新規開拓したい気分で夜の高円寺を彷徨う。淫靡で混沌とした夜の高円寺にはまだまだ私の知らない店や人の輪があるはず。いつだって覗くたびに新しい何かを見せてくれた。
そんなわけで彷徨った挙句、かつて「芽の巣山 裏山」という塊根植物や多肉植物を売る植物屋の跡地にカフェというかバーらしき店が入っていることを思い出した。
ラム酒を豊富に取り揃えたバーらしい。「dop」
芽の巣山の看板照明スタンドやセンターテーブルなどをそのまま転用している。マスターと芽の巣山の主人は知り合いなのだそうだ。
甘くないラムを炭酸水で割ってもらう。美味。ブルーラビットを置いていないか聞いてみたがここにはないそうだ。残念。
マスターと常連と思しき客とのゆるい会話に加えてもらってゆるく飲んだ。常連のお客さんは鹿児島出身のポーランド人のハーフで近々結婚相手と阿佐ヶ谷で「映画」をテーマにした飲食店を開く予定だそうだ。阿佐ヶ谷には旧作邦画を上映してくれるラピュタ阿佐ヶ谷や、そのすぐ裏手にもMorcというミニシアターがあるので映画を観た後に映画談義をしに流れこめる飲食店は良いかもしれない。(Morcは文春にあれこれ書かれている要注意ミニシアターでもある。
https://bunshun.jp/articles/-/48164?page=1)
いろんな高円寺の話も聞けて楽しかった。
ブルーラビットラムが飲みたい。