マンゴー マルガリった

トイプードルを全身トリミングに出すと7000円近くかかる。飼主の床屋の倍額だ。トリミングに出せばそりゃ上手に整えてくれるが、夏刈りするのには3000円程度で買えるバリカンで充分。

 

トイプードルはトリミングに出すと大体、耳をふわふわにして返してくる。鼻周りもこんもりと丸くしてくる。誰もがテディベアカットを望んでいるわけではないというのに。それが私は気にくわない。

 

バリカンで好きなように愛犬マンゴー殿を刈り込んでみた。

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夏を涼しく過ごすには腹を目一杯刈り込むのは基本。床に腹をつけて体温を冷やせるのが一番。さらに涼しくするには耳の毛を短くすることだと思う。アフリカの象だって体熱を放出して体温調節する為に耳が大きく進化したらしいではないか。脚の毛は体温放熱にさほど貢献しなさそうだし、細く刈り込むとそれこそ鶏肉のようになってしまうので長めに残してみた。全体的に雑。

 

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こう見えても初老ですが、何か?

 

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木の床が気持ち良いのお。水浴びさせた後も乾かすのが速くて楽だ。

 

嫁さんの感想は「捨て犬みたい。まあ、いんじゃない?」。興味なさそうだ。

 

 

犬暑

雨が上がってまだ湿気が抜けないうちに陽が照るととたんに蒸し暑くなる。

 

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流石南国フィリピンで生まれ育ったマンゴー殿は暑さのやり過ごし方を心得ている。

 

全開放。

 

飼主よ、腹を撫でてくれてもかまわんよ。このとおり、腹は出しているのだから。撫でてくれ。暑い気持ちより撫でてほしい気持ちのほうがちょっと多い。

 

ちなみに腹の茶色いポチポチはダニではございません。ボーイッシュな乳首です。乳首は6つございます。

 

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アゴの下もこのとおりいつでも撫でられますよ。

 

もともとは全身赤茶色だったのに、アゴ下はすっかり白くなった。マンゴー殿もすっかりお年を召されたのだな。

犬を連れて高円寺のクラフトビールバー「萬感」

萬感は高円寺南口から徒歩数分。15種程度の地ビールをそろえているこじんまりとした店なのだが、春から秋にかけて店先に三席ほどテラス席を出してくれている。目の前の道も車の往来はほとんど無い通りなので排気ガス臭くもなくて気持ち良い。

 

テラス席は犬連れ歓迎だ。路上も濡れていたり食べ物が落ちていたりすることはないので、犬が横たわっても汚れなさそうだ。

 

アールグレイというベルガモットの香りが芳醇な甘みの強いビールを頂いた。アールグレイ紅茶好きとしては頼まずにはいられない。770円。値段は高い気がするが、好みのベルギービールを頼めばそのぐらいしてしまう。

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アールグレイはうまい。なんだかとても糖分の高いビールに感じてしまうが気のせいだろうか。あれこれ飲んでみたいが財布がもたない。。。

 

犬を連れて、そこらへんに売っている大手メーカーのビールには無い、特別な美味いビールを飲みたい時の店。

 

平日は25時まで、金土は26時まで営業している。夜眠れずに犬と一緒に街を徘徊した際に受け入れてくれる。

ワンダフルネイチャービレッジ 犬連れBBQオートキャンプ場

妻が教えてくれた、あきる野市に2016年4月にできたばかりのオートキャンプ場。
 

https://www.wnv.tokyo/

 
-家から車で1時
-犬連れOK サイズ別ドッグラン有り
-犬連れ可のレストラン
-犬用プール
-直射日光を避けられる木陰のアスレチック
-2人分から注文できる
-テントやBBQ機材は全てレンタル可
-140m2のドッグラン付きオートキャンプサイト有り
 
 
幼児連れ素人キャンプ入門者には最適かもしれない。至れり尽くせりな設備な分、値段は少し高いが幼児連れには安心かもしれない。
 
2人から予約できる手ブラBBQというのが案外少ない。小金井公園昭和記念公園も4名からとなっている。幼児連れだと急な予定変更もあり得るので、緑に囲まれながら夫婦と子供だけの気楽なBBQが可能なのは魅力。
 
 
7月の夏休みにBBQをしてみて、環境が良ければもう少し涼しくなった9月頃にオートキャンプ泊しても良いかもしれない。

武蔵御嶽神社の狛犬

崇神天皇7年(紀元前91年)の創建とされ、天平8年(736年)に行基蔵王権現を勧請したといわれる。



お犬様信仰の聖地でもあったことから小さな宮にも狛犬が置かれている。厳密には大口真神は犬ではなく狼。境内の像はどれが狛犬でどれが狛狼か定かではない。

前回、なぜか本殿裏まで回らなかった。それにしても新緑の美しいこと。



常盤堅磐社の装飾に新緑の対比が目に眩しい。黒、金、鮮烈な若緑。






大口真神社。これは明らかに狛狼だろう。太く力強そうな脚、威嚇気味に皺を寄せた表情に剥き出した牙。平成19年と新しい奉納らしい。



皇御孫命社は何故か狛犬ならぬ狛猪。由来はわからないらしい。京都ではそれなりに見かけたが、関東で狛猪は珍しいのだそうだ。赤主体で柱の装飾だけ白というのも珍しい色彩。



本社のブロンズ製狛犬が洋犬のようにつるりとした頭に垂れ耳なのが面白い。

マンゴー祝7歳

マンゴーが7歳を迎えた。


犬においては7歳からシニア。食事もカロリーと脂質の低いものに変え始める目安とされている。

人間でいえば65歳。まだ老犬と言うほど老いは目立たず、走れるし元気だが、体の気遣いは必要になってくるといったところか。


子供が二人産まれてからはすっかり後回しにすることが多くなってしまった。子供を二人、外に連れ出すことで精一杯。マンゴーは留守番してもらうことが多かった。


都内に引っ越してからは、真夜中に存分に走らせられる空地は近くに無くなってしまった。山に低山登山のお供に連れて行くことも難しくなった。何せ、東京近郊の山は登山客が多く、山に犬を連れて行くことに対してマナー違反と見做されている。糞を持ち帰らなかったり、歩道を外れて山に入らせる飼主が多かったからだそうだ。


外に連れ出す頻度が減ったことに対して少しばかり罪悪感がある。


新居は犬の為にかなり一般よりも勾配の緩い階段にしたし、家の中を縦横無尽に走り回ることはできる。室内犬ではあるので、最低限な環境は整えたとは思っている。


玄関と食堂の間に大正時代の建具が嵌っているのだが、マンゴーは注目を集めたいときにその建具をガタガタと鳴らす。飯が欲しいか、散歩に行きたいか、膝の上に乗りたいか。年を経て甘えるようになってきたと思ったが、単に普段から構ってやる頻度が減ったからかもしれない。

息子がもう少し大きくなれば秋川などに一緒に川遊びに行ったりできるようになるのではないだろうか。

シュワルツカッツ

もともとはアンティークショップの倉庫だったそうな。天井から壁から所狭しとモノが飛び出している玩具箱のような店。


そして置かれているモノには東欧の香りが漂う。ハンガリールーマニアチェコとかそこらへんの少しバロックで陰のある感じ。口髭を蓄えた渋いマスター曰く、チャップリンの頃までのアメリカは良いけど、それ以降はねえ。やはり東欧のアンティークが好きなんだよね、とのこと。他の客のいない時間に、マスターと雑談していろいろとマスターの半生を聞いてみたい。


おこもり感のあるソファ席やクラシックな食卓、さらには階段箪笥を登って上がるロフト席まで。3歳児には程よいワクワク感のある店かもしれない。


見掛けに騙されてはいけないが、美味しいハンバーグで有名なのだそうだ。焦がし玉葱だとか、ブルーベリーだとかソースが選べる。スープもサラダもついてきて1800円。



ほろほろと崩れる食感で肉汁が溢れて美味い。なるほど。テレビやら雑誌に取り上げられるだけのことはある。カフェのような店構えだが、食事が主体の料理屋さんなのだな。いかんせん、内装の個性が強すぎてバイアスがかかる。他のメニューも試してみたい。ビールはピルスナーウルケルなんていう東欧チェコの名物ビールも置いてある。



これだけモノにあふれながらも清潔感は損なわれていない。



なんと他のお客さんさえ構わなければきちんと躾けられた犬ならば連れ込むのも良いそうだ。マンゴーは一応合格らしい。それでもって22時まで営業しているし、珈琲も400円だから夜散歩の中継地点に好都合。犬散歩のコースが一つ増えた。


・モノにあふれた雑多な空間の安らぎ
・夜にしっとりと薄暗い店で珈琲を飲んで寛ぐもよし
・名物のハンバーグを食べに子供を連れてきてもよし
・マスターが気さくで渋い
・アンティークに溢れているがカビ臭くない。これは重要。


[月〜水・金〜日]
11:30〜22:00
定休日 木曜日
ただし店主が病気をしたのでFacebookで営業しているか確認したほうが良い。