高円寺ルック商店街の知らないと辿り着けないような路地にあるカフェ「ウォルナッツコーヒー」。
夜にはワインなんかも出してくれる。
気持ちの良い青年2人が本職でバリバリ働きつつも週末副業で美味しいカフェを営んでいる。
ゆるい感じで寛ぎに行く穴場。
高円寺ルック商店街の知らないと辿り着けないような路地にあるカフェ「ウォルナッツコーヒー」。
夜にはワインなんかも出してくれる。
気持ちの良い青年2人が本職でバリバリ働きつつも週末副業で美味しいカフェを営んでいる。
ゆるい感じで寛ぎに行く穴場。
久しぶりに高円寺ルック商店街をくまなく歩いたら知らなかった新しい店がいくつもあって新鮮だった。何より嬉しいのが民藝陶器を扱っている、しかも相当ハイクオリティの店が開いていて興奮した。
ペルシャの大皿。この素朴な向かい合った鳥の絵と器の古色が素晴らしい。我が家に迎え入れたい逸品だけれども55000円はおいそれと出せる金額ではない。もっと自分の作品を売れば買えるかもしれない。
益子の素晴らしいスリップウェア作家さんの四角い大皿。
白地のスリップウェアは珍しい。線も綺麗。目が釘付けになった。
一目で出西窯とわかるアイコニックな掛けわけ皿。
2階には家具やら壁掛けやらオブジェやら、宝の山。
なんと、河井寛次郎の辰砂の茶碗。いくらするのだろう。数十万円コースだろうな。まさか百万円に達することはあるのか。東京のインドと評される高円寺にこんなお店が出来てくれるなんて嬉しい限り。巡回コースに組み込もうかと思う。
10月26日に開店したばかりだという高円寺ルック商店街の定食屋「カフェキッチン耕」。
がっつりとボリュームのある定食が期待を超えて美味しかった。生姜焼き定食なのだが、豚に厚みがあり、枚数が多い。他の定食屋はもう少し枚数が少ないように思う。しかもキャベツ、菜のおひたし、フキの甘辛煮のようなもの、大根のたくさん入った味噌汁やらと小皿の野菜も多い。バランスの取れた定食だと思う。
生姜焼きも私は梅干しを加えたやつが好きなのだがこの甘辛いソースも新鮮で美味しい。値段は1000円だが中身を考えると高くは感じない。この商店街の並びに650円で生姜焼定食を出す定食屋はあるのだが、お客さんはこちらに来るのだろうな。
マスターはとても個性的なゆる絵を描く作家さん、画家さんでもあるらしい。
写実画は現物にどれだけ時間をかけて近づけていくかだが、崩した絵はどう崩すかに無限の余地があり、感性が大いに現れる。一見、崩したゆる絵こそが難しいと思っている。そしてその点、この絵は素晴らしいと思う。色味をモノクロとオレンジに絞っている点や憎めない少し間抜けなゆるい表情。
「おはよう」は一般的に10時までの挨拶らしいですが、11:00開店でこの笑顔でおはよー!!ですよ。業界人なんですよ。深夜でもおはような業界出身ゆるキャラなんですよ。
昼もやっているので度々来ることになりそうだ。こういう店ができて嬉しい。
新規開拓したい気分で夜の高円寺を彷徨う。淫靡で混沌とした夜の高円寺にはまだまだ私の知らない店や人の輪があるはず。いつだって覗くたびに新しい何かを見せてくれた。
そんなわけで彷徨った挙句、かつて「芽の巣山 裏山」という塊根植物や多肉植物を売る植物屋の跡地にカフェというかバーらしき店が入っていることを思い出した。
ラム酒を豊富に取り揃えたバーらしい。「dop」
芽の巣山の看板照明スタンドやセンターテーブルなどをそのまま転用している。マスターと芽の巣山の主人は知り合いなのだそうだ。
甘くないラムを炭酸水で割ってもらう。美味。ブルーラビットを置いていないか聞いてみたがここにはないそうだ。残念。
マスターと常連と思しき客とのゆるい会話に加えてもらってゆるく飲んだ。常連のお客さんは鹿児島出身のポーランド人のハーフで近々結婚相手と阿佐ヶ谷で「映画」をテーマにした飲食店を開く予定だそうだ。阿佐ヶ谷には旧作邦画を上映してくれるラピュタ阿佐ヶ谷や、そのすぐ裏手にもMorcというミニシアターがあるので映画を観た後に映画談義をしに流れこめる飲食店は良いかもしれない。(Morcは文春にあれこれ書かれている要注意ミニシアターでもある。
https://bunshun.jp/articles/-/48164?page=1)
いろんな高円寺の話も聞けて楽しかった。
ブルーラビットラムが飲みたい。
高円寺で蟲の標本販売をされていたinsectportのSNS投稿からこれまたご近所の永福町のカフェで別の方の展示販売があるというので自転車を走らせる。
17時から夕御飯の支度をするとして16時までに買物に行くならば14:00〜15:00の間に足を運べそうだと瞬時に計算する。
この展示販売告知がなければ知らなかったであろう、一本路地に入ったところの「22cafe」。お酒も出していてウィスキーが豊富。
好みのエチオピアを頂いたのだが、蟲のことに気が向いてきちんと味わえなかった。もったいない。
A3以上の大きさの大きな標本箱をはじめ蟲がびっしりと並んだ標本箱が5つほど。しかもほとんどがカナブンでゴライアスオオハナムグリやテナガコガネ、そして大量の色違いのカナブン。
そのうちの青いベトナム産のメリーアオカナブンと飼育繁殖のシロヘリミドリツノカナブンの標本を頂いた。もっと欲しいものは尽きなかったがイベントごとに最大2匹までという戒めを自分に課している。とても丁寧に梱包してくださった。
「花と角」という名義で活動されている若い男性の方は昆虫、特にカナブンにどっぷりと浸かってらっしゃる方のようで軸がしっかりとわかりやすく清々しい。私のように陶で蟲を造形する視点で雑食に蟲を愛でる者から、同じ愛好家の世界でも好みは実に様々なんだと感じる。
カマキリが専門の方がいたり、カナブンが専門の方がいたり。カマキリだけ、カナブンだけが好きというわけではないのだろうけれども、専門は何かを自分の中で決めてしまうと自分の存在を他者に伝える時に気楽になる。しかし一方で「自分の専門は〇〇だからと決めるとその〇〇関連のことは抑えておかないといけない」などと純粋な好みや興味関心とは異なる動機で見てしまうことも出てくるのではないか。少しそんなことを考える。
自宅に帰り早速、ガラスシリンダー瓶に移し替える。
ガラスシリンダーだと四方から眺められて観察にも展示にも都合がいいし美しさが引き立つように思う。
角度を変えると青から緑に色が変わる美しさ。
大変、良い買い物をした。陶器にする際にはデフォルメしてしまうけれども、ねちっこく観察してどの形、どの要素を残すべきかを検討するのは造形の質を上げると思っている。この角度によって色味が変わるような金属光沢発色の釉薬はあるのだろうか。
しつこく数枚。撮影はiPhoneばかりだが、ここからはコンパクトデジカメ。やはり何か根本的に違うな。
机から目の届く明るい室内で愛でたいけれども、光に晒すと褪色してしまうとも聞く。蒐集家ではないし、たくさんの標本を保存することが目的ではないから褪色するとしてもやはり明るい目の届く所に飾ろうかと思う。
私の陶蟲夏草鉢にも色をつけたい。
串カツはこんなに美味しかったっけ。正直、予想を上回った串カツ屋。元はイラン人が経営するトマトラーメンの名店があったところだ。
オシャレにタイルの上に金網を張った専用皿に揚げたての串カツを提供してくれる。
これは食べてみないことには伝わらない。マグロ、山椒チーズ、エビ、創造的でどれも美味しい。
店長は大阪出身だそうだ。
そういや、どて煮も絶品だった。
日本酒も豊富で全て関西のお酒というのも特徴があって良い。
予約なしではなかなか入れない。もう巷で人気店となってしまっている様子。