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賀茂窯から大文字 

友人が16日に大文字山に登ろうかと言っていたのは覚えていたのだが、仕事が一番忙しい時期なはずでまあ無理だろうなと思って賀茂窯のバーベキューに参加することにした。しかしその後に登らないかというお誘い。やっちまった。正直大文字山に登りたかったが夜だったので一人で登るのは躊躇っていた。よっぽどその後バーベキューをキャンセルしようかとも思ったがそれも迷惑がかかる。



まだ残暑が当分厳しそうなのでマンゴーを再度夏刈りにした。モヒカンというかタテガミのように背を残し、残りをかなり短く刈り込む。嫁さんには不細工になったとえらく不評だがマンゴーは涼しくて嬉しかろう。



夜の大文字山登山道にマンゴーを連れていくわけにはいかんし、たまには小生の我儘ではなくマンゴーも優先してやらんとな。やはり賀茂窯に行くことにした。



夕方とはいえまだ地面が熱いので、木陰を選んで歩きながら途中で鴨川にじゃぶじゃぶと入って涼んだ。4,5kmほど鴨川沿いを歩いたように思う。18時過ぎから賀茂窯で他の多くの生徒さん達と常連で集まりバーベキューをし、20時過ぎから大文字と舟形の送り火を眺めた。



集まった人には和菓子修行に京都に出てきたという人、ダイビングのインストラクター、陶芸家の卵達、さらにはイタリア人やアメリカ人なんかもいて普段会うことはなかったが思った以上に通っている生徒が多いことを知った。先生達とも雑談した。素敵な陶器は先生も若い頃は「買ったら負け、作れるようにならなきゃ」と他の作家の作品に対して思っていたらしいが、最近では他の作家の作品を買うことも楽しんでいるらしい。スタイルの違う作家のものは食器棚に彩を加えるし、似たスタイルでも目標となるとのこと。また、先生にも師事している師がおり依然として弟子であり修行中の身だそうだ。終わりなどない道。


マンゴーは人気を一身に集め、皆に大変可愛がってもらっていて始終尻尾を振っていた。マンゴーの夏刈りも好評で嫁さんに聞かせてやりたいぐらい。


大文字は数十分の間に気づかぬうちに消えていた。さほど先祖の霊を送るといった意識もなく、肉や野菜を焼いているうちに。うちの爺様なら日本酒や麦酒を飲みながら肉を焼いている人の集まりに寄ってきそうだし、炭火が送り火になってくれそうな気がした。


汗が自然と滲むような暑さの中にも夏が終わりそうな気配を感じた一日。