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蘆山寺

朱印

世の中は漆器ブームだったらしい。若い男性用ステテコブームでもあったらしい。ほんとかよ。アヒル口ブームというのだけは少しわかる。だったら実は今、御朱印ブームが来ていると言ったら信憑性は有るだろうか。


いや、実を言うと若者の車離れよりも若者の海外旅行離れよりも若者の御朱印離れが深刻なのではないかと疑っている。御朱印界における若者の市場へのPoint Of Entryはどこなのだろう。若者の取り込みに失敗したら御朱印に未来はあるのか。それとも中年、壮年期に自然と彼らは御朱印に親しみ始めるものなのか。


蘆山寺は京都御所の東にある古刹で、紫式部が執筆した地だと言われる。ここで頂ける御朱印には元三大師の護符に描かれる悪魔の形が印で押される。


この悪魔の印は角大師の降魔の護符として新年に新しいお札を玄関や家の戸口に貼ることで、疫病や厄災を退けるとされ京都の人々に親しまれ、比叡山を始め元三大師ゆかりの寺で手に入る。小生の中では愛宕山の「火廼要慎」と書かれた火伏札と並び、京都の民家必須の二大札だと思っている。意匠に漂う愛嬌が好きだ。