とある理由で高尾山に息子と2人で登った。人が多い山なので自分で好んで来る山ではない。せめて空いているだろうと思って山道で時間のかかる6号路を登った。山頂まで90分とのことだったが70分ぐらいで着いてしまった。高尾山は登山としては物足りない。
山頂のビジターセンターにて。ムササビはこんなにも愛くるしい顔をしていたのだっけ。モルモットはわかる。コツメカワウソもわかる。ムササビの顔がこんなだなんて聞いていない。なぜモルモットやカワウソのように取り上げられていないのだろう。
人気が爆発しそうなアイドル顔ではないかね。しかも毛並みも良くて、手の間の膜が伸びて包み込んでくれる。耳も猫みたいだ。イルカを海豚と書くぐらいならムササビは鼯ではなく飛猫が適している。鼠よりも猫だろう。
まあ、爪はしっかり獣なのだけれども。それはコツメカワウソも変わらない。
緊急事態宣言が明け、絶好の秋晴れで、しかも屋外、遠出しない都内とあれこれの条件が重なったからなのだろうけれども、初詣のような「密」な山頂。なんてこった。
ほんの一部だが綺麗に紅葉し始めていた。
帰りは6号路は下れないのでリフトを使おうと思ったらリフトも整理券をもらって20分も待たされるという大混雑ぶり。
長い長いコロナ禍の自粛生活の鬱憤が吐き出される先を求めている。