疲れているではなく、憑かれているってな話。
- 6月中旬に2泊3日の沖縄旅行を予定していたのだが、妊娠5カ月の嫁さんが大量出血して緊急入院。
- 1週間入院した後に退院したものの、出血は続いているそうで再入院。
- 息子を面倒見てもらわないと出社できないので実家に連れていくことに。
- 埼玉の実家に預けている息子を週末に神奈川の病院に連れていく往復生活が始まった。
- 平日は週に1,2度は病院に見舞い、横浜の家から通勤することに。
- とある週末には息子がお見舞いに訪ねた妻を終始目も合わせずに無視し、翌日は別れるときに縋りつくように泣き叫んだのは心が痛んだ。
- 一緒にいてくれない母に怒っていたのだろう。でも一番母が好きなことは隠しようが無かった。
- 職場の主力チームメンバーが急遽辞めることになり、補充は来ないと告げられ穴埋めに右往左往。
- そんな中、99歳8カ月で祖母が老衰により永眠した。息子を預けている実家が喪主なので騒然。
- 保育園の送り迎えをしている際に、100mは見通しの利く畑の真ん中の交差点で一時停止違反切符を切られた。
- 病院の往復をする際に首都高速でタイヤがビスを拾ってパンクした。首都高速は停めるところもないし死ぬかと思った。
今まで入院することなんてなかったし
今まで警察に交通規則違反で切符を切られることなんてなかった。
今まで自分で運転していてタイヤがパンクすることもなかった。
なんだか不思議なくらい不幸や不運が重なって、職場の人にはお祓いを奨められてしまった。
こりゃ、ここ10年で確実に体力的にも精神的にも1番しんどいかもな、と思ったが悪いことだけでもなかったみたい。
- 息子との絆が一層深まった気がする。ほぼ毎日、風呂に入れておむつを替えて添い寝して。仕事さえなければいくらでも一人だけで面倒見られる自信がついた。
- 自分の一番の強みは頑丈なことだと知る。別段、筋力自慢でもないけれども体調を崩して倒れることもなくなんだかんだこなせるもんだ。
- 実家の両親と息子の距離が縮まった。祖母が老いて徐々に様々なものを失う中で、毎日成長する幼児が生活に明るさをもたらしてくれた。
趣味とか気晴らしとは無縁だったけれども、離れ離れになって家族というものを確かめられた2ヶ月。