陶蟲夏草鉢「トゲトゲダンゴムシ」

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トゲトゲダンゴムシには躍動感あふれて伸びていく菌糸体のようにも見える植物の種子を合わせてみた。
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翡翠色の子実体がにょきにょきと生えてきている様も気に入っている。
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こういう冬虫夏草茸は実際にいるよな、とほくそ笑む。
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湿度に弱いサボテンを植え込むことを想定して鉢穴は大きめに確保してある。脚で通気性も確保。
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陶蟲夏草一輪挿し「ダンゴムシ」と水仙

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庭に次々と花が咲き、活けて飾るのも楽しい。
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白い背景壁に白い陶器、そこに白い顎の水仙水仙の中央の顎だけが黄色い。色数は少ないようでこんなにも豊か。
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あれ、この写真めっちゃ良くないか。iPhoneで撮ったとは思えない。
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菌子実体を加飾しない陶蟲だけのシンプルな鉢もやはり良いかもな、などと思う。

神々しい朝の陽光と深い青紫、陶蟲夏草鉢「蚕蛾」

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春秋のよく晴れた朝の陽光は魔術をかけてくれる。

水耕栽培で咲かせたヒヤシンスの球根を庭に地植えしたものは施肥もしておらず小さく咲いた。その代わり、花びらの紫に子房の深い、深い青は素晴らしい。
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触角も翅もボロボロになった姿に愛おしさを感じてしまう。羽化したばかりの完全体ではなく、生き抜いた姿。
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顔に光を浴びた姿も良し。
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見ていたら創作意欲が湧いてきた。蚕蛾が身体を窄めて立ち上がったような姿を作りたい。

フラワーショップ「ラフレシア」

オザキフラワーパークの下の階にある切花やドライフラワーを売る花屋「ラフレシア」。ここも久しぶりにきたら店舗スペースを拡張して品揃えも強化されていた。

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なんとも珍奇な風貌なプロテア。

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化粧道具のパフのような手触りのふわふわもふもふ感。こんな
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3,300円か。ううむ。予算オーバーだな。この価格の花材を合わせるのはしんどい。
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チーゼルも顎や下葉を落とせば胞子嚢っぽい雰囲気になりそう。
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旅人の木の種は着色したわけではなく天然でこの青さ。

 

猫柳とアーティチョークが最近、気に入った新しい花材。

 

 

東京で一番勢いのあるように感じる園芸店オザキフラワーパーク

半年ぶりに来たオザキフラワーパーク。

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植物売り場の真ん中に夢心地な映えスポットが作られていた。

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猫脚のバスタブに浸かりながら優雅に本でも読みつつ、時折休憩に頭上のビカクシダや足元の苔絨毯を眺める週末。たまらない妄想の世界が実現していた。この先端を先取りしていく姿勢がオザワフラワーパークの魅力。

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売り場の配置が面影がないほどに変わっていた。この躊躇うことなく労を惜しむことなく改善し続ける姿勢には頭が下がる。
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アマゾン本社で見たのと同じ観葉植物が売られていることに驚喜。クロコダイルファーンというのだそうだ。
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しかも2,980円と手の届かない値段ではない。衝動買いしそうになったが最低気温5℃以上を必要とするらしいので凍死させては可哀想なので諦めた。

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巨大なビカクシダの塊がぶら下がる。「コロナリウム」の大きなものは40万円など。
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19,000円。葉幅が狭く鹿角らしさに溢れている良品。我が家に迎え入れるならこのぐらいの値段のものがせいぜい。
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ウツボカズラがゆらゆらと揺れる。
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何十万円もする株を見ると数千円の株が安く見えてしまう危険なお店。
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売り場がジャングル。
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いいなと思っていた白棘のマミラリアもウロウロしている一瞬で姿が消えていた。
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「残雪の峰」の雪の白さが陶蟲夏草鉢に合う気がする。他の売り場を見て戻ってきたらもう姿はなかった。残念。欲しいものは躊躇してはならない。
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接木は台木が先に枯れるイメージがあり、接降ろしをして発根管理するのに心理的ハードルがあって手が出ない。
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通常のホリダは2,900円。ゼブラになると7,980円。縞に拘らなければ通常ホリダでも良い。
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趣味を楽しむ人にとって日本は大概のジャンルでハイレベルなものが揃う稀有な国なのではないかと思う。大抵なものをタイや台湾などから輸入して揃えてしまう。
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造花コーナーもレベルが高い。山野草、庭木、観葉植物、サボテン、熱帯魚、両生類。各ジャンルの水準が高いのだよ。
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チランジアの造花は株元に苔が張った仕様の美品。
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素晴らしい星、星、星。
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カンガルーポーも素敵なのだが、ドライにするとポロポロと崩れてしまうのだよな。
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久しぶりに来るたびに大きな刺激と植物欲を煽られる名店。

陶器屋さんの「羊と山羊」で催されていたオベサ祭りへ

 

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以前からinstagramで流れてきて気になっていた陶器店「羊と山羊」。作家もののお皿や酒器、植木鉢を扱っているのだが作家の選び方やホームページがかなり好み。そんな「羊と山羊」がオベサ展を催しているとの情報を得て12kmを自転車で走った。
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窓辺に置かれたオベサの多頭ぶりがすごい。先日来た中国人もしきりと質問してきたそうだ。残念ながら店主の非売品だそうだ。納得する迫力。
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LIGHTHOUSE.PLANTSという東京近郊でオベサだけをひたすら扱っている園芸店があるそうだ。昨今、アガベ専門、ビカクシダ専門はよく見聞きするけれどもオベサ専門というのは珍しい。
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同じ品種かと思うほど個性的なオベサの株が並ぶ。球、多頭、綴化、多頭融合、瓢箪型、柱。
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基本的にオベサしかないのだが、唯一の例外がこのテフロカクタス・ゲオメトリクス。ファンタジーの世界の植物のように球が連なる。こういう粘菌の胞子嚢のような形状の植物を私の陶蟲夏草鉢に植え込みたいのだよな。
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結構な頻度でさまざまな作家さんの作品が入荷するらしく楽しみなお店を見つけられることができた。自宅からオザキフラワーパークまで10kmほど距離があるのだが羊と山羊までは12km。オザキフラワーパークとハシゴする良いお店を見つけることができた。
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白眉が30cm以上ありそうな綺麗な直立したオベサ柱。樹齢は40年を超えているそうだ。木質化している樹肌の模様が素晴らしい。
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お迎えしたのがこちら。玉葱型オベサ。ポンプのように先端から何かを大量に反射しそうなフォルムをしている。
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深いスリットも面白い。真上から見ると丹精な点対象をしているのもわかる。鉢を回しながら育てていきたい。
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どんな鉢が合うだろうか。

 

店主は八木さんというらしく、それで「羊と山羊」なのだそうだ。山羊、陶器、植物と好みが三重に一致する大変、気のあいそうな店を見つけられて嬉しい。オザキフラワーパークとハシゴできる店が見つかったという点でも嬉しい。

 

ピンクヒヤシンスと陶蟲夏草鉢

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ピンク色のヒヤシンスが咲いていたので切花にして遊ぶ。
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初期の造形の蝉。
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触角がないな、とか

脚の節が足らないな、とか
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あれこれ至らなさを思う。

運搬に不向きすぎる作品は手元に残っている。

もう少し、手元に秀作も残すようにしたい。