陶芸展の構想

通っている陶芸教室は全員参加で陶芸展を開くのだそうだ。

まだ一回転しか焼けていない私は作品が殆どないので来年から参加させていただこうかと思ったが、これまで作った作品を展示して良いとのこと。新入りが我儘を言う隙間は無い。


いざ、庭先に置いていた鉢を使おうと思ったら誰かに持ち去られていた。敷地内に入って何も植わっていない植木鉢を持って行く人がいるのだな。しかもそれなりに気に入っていたやつなので少しショックだ。

陶芸展は植木鉢シリーズで勝負する。それ以外にそもそも無い。



中央手前に達磨茶碗鉢を角皿の上に置き、茶筅を添えて野点風にしてみた。


そしてその周りを植木鉢で囲む。何せ野点風だから。こじつけ。ありものの灰色の布を敷いた。


常盤忍を植え込んだ石仏。
辰砂筒杯鉢にリトープス。
三角マンガン白鉢に緑のドラム
白鉢重ね鉢にボンビシナ
黒瓦礫鉢に銀月
市松柄角鉢にエケベリア
割れ白マット鉢にスプリングワンダー


難点は一つ一つが植物が植わっているので、持ち運ぶのに重ねたりできないことだ。土も入っているので重い。大物はどれも諦めた。

陶芸展は朝から自分らで設営する。脚立を立て、照明を取り付け、机を並べる。


改めて感じたのは他の生徒さんの作品が技巧的でレベルが高い。先生の影響を受けた作品というよりも、一人一人がそれぞれの趣味趣向がはっきりとしていて、この人はこのような世界観が好きだというのが滲み出ている。


刺激になりますな。真似をするわけではないが、自分の好みの作陶にさらに磨きをかけたいと刺激を受けた。