サボテン鉢と虫死骸鉢の窯出し、羊鉢の造形

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焼き上がった。その重量4750g。つまり焼成費4750円。高いな、おい。一つの作品における焼成費の最高記録更新。

マグネシヤ釉は粘性が高く垂れにくい釉薬と言われるのに、盛大に流れた。流れないのが良かったのか、流れた方がアクセントとして良かったのか正直わからない。全て白塗りという案もあったが、商品感が出てつまらない。これはこれで愛着が出てくるだろう。

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突起部分に赤土の地が出て、真っ白一辺倒よりも表情が出てこれは狙い通り。

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ラスター釉の縁は直線的すぎたか。スポンジなどで境界をぼかせば良かったかもしれない。

全体としてはまずまず成功か。


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虫の死骸を載せた鉢も無事に焼き上がった。触れば折れそうな細い脚も釉薬に閉じ込められてくれた。こちらは「花潜り」。ハナムグリとカタカナで書くよりも漢字で書いてあげた方が風情のある虫だ。

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名前にちなんで綺麗な花が咲く多肉植物を植えてあげようか。

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こちらは「象虫」。長い鼻も触覚も土台から浮いた状態で無事に焼き上がった。

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なかなか逞しい太さの脚。もう、資料無しで作っているので妄想昆虫に近い。こうして見ていると、身近な虫ほど出来が良いように思う。象虫は実際に見た回数は少ないし、実物はとても小さいので些細の記憶がない。

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「蝉の幼虫」。

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この穴からにょきにょきと生えてもらう予定。何を植えようか。銀月、オーロラ、茎立ちする矮小エケベリア福娘のようなクラッスラがうまく収まってくれそうに思う。

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ここに、大雀蜂を乗せた鉢を加えたい。脚がどんなに細かろうと、土台に釉薬で癒着させてしまうならば問題がないことがわかった。「蛾」、「天道虫」、「角蝉」。あとは庭に来る馴染みの虫だと「黒揚羽蝶」の幼虫、「透かし羽」も可愛い。メジロのような虫だ。望まない来客だけれども「亀虫」もよく見る。庭で見た虫を順次、作品にしていくのも楽しいかもしれない。


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ここより先は先週の続きで山羊、羊鉢制作。こちらはマンクスロフタンの頭。珍しい4本角の羊だが、6本持つひつじも時折、生まれるという。3対目がどこから生えるのかがよくわからない。

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脚をつけて、胴長にデフォルメして多肉植物を一列に複数株も植えられるようにしてみた。

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ムフロン羊の頭。

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後脚で頭を掻く姿というなかなかアクロバティックな造形。角が折れずに無事に焼き上がってくれるかどうか。

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この後、後脚の脛が曲がっているのを修正はしたものの、写真に撮っておいて後から眺めるとあれもこれも直したくなる。もう、乾燥が進んで手遅れだろうな。


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仰反る姿勢のパサン山羊も土台を外しても自立してくれた。

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マーコール山羊の脚が折れていた。乾燥して水平方向に収縮する際に棚板に接面して荷重が掛かっていると、折れてしまうようだ。同一種の土でタタラを作り、それに乗せて乾燥させ、焼いてあげる方が良いのだろう。


この細い脚で無事に焼き上げるのはなかなか至難だ。体の支えやそこに敷いて一緒に縮ませる土台板など、もっと手当てして制作すれば成功率は上がるのだろうけれども、なかなか面倒臭さが優ってしまう。気まぐれに気が向いたものしか作らないと無事に焼き上げるための補助に時間をかけたくない。



窯出しの結果も満足だったし、造形もそれなりに進められて本来なら満足度の高い1日になったのだろうがそうはならなかった。


ショックなことに、陶芸教室のクラスが閉鎖になってしまった。今日、教室に出向いたら、オーナーから本日で先生が来られるのは最後でもう教室は解散する旨を伝えられた。私に関して言えば合鍵もあるし道具類の使い方や片付けも一通り知っているのでフリーで週末に好きな時に作陶して良いとのことだが、教えてもらえる先生はいなくなってしまう。新規申し込みの方もお断りしたのだという。

同じことを繰り返す分には先生に聞くことはないのだけれども、全く新しい技法に挑んだり、石膏型を作ったりする時に特に問題が発生した際には先生の助言がまだ私には必要なのだが。


帰宅してからも喪失感が増していく。2020年の1月は仕事も私生活も喪失感だらけ。

作陶 山羊 三匹

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山羊の形をした多肉鉢を作陶した。

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造形のスピードも精度も上がってきているかもしれない。3時間で3頭も造れてしまった。

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螺子角のマーコール山羊は大人しそうな、少し若い山羊の表情になった。

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このカシミヤ山羊は少し壮年の山羊か。首を傾げている。顎髭もあるからアルガリ羊ではない。

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ただ、リアルに実寸法のプロポーションで作るだけでは面白くないので顔は小さめにして首は長く、そして胴は植木鉢の用途に合わせてかなり太く作ってある。

ヘタウマを目指して

指趾が残った雑な表面

それでいて、頭や脚は少しシャープに

体に動きをつけて

デフォルメのちょうど良い度合いが難しい。

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根の短いサボテン ならばそれぞれに二頭づつぐらい植えられる。

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頭目のパサン山羊も完成させたのだが、写真を撮り忘れた。蛇でも見たのか、驚いたような態勢で仕上げた。

手持ちの体格が小さくて同じぐらいの三角鸞鳳玉とペンタとホリダを山羊三兄弟に植えようか。


角が太く節のあるアイベックス山羊も造りたい。そうなると4本角のマンクスロフタン羊と大巻の角を持つムフロン羊も作りたくなってしまう。一応、短い尻尾で髭のあるのが山羊、長い尻尾で髭のないのが羊の一般的な見分け方だけれども雌雄でも種類でも例外だらけで山羊と羊は紛らわしい。

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巨大サボテン鉢もついに本焼きするために窯入れ。酸化焼成で焼き上げる。来週末には出来上がっているわけか。楽しみだ。山羊の頭と歯車も素焼きのために小窯に収めた。



DIY 階段横壁に本棚を作り込む

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階段の横壁をニッチのようにくり抜いて壁紙を貼っておいてもらっていた。そこをこれまで3年間も全く活用していなかったのだが、今回、ようやく金具とネジを使って棚を作り込んだ。


棚板は反ったり歪んだりして欲しくないのでサーモウッドを使用した。高温処理して防水防腐性能が高められており、水分量が減っているので経年での反りが少ない。色も焦茶色で好みだ。

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長さ1920mm、厚さ15mm、幅130mmの板を追加カット料金はかかるが幅105mmに切り落としてもらった。廊下を通る際に、棚板の角に服が引っかかる恐れをなくしておいたのはよかった。

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下三段を文庫本に合わせて作り、最上段はA4サイズの雑誌を表紙を見せて置けるようにした。文庫本はおよそ180〜200冊ほど入る。さらに端材を棚板の端に接着剤でつけて、雑誌が滑り落ちないようにした。悪くないではないか。ほんのり、カフェの本棚風。

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左側は最下段を大判の本に合わせて220mmの高さ、2段目と3段目を新書に合わせて180mmにすると、都合よく最上段は文庫本にぴったりの高さが残った。こういう時に、とても嬉しくなる。

敢えて最下段だけ全長945mmの板をニッチ一杯に渡し、その上は600mmの長さを2段重ねた。吹き抜けに空いた高さのある空間に縦長の花瓶だとか、置物を置けるようにしてみた。生花とかしたいね。お気に入りのドライプランツを投げ込んでおくのが良さそうだ。

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全体として、なかなかの出来ではなかろうか。自画自賛

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ホコリが溜まらず、取りやすい絶妙な高さ。どや。



合計、9000円ほど掛かった。サーモウッドが板1枚で1800円近くもするのを4枚も必要としたのが主因。金具も8個使用。DIYはけして安くはない。

しかし既製品の化粧合板を使ったような安っぽい棚でも似たような値段がするのだから、無垢板で作り込んでデッドスペースを有効活用できたことを思えばその値打ちはあったのだと思うことにする。


書斎に壁面一杯の本棚を作りたいのだが、その準備運動のようなものだ。



作陶再開 巨大サボテン鉢の釉掛け、歯車成形

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ギックリ腰から復活して戻ってきた陶芸。この高さ40cm超えの巨大サボテン植木鉢を無理な体勢で持ち上げてギックリ腰になった。

同じ工房から新日本工芸展にも出品、入賞されている方が昨年、作陶を辞められたがその理由が高齢化により重くて大きな作品を持ち上げられなくなったからだと言っていた。ならば小さな軽い作品を作れば良いではないかと周囲は言ってしまいそうになるが、造りたいものを造れないならば意味がないのだよな。その気持ちはよくわかる。茶碗を作れと強制されたら私も辞める。

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全面マグネシヤを掛けたその下部4分の1を削って落とす。これがえらく時間がかかって1時間ぐらい費やした。容易に剥離しない程に染み込んでいる。

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そして底辺部付近に金ラスターを一周。垂れるのが怖いので、ブロックか何かを底にかませて焼こうかと思う。還元で焼いたらどうですかとも言われたが、還元焼成は酸化焼成よりもグラム単価が1円も高いのだ。4kg超えのこの作品ではキツイ。


土を入れると10kg近くになるかもしれない。台風にも倒れないが、おいそれと気軽に持ち運べない植木鉢。4月の合同作陶展には運搬したくないので出さないつもりだったが、出してはどうかと勧めてくれる人も多く、そうなると土を入れずに車で運んでもらうことになるか。

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先日見つけたスチームパンク専門店「レヴェリーエンポリウム」で購入した歯車型コースターを使ってタタラ板で複製してみた。植木鉢を置く台にしても良いが、組み合わせて立体造形にしても良いかもしれない。


もう一つ、小さな鹿のオブジェ を造りかけていたが形が決まらなくて潰した。横着をして一発で薄く立体的に作ろうとすると形が歪む。少なくとも2回に分けて乾燥させながら作らないとやはりダメか。急がば回れ


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焼成待ちの作品が増えていく。窯を満たすだけの分量まで作品がたまらないと焼かれないので、還元焼成なんかだと半年近く待つことにもなる。それがもどかしい。

西荻窪カフェ巡り:村田商店、珈琲高村

少しばかりお勉強する本を読みにカフェ巡り。気分転換に西荻窪へ。

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POTという老舗喫茶店を居抜きで引き継いだ「村田商店」へ。古道具商も併設していて、短い滞在期間の間に何人も客が来てブリキの水差しやらガラスのデザートカップやらを買っていく。

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椅子は教会から流れてきたと思しき木製の椅子。

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王道な喫茶店ケチャップナポリタンだが、ここではうどん麺を使って作ってくれる。650円也。粉チーズを掛けたり、タバスコを掛けて味変させながらペロリ。うどんは腹に溜まる。

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非売品の木彫りの飾り。昔の全国の珈琲の異名が書かれている。

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左右対になった招き猫。こういうものを見ると刺激を受けてマンゴー殿の招き犬を作ってみたくなる。




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数章を読み、店を移動。お次は珈琲高村へ。雑居ビルのどんつきにある、隠れ家感に溢れた喫茶店で珈琲、酒にケーキ類の軽食主体の店。開店してまだ1年半ほどだという。

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深煎りのインドネシアシングルオリジンの豆を使った珈琲が2杯分の大容量で供される。生クリームがたっぷりのシフォンケーキも絶妙。本格的な焙煎珈琲屋で豆の種類も豊富。

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なんだかとても居心地の良いカフェだった。天井のランプもインダストリアル風で無骨。LED裸電球。壁には所狭しと今は失われた遺物のようなCDが並ぶ。オアシスやニルヴァーナなんかの懐かしい、煩くない曲が心地よい音量で流れる。

窓際に座れば自然採光が本を読むにはちょうど良く、華が品よく活けられ、窓の外の小さな庭には睡蓮鉢のビオトープや植木が目を楽しませてくれる。


写真では伝わらないだろうな。派手な目を引く何かがあるわけではない。ただ、バランスが良いのだ。自宅の近くに欲しい一軒。


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私の好きな植物屋にも立ち寄ると、いつも枯れた草花を置くこの店も正月商戦の賑やかさだった。

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迫力のある自然造形に魅せられる。店主に聞くと「ラフィア」という植物の実だという。「松とかそんな針葉樹に似た植物ですかねえ」と言うと「たぶんそんな感じだと思います」とのこと。調べたらラフィア椰子の実だそうだ。全然違うじゃないか。案外、適当なことを言うのだね。

珍しい植物を置いてあるから店主は植生などにも造詣が深いのかと思っていたがお洒落インテリア的興味で取り扱っているだけなのか。まあ、期待値の問題なのでそれはそれで構わないのだけれど。

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アンティーク家具屋なんかも多くて、カフェからカフェに歩いて移動する合間も楽しい。

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住宅街を歩いていると「坂の上のけやき公園」に出くわした。立派な立派な欅の大樹でどうやらハーネスをつけて本格的な木登り遊びもできる木のようだった。その欅を真正面にしてカフェがあり、こちらも次回、暖かい季節に来てみたい。


高円寺にスチームパンク愛好者の聖地的店を発見「レヴェリー エンポリウム」

  • スチームパンクをテーマにしたプロショップ
  • 計測機やパイプ、雑貨が充実。
  • ドレスやパンツ、帽子、ゴーグル、アクセサリーなども1点ものばかり
  • 単なる海外からの持ち込みではなく、和柄や着物を取り込んだり和スチームパンクなどの個性的なアレンジ
  • 店長が自分でも制作しているので知識豊富。
  • 本格的な店なのに素人にも優しい接客。
  • 隣のカフェに珈琲やケーキを注文してこの濃厚空間で頂ける。
  • 英語対応可能。外国人を連れてきても良さそう。
  • 店長がイケメン。衣装がすごい。写真映えする。
  • ネット販売もしている。現物を見て、後でネット注文するのも可。http://reverieemp.base.shop
  • 作家さんにオーダーメイドも可能
  • 値段は良心的だと思う
  • #船長のお店

 

なんだか全身が正月休みの終わりを受け入れられないでいる最終日曜日。ギックリ腰とともにどこかに消えてしまった労働意欲を励起させるべく高円寺を徘徊パトロールした。

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高円寺駅に近い長仙寺も正月の装いで門松が飾られている。

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いつ観てもここの鬼瓦は迫力がある。左側は口を閉じていて左右の対で阿吽形となっているのだが、やはり阿形は夜に光る歯が怖い。ここ以外に般若の鬼瓦を知らない。

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チーズ喫茶「吾輩ハ山羊デアル」の看板山羊。ヤフーショッピングで8200円で同じものが売られている。こんな立派で大きいのに安いな。

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高円寺らしからぬ高貴な紋章を掲げた店があったり、

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シャッターが閉まっている間は関わってくるなと言わんばかりの緩いイラストが描かれただけの古着屋があったり。高円寺は地方出身の独身者が多いといわれており帰省している人が多いからか、年末年始は至って静かだ。

 

イラン人の親父が作る名物ラーメン屋「BiaBia」が年末に閉店していた。「Meat Market」という焼肉屋も閉店して「東京のへそ」という居酒屋になっていた。目を配ると店がひっそりと消え、新しい店ができている。南大通には「itoma morning&night」という地中海料理屋ができていた。8:00〜11:00, 18:00〜23:00という昼をやらない代わりに朝をやる変則営業時間。朝の競合は少ないし、だらだら11:00〜18:00まで開けるよりも効率は良いのかもしれない。

 

流れに流れて、ルック商店街の郵便局の近く、「マッチングモヲル」というカフェの向かいに知らない店があることを発見。

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この標識が目印。これがなければ知ることはなかったと思うし、これを見て路地に入ったアパートの3階まで足を運ぶ人がどれだけいるのだろうか。高円寺の真価は路地裏と二階にあるのだぞ、と声高に言いたい。

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てっきり前衛喫茶「マッチングモヲル」が変わったのかと思ったが、その向かいに新たに2019年4月にできた店だそうだ。鉄製の昭和な集合住宅にありがちな金属ドアを開けると濃厚な空間が広がる。

 

なんでも「Reverie Emporium(レヴェリー エンポリウム)」はスチームパンク専門店だそうだ。スチームパンクと聞けば大友克洋のアニメ映画「スチームボーイ」を思い出す。そしてなんといっても2020年の東京オリンピックを1982年時点で予言していた「AKIRA」を思い出す。また観たい。

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見よ、この世界観と作り込み。素晴らしいね。しかもマッチングモヲルにコーヒーやケーキを注文してこちらで頂くことも可能らしい。スチームパンク愛好者には夢のようなカフェ。

 

黒いシャカパンに黒ダウンジャケットのファッション性ゼロのおっさんの入店は場違いに思えたが、とてもフレンドリーなオーナー店長が気さくに迎え入れてくれた。嬉しい。

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パイプ、計測機の造形美。ファッションに興味はないけれども、雑貨やインテリアは好きだ。メカニカルパーツとか最高。

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オーナーが自ら組んだモノらしい。しかも、どれでも売物で買うならば外してくれるそうな。値段も数千円ととてもリーズナブル。

店内装飾は全てオーナーの手によるモノで、レザーや溶接した雑貨などの商品もオーナーの手によるモノらしい。

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新品の真鍮性のガスメーターも売られていた。そのうち、金属製のガス管でパイプシェルフを作りたいと思っている。そこにこの真鍮のメーターを付けられたらカッコいいに違いない。中のピンを抜いて、時計のユニットに入れ替えてスチームパンク風時計にする案なんかも提案してくれた。

 

バルコニーの多肉植物棚に改造した温度計と湿度計をパイプに連結して取り付けられたら実用的で最高だな。要検討。

 

600番のヤスリで表面を磨いた後に自動車の塗装用のプライマーを塗ると塗料のノリが良いだとか、実践的な助言を沢山くれる。オーナーがガチで物作りもされていることが伝わってくる。


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山羊の頭に乗せようと思って探していたLED裸電球が見つかった。同じモノはAmazonでも買えるが、ここに買いに来ることにしよう。近所の商店街で可能な限り買い物をしてお金を落とすようにしたい。そうすることが多様性と面白みのある店を残す1番の道だから。

 

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もちろん、パイプやメーターだけでなく服も沢山。コルセットやゴーグル、ガスマスク、仮面などスチームパンクコスプレ趣味のある人にはたまらない専門店なのだと思う。

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誰もがしっかりとした造りの一点ものに見える。

 

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単なる海外からの文化の持ち込みではなく、スリットの間に和柄が覗いたりと和風アレンジされたスチームパンク。しかもオーナーは英語対応も可能なようだ。どう認知されるかが勝負かね。

 

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上記三枚はネットショッブから拝借。

http://reverieemp.base.shop

 

しかもオーナーさんがえらく男前で、ジャニーズにいそうな顔立ち。それが綺麗で清潔なジャックスパロウみたいな豪華な格好をしている。一緒に記念撮影してほしいと言えば気軽に応じてくれそうな人だ。違う日にいけば違う格好をしているのかもしれない。

 

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映画の世界から出てきたよう。どれもこれもジョニーデップに似合いそうな勝手なイメージ。シザーハンズの。

 

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これぞ、高円寺という店だ。ノーモア・タピオカ店。こういう個性の光る店が増えてほしい。

「Reverie Emporium」

火曜定休日13:00〜21:00

金、土曜は13:00〜23:00

 

ちなみにここで珈琲やケーキを頂きたいならマッチングモヲルの営業時間は月火定休日の14:00〜22:00なので水〜日の14:00〜21:00がオススメということになる。

 

 

多肉とサボテンの夢の国、オザキフラワーパークの福袋

多肉とサボテンの夢の国「オザキフラワーパーク」の新春初売りに行ってきた。本当にここは店内を歩いているだけで娯楽になる。

 

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8:20到着 すでに40人ほどの行列。並んでいる客にホッカイロを配ってくれる。

8:30福袋引換券配布開始。先頭から、どの福袋が欲しいかを伝え引換券を受け取る。1人3点まで、同一品は1点まで。

8:35私の番になった。塊根植物福袋はすでに売り切れているとのこと。塊根植物の福袋は15,000円x7個、30,000x3、50,000x1とけして安くはない。私はミニサボテン福袋3,000円の引換券をお願いした。

10:00から福袋との引換を開始。この時に支払う。10:00〜10:20チランジア、10:20〜10:40ハオルチアとサボテン、10:40〜11:00はその他と種類ごとに引き渡し時間が指定されており、その時間内に引き取らないといけないそうな。その時間に遅れると、11:00から一般販売に出されてしまうので要注意。

10:20から引換、開始。中の見えない福袋が並んでいて、何やらみんな袋を持ち上げて首を傾げ、また他の福袋を持ち上げしている。重さが異なるのだ。おそらく、希少で値段が高い種類のサボテンが入った鉢数の少ない福袋か、株数の多い福袋かなのだろう。

 

店内では福袋は開けてはダメということなので同じものを買わないようにするには福袋と異なる種類の植物を買うことになる。

 

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で、帰宅して開けてみた。相変わらず、マンゴー殿がかわいいけど、この場では邪魔だ。食べ物ではないのだから。あちらへ行っていてくれ。

 

1.眠獅子

 

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これは当たりかな。珍しい。しかも大きくなると下記写真のようにとても不思議な陵を形成する。

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2.デボスキー (下記写真左)

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老楽と同じ「エスポストス」。白サボテン好きには嬉しい。どんな昆虫鉢を作ろうかと思う。

 

3.ペンタカンサ錦 聖王丸錦(上記写真右)

五角鸞鳳玉と並べて育てたい五角形サボテンの斑入り種。冬は室内退避、夏も直射日光回避。少しヤワい仙人掌。水が好きで半日陰管理なので水耕栽培が合いそう。

 

4.メロ・アゼリウスと書かれているが通名はアズレウスだと思われる。

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頭に帽子状の花座をつけるのが特徴。接木せずに花座ができるまで育てるのは何年かかるのだろうか。寒さに弱いらしい。しかも水切も良くないとか。難物種か。

 

5.ワインガルチア 花笠丸

黄色い花がたくさんつくらしい。

 

6.三角鸞鳳玉

 

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説明不要。大きくなったらより均整のとれた三角形になるだろうか。四角鸞鳳玉が既に家にあるのでこうなると五角が欲しくなってしまう。

 

7.紅鳳丸

 

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不釣り合いなぐらいの大きな花を咲かせる品種。紅の金属光沢の花。こちらも1株を水耕栽培にもらおう。

 

 

8.福禄龍神

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棘が殆どない柱サボテン。真っ直ぐに育てる為にはひたすら株を回さないといけない。

 

9.王冠竜

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12稜前後の端正な玉になる100円ショップでもよく置かれる強棘類普及種。フェロカクタスは子供が小さいうちは持ちたくないサボテン筆頭だった。成長は遅いらしいが大きくなったら、植え替えるのが大変。寒さに強いので屋外越冬株だな。1株を水耕栽培に回したい。

 

10.翠晃冠錦

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班の入り方が僅かで微妙。どちらかというと本体は至って地味なサボテンだが直径4cm程度の大きさから花を複数つけるようになる花咲の良いサボテン。寒さには強く真夏の直射日光さえ避ければ管理は楽らしいのでこちらも屋外越冬株指定。水耕栽培してみようか。

 

福袋の総合評価は3000円で10株が入っていたので一株平均300円と考えればとてもお得なのだと思う。とはいえ、ペンタカンサ、王冠竜、花笠丸、鸞鳳玉、翠晃冠錦らへんは幼株は100円ショップでも売られている普及種。なかなか売っているのを見かけないのは眠獅子、デボスキー、福禄龍神か。

 

花を楽しむサボテンが3種で花笠丸、翠晃冠錦、紅鳳丸、形状が個性的なサボテンが2種で眠獅子と福禄龍神。花座の個性的なサボテンが1種、アズレウス。棘がひたすら主張の強い王冠竜。有星類の鸞鳳玉。白いフワフワサボテンのデボスキー。バリエーションを考えて詰め合わされた10種とも言える。

わがままをいわせて貰えば海王丸象牙丸、瑠璃兜かオベサが入っていたら良かったのに。

 

10株に加えてLサイズのTシャツが入っていた。私はMサイズなのだよな。嫁さんに敢えてダボダボにこのTシャツを着てもらうか。

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絵柄は生命の樹、セフィロトの樹をモチーフにしている。しかし各要素を見るとセフィロトの樹のそれではなく、Rhodophyta(紅藻類)だとかGlaucophyta(緑藻類)、Chrophyceae(車軸藻綱)とか。なぜ多肉でもサボテンでもなく、Algae藻類を図案化しているのだろう。そして一番下にはICBNと書かれている。国際植物命名規約のことだ。実はこれはメルボルン規約の前の古い名称で現在はICNとなっている。最下部にはHard Core Plantsの文字が。ハードコアプランツ。いやあ、センスが先鋭的でハードコアですよ。

 

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 通常の狩場も大混雑。まるでデパートのワゴンセール。

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安かったのでさらに5鉢も買い足してしまった。

 

1.アロエ・クリスマスキャロル

 

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今日一番の収穫はこの株かもしれない。アメリカで作出されたアロエの園芸品種で葉の縁が赤くなる。赤を強く出すには直射日光が欠かせず、アロエらしからず寒さには弱く10℃以下で室内取り込み。

 

2.バリダ 万代

 

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寒さには弱いらしいので室内取り込みして根を乾かさないように管理。夏の直射日光も避ける。早く大きな玉に育って欲しい縞の綺麗な期待の株。花芽跡がボサボサの個性的な姿が早くみたい。

 

3.幻楽

 

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老楽の相棒として幻楽も加わった。デボスキーも加わりエスポストス3株。これは専用の昆虫鉢を作ってあげたい。

 

4.翡翠殿

 

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家には瑠璃殿がある。そこに翡翠殿も加わった。

 

5.ディソアンシー

 

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模様のついたアロエが1株は欲しかったのだよね。あと鬼切丸があれば、もうアロエは満足できる。

 

 

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セレウス・ペルビアナスを発見して血圧が上がる。しかも左の株は特に形が綺麗。外で野晒しにできる耐寒性も魅力。ううむ、10,000円か。右奥の四角鸞鳳玉の多頭株は値段も迫力の18,000円。そのぐらいするだろうね。手が出ない。

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白星の巨大群生株が9,800円は安くないだろうか。泣く泣く店を後にした。