私のブログは誰が何を目当てに検索してアクセスしているのか

大して中身のない日常を漫然と文才もなく備忘録的に記している私のブログ。元々は周囲に誰も日本人がいない環境で日本語を忘れないように書き始めたのが発端だ。可能な限り毎日、何か書くことを目的化してしまっているために内容に乏しいノイズのような投稿が多くて自分で欲しい情報をブログの中から検索するのも容易ではなくなりつつある。投稿3244!のうち本当に残したい情報は100あるかないかなのかもしれない。せっせと無駄なデータをネットの大海に毎日毎日、放り込んでいる自分という存在の滑稽さ。

 

話を本題に戻す。Googleなどの検索エンジンAmazonなどのECサイトにおける閲覧記録がいかに汚染されているかを知人と話す機会があり、自分のブログの場合の検索流入元を見てみた。

Googleが一番検索数は多いが非常に偏っている。もう5年以上昔の実は怪しくはなかった高円寺のタイ古式マッサージ屋の投稿がひたすら検索上位に上がり続けているらしい。もうしわけない。「あやしい」「タイ古式マッサージ」情報を探している人に対して私のブログを検索結果最上位に上げるようだからGoogleが年々情報収集ツールとして役に立たなくなっているという話に納得がいく。

Yahooも似た感じか。前述のタイ古式マッサージに加え、2位の京都宇治の「かんばやし」はご近所茶舗同士の「どちらが正統か」争いを下卑た野次馬気質で書いた10年以上前の投稿。一度検索上位に乗ってしまうとその内容の良し悪しは関係なく騙されてアクセス→検索上位→騙されてアクセスの拡大再生産ループに入るのだろうか。15年程前に比べて質の高い情報を検索エンジンから検索することが本当に難しくなった。私もその一端を担っているのだろうな。

Hatenaは時系列でここ最近の投稿が上位を占めている。順位を見る限り、投稿の新鮮さだけであり、過去の多少なりともお役に立てそうな投稿情報はランキングに浮上しない。すべからく内容の有用性が低いので、せめて新しい投稿に有用性があることを期待していますと言われているようだ。

BingはGoogle、Yahoo、Hatenaと一線を画す。少なくとも博物標本、陶器鉢、蟲といった私が平均的な人よりも踏み込んだ情報を提供できていそうな趣味の分野の投稿が上位に浮上している。とはいえ、総検索数は一番少ない。Bingの検索結果は好感が持てる。私のブログはどんな情報を提供できるかを多少なりとも理解してくれているように感じる。

 

結論として好んで使う検索ツールでヒットする情報は大きく偏っていくことは大いにありそうだ。Google、Yahooはみんなが読んでいる情報に大きく誘導されていく。より大衆迎合的に、皆がアクセスしたものを価値が高いとしているような面白みのない検索ツールだ。HatenaはHatena民は新規投稿をクロールしているだけですよ、暇つぶししているだけですよ、と教えてくれる。自分が興味関心のある何かを検索するならばBingに期待が持てる。