水道橋「博士の店」が高円寺に開店

5月5日に水道橋博士の店が新高円寺と高円寺を繋ぐルック商店街の三平ストアの近くにオープンした。開店初日ということもあり、挨拶に訪れる関係者に代わる代わる本人が対応していた。

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最も目立つところにはオフィス北野社長の森氏からの花。

 

店内は中央に大きなテーブルがあり、その上には日記やビートたけしのインタビュー資料などが積まれて自由に閲覧できるようになっていた。棚にはレトロなスターウォーズのフィギュアやら金理有の陶器のオブジェやら色々と置いてあるのだがどれも非売品。これでは自分の収蔵品のひけらかしでしかないじゃないか。売ってくれ。

 

売り物はバッジやTAKESHI ARMYと書かれたTシャツ、金や銀のスニーカーなどごく僅か。商売になるのだろうか。全体の中で非売品の割合が高く、非売品の魅力に比べると売られているものは私には面白みに欠ける。

 

サブカルチャーに造詣の深い水道橋博士なのだから、今更「たけし軍団」ネタで売らずに自分が目利きした珍しいグッズを売るだとか、自分の色を前面に出してくれた方が面白いと思うのに。

40年近く前の日記が面白かった。ほぼ毎日のように何がしかの映画作品を見て感想を書いている。真面目にコツコツとそういうものを積み上げられる人がサブカル界には多いのだな。みうらじゅん氏然り。そんな話をバーのマスターにしたら、「やっぱ芸能人って自己顕示欲の塊だな。普通、そんなもの自分から見せないだろ。」との感想。全くない発想のコメントで面白かった。

 

確かにそう言われると、店全体が「自分のことを見て」と言っているようにも思えてくる。水道橋博士にとってたけし軍団であることは重要なアイデンティティの構成要素かもしれないけれども、たけしファンに向けたような陳列物よりも水道橋博士自身の魅力と世界観に溢れた店にしてほしいと思った次第。

 

今後の変化に期待。


 7月追記

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店頭に謎のインド人風タケシ像。

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店内には売り物がたくさん増えた。

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なかなかリアルな若い頃のタケシ像も。変化、進化し続けている様子。




 

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以下、高円寺の街並み。

 

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