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東山花灯路


初春の京都は寺社仏閣の特別公開や花灯路のライトアップなど桜の季節を前にして谷間の観光客誘致に懸命。年中、どこかで何かが催されていて観光客気分で暮らしていても数年は飽きることがない。



花灯路で一番見応えがあったのは長楽館を開放して催される假屋崎省吾の華展だったりする。入館料が1000円もするものだから入る人は少ないおかげでゆったりと観ることができる。



今まで假屋崎とミッツマングローブの違いがイマイチわからなかったのだが、長楽館の展示会で彼の作品を目の当たりにして認識を改めた。特に普段非公開の長楽館最上階の御成の間に豪快に活けられた桜木は見事。この部屋は折上格天井を備えた書院造の座敷で神坂雪佳の「波に千鳥」が描かれた襖絵がはまる。これだけの豪奢な部屋にふさわしい見応えの華を活けるのは並大抵のことではないのではないか。




「丸竹夷二押御池まるたけえびすにおしおいけ
姉三六角蛸錦あねさんろっかくたこにしき
四綾仏高松万五条しあやぶったかまつまんごじょう」
京都の子は謡えるのだね。



昨年は青蓮院、今年は高台寺のライトアップされた庭を拝観した。高台寺は日中に訪れたほうが高低差のある庭園が見渡せて良い。狭い石庭を緑に照らすのは奇を衒いすぎていてどうだか。左手塀向こうには観音像なんぞも見えたりしてアジアのタイガーバームパークのようなB級観光名所と紙一重の危うさ。青蓮院の広大な庭の全面にLEDを点滅させた演出のほうが雰囲気があったか。



これは。。。元祖法然上人ですか。開祖という意味で言葉の遣い方は間違っていないが表情の出来の悪さも相まってなんだか違和感を感じる。誰か隣に本家法然上人人形を造って置いてはいかがか。