真夏日にはありがたい。

 

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伝統的なあんみつや汁粉が中心。この高台の器が貫入が細かく入った深い青緑色で綺麗だった。高杯多肉鉢を量産したくなる。

 

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糖分も補給して再度、江ノ電に乗って移動。鎌倉駅で降り、杉本寺や報国寺を回った。

 

八幡宮周辺や鎌倉駅までの間には飲食店も多いが混んでいる。本日のテーマは江ノ電を満喫し尽くすことだったので、また長谷駅に戻り、これまた長谷駅から徒歩数分の駅裏手にある線路沿いカフェへ。

 

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カフェの軒先に座ると、もう駅が見える。

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タコライス1100円。まあ、鎌倉価格だけれども江ノ電ビューだし、他に客はおらず落ち着けたし、普通に美味しかったのでよしとしよう。

 

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大仏ビールを飲みながら、目の前を行き交う江ノ島電鉄を眺める。ちなみに大仏ビール、日本酒「天青」の蔵元である熊澤酒造の売り出している湘南ビールの1製品でなかなか暑い中で飲むのに重すぎず爽やかで美味かった。

 

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さようなら。君のことは忘れないよ

 

カールおじさん

もうすぐ見納め。

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江ノ電沿いの見所はどこも駅から近いので、さくさくと回れる。鎌倉駅から杉本寺などを回った時間も含めても10時から14時までの合計4〜5時間ほどだから幼児の体力でも無理が無い。大人だけならば稲村ガ崎の温泉に入るなり、もう少し長居できるだろう。


大人が幼児に付き添っても愉しめるし、大人だけでも愉しめるコースなのではないか。