マンゴーとマッサージと

 

 

仕事をちょこちょことやり、でもやはりプーケットに来て部屋に閉じこもって仕事だけだなんてあまりにも能がないので外へ繰り出す。ようは1日7時間半働いたら後は何をしようが自由だ。

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ホテルの中のスパは1時間9100円。この手のリゾートホテルにしては高くないけれども、それでも私には高い。そこでリゾートの外に出かけてマッサージ屋を見つけた。1時間400バーツは日本円にして1400円。これでもリゾート価格で割高なのだろう。

 

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部屋もなかなか清潔感があって綺麗。

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トランクス一丁になってタイマッサージをしてもらう。やはり、タイはマッサージの質が高い。太い筋肉、細い筋肉、それぞれに応じて力加減を巧く合わせてくれる。中国やフィリピン、日本でも、少し弱くて物足りないか、細い筋肉も強く押されて痛くて少し警戒というか緊張してしまうか。タイのマッサージは力加減が絶妙で全ての体の箇所を痛気持ち良くマッサージしてくれる。

 

夜は22時まで営業しているとのこと。パーティを抜け出してまた来たい。

 

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帰り道。果物屋台が並ぶ。数十メートル離れていても熟れた甘い香りが漂う。

 

ふと、今、津波が来たら逃げ場も無く飲まれて死ぬと実感した。左右を見てもひたすら平らな道で1キロ近く走らないと高台には辿り着かない。いつもそこにある楽園だけれど、それが一変した日を私達は覚えている。日本人の上司はプーケットにバケーションに来ており、幸い無事だったが荷物が水没してPCも壊れた。後から数人の同僚が亡くなったと聞いた。中にはフィリピン人のかなり地位の高い人も巻き込まれて亡くなった。

 

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カットフルーツもカラフルで華やか。

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おお、これはポメロではないか。南国の果物でマンゴーと双璧を成す私の好物。

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ホテルのミニバーは高いのでスーパーで甘くない烏龍茶のペットボトルを数本買った。店を出る際に冷凍ボックスにとても現地色の強いマンゴーアイスバーを発見。思わず手が伸びる。

 

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35バーツと少し高級だけれども生マンゴー果汁に溢れた味で美味しい。

 

仕事出張でプーケットプルマンリゾート。うん、悪くない。これは調子にのる。

朝8時に家を出て猛烈な満員電車にキャリーバッグを持ち込む。11時発のフライトに乗り6時間かけてバンコクへ、さらに2時間のトランジットを経て1時間のフライトに乗り継ぎプーケットへ。隙を見つけてはメール対応してそれなりに慌ただしかった。れっきとした仕事での出張だ。

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真っ暗な中でチェックインしたのはプルマン プーケット。こりゃ完全なるリゾートホテルだ。仕事の出張だけれども。

 

中年のおっさんがこんな広い部屋に一人で寝泊まり。ここでパソコン開いて何せ仕事をしないといけないのは甘美な嫌がらせとも言える。

 

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ブラインドを開けるとベッドが見える。つまりベッド側からは入浴中の姿が見える。カップルは盛り上がるのではないですかね。私には関係ないけれども。

 

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早速、使ってやろうとも。こちとら身を清めて気分転換して仕事をしないといけないのだから。

 

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銀色に塗装された松ぼっくりは欧米だとクリスマスの季節にはよく見かける。それがタイにもなると、銀色に塗装された蓮が加わる。なかなか良い装飾品になる。

 

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アメニティはこんな感じ。

 

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部屋のバルコニーで仕事するのも有りだ。なんだ、海が見えないじゃないかと思ったが、文句言うな。仕事なんだから。

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時差ボケも手伝って出歩いた早朝6時のビーチ。

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水温は冷たくない。陽が登れば海水浴には最適な温度。水着は持ってきている。仕事だけど。(しつこい)

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ホテルに戻り、どこでPCを開いて仕事をすべきか物色して歩く。ここは水に囲まれていて、コンセントも無いし不向きか。一段掘り下げて、周囲に水を張ってドラマチックな演出。夜はなおさら綺麗に違いない。

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プールの縁を見せないインフィニティプールというスタイル。プールサイドで仕事するのも悪くないがコンセントはない。

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木陰のビーチを望むデッキチェアを発見。コンセントは無論、無い。充電しに部屋に戻ったりを繰り返しながら働け、ということだ。

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まずは腹ごなし。KEEP CALM AND MAKE PANCAKE。まずは落ち着いて、パンケーキでも食べてなさい。ジョージ一世やエリザベス二世のしかめ面が浮かぶ。

 

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盛りだくさんのドラゴンフルーツ。黒いのは食べても全く消化されずに出てくる。タイに来たのだからポメロが食べたい。

 

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マンゴーやグアバジュースが並ぶ。でもグアバは絞ると乳白色だから、緑色なのは着色。さては生搾りジュースではないな。まあ、いいけれど。

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働く前に、軽く持参した小説でも読むことにした。

 

今回、持ってきたのは原田マハの「楽園のキャンバス」。無意識にしっかり浮かれてるじゃないか、自分。

 

 

 

能率の良い仕事カフェを求めて

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2017年12月に新宿にオープンした蔦屋のブックアパートメントとやらに仕事をしに出かけてみた。

 

短く言うと24時間営業高級オシャレブックカフェ。

  • ネットカフェのように自由に使えるPC端末は無い
  • 1時間500円
  • 事前に利用時間を決め、超過は10分100円
  • 紅茶、緑茶、珈琲無料
  • 出入り自由
  • Free WiFi
  • コンセント無し (追加料金で入れるコワーキングスペースには有り)
  • 追加料金500円で個室ブース(防音性は低い)
  • 決められたメニューからグルメハンバーガーなどの出前も可能

 

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大きなベッドクッションで本読む人、昼寝する人。カップルでごろごろいちゃついている人もちらほら。お喋りしているグループもいて、見た目ほどに静かに寛げる環境でもない。

 

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外を眺められて開放感がある。フォトジェニックではあるのだよな。

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リラックススペースは静かだがコンセントが無い。追加料金のかかるコワーキングスペースは議論したりお喋りしたりできる分、静けさに欠けるがコンセントは有る。独りで静かに仕事したい私には少しだけ噛み合わない。

 

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ネットカフェとは違い、漫画が大量にあるわけではない。新装版や文庫の話題作と人気漫画の最新巻が並んでおり、買うことも出来る。

追っている漫画の最新巻を読んで回ったり、話題の新書をパラパラとめくってみたり。最新のトレンドを総ざらいにする情報発信基地とでも言うべきか。

 

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個室ブースも32室あるとのこと。防音性はさほど無さそう。終電を逃した後に仮眠を取るのに使えそうだが、そんな時に果たして空いているのか。知っておいて損はないが、役に立ってくれる日が来るかはわからない。

 

独りで仕事をするのに向いた環境なわけではないのだな。

 

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4時間ほど蔦屋ブックアパートメントで働いた後に高円寺に戻って結局、R座読書館へ。

 

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勝手知ったるR座は喋る人もおらず、仕事に没頭しやすい。

 

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この季節、開けられた窓からそよぐ風の気持ち良さは格別。窓の外も煩くない裏路地ならでは。

 

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インスタントよりもしっかりと淹れられた珈琲。水槽の水の音。

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とはいえ、1時間に一品何がしかを注文すると値段は大差ない。お腹いっぱいで珈琲を受け付けなくなると、もう長居をするのは難しくなる。

 

ブックアパートメントのほうが広いしキャパシティもあるし、全天候で安定した快適さなのだろう。私がR座の方が好きなのは贔屓目というやつだし、静かであるべき場所でいちゃついたりお喋りする輩への耐性が低いからだと思う。

 

 

職場以外の仕事環境としては家の「離れ」を書斎として快適になる工夫を重ねていくべきなのだろうな。

  • 椅子の交換
  • 冷房の設置
  • 飲料を置くサイドテーブルの設置
  • 段ボール箱の処分

 

 

 

 

2018年のGWは何をしたっけ

去年、一昨年のゴールデンウィーク連休は何をしていたのだっけ。思い出せないことも多いのでゴールデンウィーク2018の備忘録をつけてみる。

 

  • 親族10人ほどでお祝いホームパーティ。
  • 大道芸祭を観覧。
  • 作陶。削りだけ。
  • 深大寺温泉、吉祥寺で買物。
  • 井の頭公園
  • 仕事2日間。断続的にメール処理したり電話したり。
  • 途中、球体関節人形展に行ってみる。
  • 収穫はブルーキャスケットと色即是空のコンボ使いの利便性を発見したこと。
  • 最終日は東京ドームシティーに息子を連れて遊びに行く。
  • どこにも遠出せず、中庭にテントを張って連泊。

連休を最大活用できた手応えがない。だらだら過ごしてしまった感がある。2018年のゴールデンウィークにはこれをやったぞ、という目玉イベントがなかった。

 

 

翌週からあるタイ、インド出張中での社内パーティで全員、ヒーローの格好をする準備をしてきなさい、と記した指示メールが来た。唐突すぎるし、面倒くさい。例)アベンジャーズとか書いてあるが、おばちゃんのワンダーウーマンや貧弱なハルクとか観てもしんどくないか。不満タラタラにドンキホーテに行くも、全身コスチュームは6000円だとか8000円だとか、かなり値が張る。そのくせビニールやらナイロンで安っぽい。ガラクタのような質感のものにお金を使うのが堪え難い。

 

結局、狐の面と玩具の太刀を買った。黒い浴衣に桐の下駄を履けば、なんとなく和風なヒーローになるだろう。それは誰の格好かと聞かれたらジャパニーズアサシン、テロリストサムライとか適当に答えよう。

 

 

前職同期、前職同僚、高校の友人、中学校の友人などたくさんの人と食事に行く約束をしているものの流れに流れているのがなんとなく気懸り。

 

大きな目玉イベントもなく、旅行にも行かず、嫁さんと交代で気晴らしに出かけたり、子供達とテント泊したり家族の時間を過ごした。平穏な一週間と言えるのかもしれない。変わり映えのしない一週間ではあったけれども。

 

子供が小学校低学年までの間は、どこかお金を使って遠くに旅行に行くよりも子供と一緒に過ごすことを一番に考えても良いと思う。

 

連休と言わずとも、週末にもっとしていきたいのは

  • 次男の自転車の練習
  • 一緒に料理
  • 長男とプールへ水泳の練習に
  • 段ボールや牛乳パックで工作
  • 携帯コンロで調理

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自分磨きも必要かもしれない。必要だと頭ではわかっているけれども体がついてこない。

 

体脂肪を落とす

3年間保留のフランス語習得

知財とか法務の勉強

コーチングをコーチングする勉強

 

 

水道橋「博士の店」が高円寺に開店

5月5日に水道橋博士の店が新高円寺と高円寺を繋ぐルック商店街の三平ストアの近くにオープンした。開店初日ということもあり、挨拶に訪れる関係者に代わる代わる本人が対応していた。

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最も目立つところにはオフィス北野社長の森氏からの花。

 

店内は中央に大きなテーブルがあり、その上には日記やビートたけしのインタビュー資料などが積まれて自由に閲覧できるようになっていた。棚にはレトロなスターウォーズのフィギュアやら金理有の陶器のオブジェやら色々と置いてあるのだがどれも非売品。これでは自分の収蔵品のひけらかしでしかないじゃないか。売ってくれ。

 

売り物はバッジやTAKESHI ARMYと書かれたTシャツ、金や銀のスニーカーなどごく僅か。商売になるのだろうか。全体の中で非売品の割合が高く、非売品の魅力に比べると売られているものは私には面白みに欠ける。

 

サブカルチャーに造詣の深い水道橋博士なのだから、今更「たけし軍団」ネタで売らずに自分が目利きした珍しいグッズを売るだとか、自分の色を前面に出してくれた方が面白いと思うのに。

40年近く前の日記が面白かった。ほぼ毎日のように何がしかの映画作品を見て感想を書いている。真面目にコツコツとそういうものを積み上げられる人がサブカル界には多いのだな。みうらじゅん氏然り。そんな話をバーのマスターにしたら、「やっぱ芸能人って自己顕示欲の塊だな。普通、そんなもの自分から見せないだろ。」との感想。全くない発想のコメントで面白かった。

 

確かにそう言われると、店全体が「自分のことを見て」と言っているようにも思えてくる。水道橋博士にとってたけし軍団であることは重要なアイデンティティの構成要素かもしれないけれども、たけしファンに向けたような陳列物よりも水道橋博士自身の魅力と世界観に溢れた店にしてほしいと思った次第。

 

今後の変化に期待。


 7月追記

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店頭に謎のインド人風タケシ像。

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店内には売り物がたくさん増えた。

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なかなかリアルな若い頃のタケシ像も。変化、進化し続けている様子。




 

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以下、高円寺の街並み。

 

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深大寺温泉へ 新緑の気晴らし

 

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独り深大寺へ。

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新緑の下、石段を上がった林の中の深大寺蕎麦茶屋。こちらは犬も可とのこと。覚えておこう。次はマンゴー殿と一緒に。

 

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瓦と土で作られた装飾的な寺の塀。見ているだけで瑞々しいモミジ。京都の寺院のような古びて静かで緑に溢れた、東京で気に入っている寺。

 

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陶製の特注達磨。色褪せない見事な陶肌。

 

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深大寺は元三大師と達磨。様々な意匠が楽しい小銭入れ。

 

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深大寺門前には蕎麦屋が立ち並ぶ。こうして目の前で打っている蕎麦を食べるのは気分が良い。

 

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もう一つの名物が水木しげる氏がこの地域に住んでいたという所縁から作られた鬼太郎茶屋。客引きが「インスタ映えしますよー」と宣伝していた。

 

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目玉が曜の略字に見えてしまう。

 

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目玉だけではなく、お椀に入った目玉のオヤジが焼き鏝された饅頭。

 

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シャツの図柄もヤンバルクイナに乗る目玉のオヤジ殿など、楽しいものが多い。

 

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懐かしや、バックベアードという西洋妖怪の親玉。アメリカ産。

 

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これが今年、再放送が始まった2018年版「ゲゲゲの鬼太郎」のビジュアルだそうだ。左が猫娘らしいのだが、随分とスタイルの良い美少女になってしまったものだ。猫娘も一目見ただけで腰を抜かす妖ではなかったのか。アイドルのような憧れ対象ではなかったはずだ。そのうち鬼太郎がイケメンになりかねない。その前に目玉のオヤジにマスカラつけてやれ。

 

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背伸びしないと気付かない、屋根の上の物の怪。こういうのが良い。グロテスクで怪しく恐ろしいのも「ゲゲゲの鬼太郎」の魅力だったはずで迎合的な「カワイイ」にはならないで欲しい。

 

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粗挽きの蕎麦を食べた。シンプルで風情がある。

 

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前回、「雀のお宿」という蕎麦屋で食べた蕎麦の方が蕎麦の味がしっかりとしていて美味しかったように思うのだが季節の問題だろうか。

 

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深大寺の元三大師のお札の図案はなんとなく虫人間っぽい。触覚に見えてしまうのだよな。蟻人間。

 

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歩いて10分ほどの距離に深大寺温泉という銭湯がある。真っ黒な鉱泉を加温している温泉だ。

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アロマの湯という八角堂の中の壺湯がある。陽が明るいうちに入浴すると真っ黒な鉱泉が鏡面のように反射する。最初は水面が揺らいでいるのだが、身動き一つせずにじっとしていると、やがて水面が静まり天井の八角屋根組みを反射してまるで別世界の入り口が現れたような視覚効果になる。

 

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奥には石組みの壁を水が伝い落ちる人工滝となっており、新緑を眺め、水音を聴きながら入浴するとたいそう、気持ちが良い。

 

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軽食も頂けるようだ。外のテラス席も気持ち良さげ。

 

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足湯もある。

 

GWですら混んでいなかった穴場。

 

 

 

「常盤忍」鉢と「宇宙の木」用鉢の削り作業

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蓋と土台が組み合わさるように凹凸に削り、蓋を嵌め、外径を削って揃えて。形が整うと気持ちが良い。

 

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あとは穴を開け、指で乱雑に孔を毟り拡げていく。

 

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上から見ると孔だらけの外殻。穴が多いほうが常盤忍を植え込めるが、強度が下がらないように気を揉む。

 

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こちらは根が窮屈になった「宇宙の木」の為の鉢。轆轤の指跡を残した仕上がり。

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単に綺麗すぎる回転体の形だと工業製品のようでつまらないので、腰の部分を歪ませてみた。何か流れる釉薬が凹凸に作用して対流紋を描いてくれたら良いのだがな。絵を描きたい思いもある。悩ましい。

 

腰下をマグネシア窯変釉にラスター釉をまだら掛け。

腰上には撥水剤抜きのマグネシア窯変釉、釉薬の掻き落とし、鬼板の四段階の濃淡でシダの模様を描いてみようかと思う。


掻き落とし跡も掛ける釉薬の種類で焦げ跡に違いは出るのだろうか。実験してみたい。 

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作業の能率はすこぶる悪く、二鉢を削るだけで終わってしまった。