久しぶりにバスで国境を越える小旅行

旅は生き返るな。


ウィーンから長距離バスに乗り換えて国境を越えてスロバキアのブラティスラバへ。


12時前にウィーン空港に降りて長距離バスを探す。スロバキアのブラティスラバ空港行きは13時発だと聞いていたし時刻表にも書いているので1時間待ったが来やしない。13時半だそうだ。只管待つことにした。スロバキア空港に迎えに来てくれるはずの友人とうまく落ち会えるのだろうか。


スイスやオーストラリアは適当に成り行き任せにしてもさほど間違いもないし、英語も通じる。スロバキアともなると言葉がどれだけ通じるかもよくわからんし、観光客の少ないシーズンだけに治安もあてにならん。偏見だろうけど東南アジアの治安の悪さよりもヨーロッパの治安の悪さのほうが怖い。知らずと少しばかり不安にかられて気が引き締まるこの感覚こそが旅の実感かね。


めんどくさい、ではなく、やばい、どうしよう、大丈夫だろうか。そういう危機感で能力は引き出されるものではないだろうか。仕事に対してそんなことをふと思った。旅の移動時間は普段の仕事から離れて自分の仕事を見つめ直す良い時間だったりする。これが飛行機のビジネスクラスの移動時間だとさっぱりそんな思索にはふけられないのは何故だろう。