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Taj ul Masjid タージウルマスジッド

寺社仏閣 旅 遠出



インドで最も礼儀正しく、友好的な人達と出会える場所はどこかと尋ねられたらイスラム教モスクと答える。高級レストランやホテルでの親切丁寧な対応は客だからこそ。何の縛りもない街中の出会いで一番心和む対応をしてくれるのはモスクに参拝に来る敬虔なイスラム教徒達だったりする。周囲にならって絨毯の半畳ほどの区画に正座してお祈りをした。自分はイスラム教徒ではないけれども、平穏や家族安全を祈るのは構わないのではないかと勝手に思っている。インドのモスクにはそれが許される空気感がある。おそらくアラブ諸国ではやらない。できない空気がある。



モスク内を歩いているとおもむろに男が近づいてきて、右手を差し出してくるので握手をする。片言の英語で、「どこから来た?」、「立派なモスクだろ」などと話しかけてくるのは白い髭を蓄えた老人。握手の後に「良いカメラだな。俺を撮ってくれ」と言ってくるのは若い人に多い。ファインダーに映し出された自分の電子画像を確認すると、頷いて去っていく。そんなことを繰り返すとこちらもほんわかとする。



アルジェリアイスラム原理主義者達によるテロで数人の日本人が殺され、イスラム教への猜疑心は高まるばかりだが、原理主義者なんてのはどの宗教でも危険なものだ。自分の目で見て、耳で聞いて、足で歩いて、人と会わないと偏見は助長されてしまう。