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炙り餅 かざりや

折角、秋の紅葉の盛りに大徳寺に寄ったというのに、嫁さんは高桐院の紅葉を鑑賞するよりも今宮神社門前の炙り餅が食べたいとのこと。花より団子、紅葉より炙り餅。

今宮神社門前には、日本で最初の元祖対本家争いではないかと密かに思っている元祖「一和」と本家「かざりや」が道を挟んで向かい合うように店を構えている。


前回は「一和」で戴いたので比較の為にも今回は「かざりや」に入る。インターネットで調べると、無数に「一和」派や「かざりや」派それぞれの評価が交わされている。「一和」のおばあさんが引退して以来、味噌が変わって味が落ちたなんて情報もあるが真相はわからない。


15分ほど待たされて席に通され、さらに30分近く待たされた。それにも関わらず出された餅は冷めていてなんとも期待はずれ。店頭に行列ができているので、捌くために十分に熱されないうちに出してしまっているのか。熱々で柔らかく伸びる餅を冷ましながら食べるのが美味いのに、これでは興醒め。


恐らくは儲けるためというよりは、何十分も待たせては申し訳ないからと最高の状態にならないままに出してしまうのだろう。しかしやはり正しい対応は待ち時間が長くなろうと最良の品を出すことだと思うのだが。行列を見れば待つことは覚悟できる。しかし中途半端に待たされて中途半端な品を出された客はなんら満足できることがない。


「かざりや」も「一和」も混んでいるときはいつもこうなのか、「かざりや」の炙り餅だけがいつもこうなのか。客が混んでいるからといって回転させるために安易に質を下げるような程度のものに500円の価値は見出しにくい。



自分なりに白味噌を調合して、オーブンで熱々に焼いて食べたほうが確実に美味い炙り餅が食べられるように思う。