陶蟲夏草「団子蟲」 x エケベリア「ボンビシナ」

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もう3〜4年前に作った陶器鉢が長いこと未使用で空いていたので元気の良いエケベリア「ボンビシナ」を植えつけた。この頃の作品ではいかに陶器で有機的な陶肌を作り出すかを試行錯誤していた。


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少ない土、乏しい栄養と乾燥にも強靭な体力で耐えられる多肉植物だからこそ。エケベリアは富栄養、中保水力の一般的な観葉植物の土でも育てられるしその方が発育は良いのだが、大きく早く育てたいわけではないので丁度良い。
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菌糸に覆われきったダンゴムシを苗床に生える冬虫夏草という茸をイメージしているので、こんな緑色をしている。
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エケベリアには沢山の園芸品種があるが、手元に絶えず一つは置きたくなってしまうのが毛が沢山生えた品種。こちらは「ボンビシナ」という品種。他にも紅くなる「錦晃星」、青味がかった「青い渚」など魅力的な品種がある。
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花芽は切らずに残した。ふとした瞬間に家の隅、庭の隅で予想外の成長をした姿を再発見するのが楽しい。

 

ささやかで無害でちんけな自己満足の世界だけれども気に入っている。

 

茎が現在の倍の長さに育つと理想的な鉢と植物の組み合わせの姿になりそう。