大口真神

wikipediaより
真神(まかみ)は、現在は絶滅してしまった日本狼が神格化したもの。大口真神(おおぐちまかみ)とも呼ばれる。


真神は古来より聖獣として崇拝された。大和国(現在の奈良県)にある飛鳥の真神原の老狼は、大勢の人間を食べてきたため、その獰猛さから神格化され、猪や鹿から作物を守護するものとされた。


人語を理解し、人間の性質を見分ける力を有し、善人を守護し、悪人を罰するものと信仰された。また、厄除け、特に火難や盗難から守る力が強いとされ、絵馬などにも描かれてきた。しかし時代が流れ、人間が山地まで生活圏を広げると、狼は人と家畜を襲うものだという認識が広まった。そして狼の数が減っていくにしたがって、真神の神聖さは地に落ちていったという。



御岳山には日本武尊ヤマトタケル)が東征の際に御岳の邪神の妖霧に道を見失った際に白狼に導かれたという伝説が残る。また、その際に国家鎮守の為に着用の鎧をこの地に蔵したことから武蔵という国名が生まれたとされる。そんな背景から秩父奥多摩には神犬信仰があり、大口真神を祭る神社が数十あるという。



西国三十三箇所よろしく、神犬巡礼幾十箇所として整備してみてはどうだろうか。愛犬家を多く奥多摩秩父に招くことに繋がらんものだろうか。満願に何か特別な札や祈祷が授けられたならば日本人の蒐集心を刺激しそうに思う。


食中りの厄除けと菌封じに元三大師や悪魔降伏の札、更には大口真神の札まで冷蔵庫に貼ったらいよいよ邪教崇拝者じみてきた。ルーマニア人からは何の質問もなかったが触れてはいけないとでも思われただろうか。