石膏型の分解と掃除、羽化蝉鉢への白化粧

学び

  • 白化粧は粘土が乾ききってから掛けると割れるので生乾きのうちに掛ける
  • 石膏型を分解する際は水を掛けながら分割面に鏨を打ち込んでいく
  • 石膏型の内側はカリ石鹸が付着しているので柔らかいブラシでよく洗う
  • 原型の粘土は石膏を全て取り除き、粉砕して鋳込み用の泥漿に使える

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1週間経って羽化蝉鉢は崩れることもなく、亀裂が入ることもなく乾燥が進んでいた。

 

今回は上部に白化粧を塗る。先生曰く、完全に濡れた状態で塗り重ねても白化粧は乗らないので少し乾くまで待つ必要がある。しかし表面が乾ききってから塗り重ねると亀裂が入る原因になるとのこと。

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均一に白くするのが目的ではない。トルコ青結晶釉の青と緑の発色を良くすること、白マットの白さを強めることが目的ではあるが、ムラが出てくれた方が好みなのであまり塗り重ねないことにした。黒が透けて見える白化粧の肌感は悪くないかも。

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素焼きで亀裂が入らないことを祈る。頑張れ、蝉。

 

 

お次は、1ヶ月以上、先生がいらっしゃる日に来られず停滞していた石膏型作り作業の再開。

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石膏は衝撃に弱いので、底にタオルを敷く。

蛇口から水をかけ流しながら、タガネを型と型との間に打ち込んでいく。各方面から少しづつ、少しづつ隙間を作っていき、その隙間に水が入り込んでいくようにする。

ゴムの槌で平面を軽くコンコン叩いていくと剥離が促される。先生のお手本に倣って叩いているとパカっと割れた。この瞬間は気持ちが良い。

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表面がカリ石鹸でぬめっているので、それを型の表面を片付けないようにブラシとスポンジで洗っていく。

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なんだかんだ、4面型が無事に取れた。初めて石膏型を作る初心者にしては難易度の高い型だ。このまま無事に作れると良い。

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これだけのサイズのものを寸法違えずに複数個作ることは私には難しい。その点、型を使うと楽ではあるものの、眼窩をくり抜いて角の根元を成形する難易度の高い作業が生じてしまう。

 

そして次回に向けた泥漿作り。白信楽土を細切れにして水を張ったバケツにつけておく。上水を切るので水の量は気にしなくて良いらしい。原型の黒御影土も粉々に砕いて水に浸しておいた。

次回は泡立て器で力技でひたすら撹拌する作業。一個1kg、合計4個分の泥漿を作ることになる。

 

現在、小窯が壊れているので素焼きも少量での本焼きもできないらしい。7月からの作品が未だ焼かれていないので次に進めない。制約がなければ2日後、3日後にできる作業が20日後になってしまう。月に2回の作陶だと作業工程が間延びしてもどかしい。

 

 

プラレール工作 渓谷の陸橋

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お金をかけずに、お金をかける以上に子供を楽しませられないか。

ありがたいことに幼稚園児相手だと、まだ難しくはない。プラレールの線路をよりダイナミックにすべく、ダンボールで陸橋を作った。

 

 

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ぐるぐる回ったり、陸橋の下をくぐったり、というのが楽しいらしい。

 

本音は美しいアーチ橋を作り込みたかったけれども、それを壊されたら子供に怒ってしまいそう。子供を楽しませるはずのものなので、それでは本末転倒だ。

 

  • 壊されても簡単に修復できること。
  • 子供が頑張れば拡張できること。
  • 分解して移動できること。

 

長男はペーパークラフトやレゴなんかを組立図を見ながら根気よく作ることができる。その辛抱強さと集中力に感心もする。しかしありものを使って組み合わせたりして楽しむところが弱いというか、もっと子供らしく自由に無茶苦茶に想像を膨らませて遊んだって良いのに、とも感じる。幼稚園児だからそんなものかもしれないけれど。

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陸橋の上に駅を乗せるのは譲れないこだわりらしい。

 

材料費

  • 100円ショップのガムテープ、100円。
  • 近所から譲ってもらった引越しのダンボール 0円。
  • 疲れた中年サラリーマンの週末2時間、プライスレス。
  • 子供の笑顔、プライスレス。
  • ルンバが使えないことへの妻からの苦情、プライスレス。

 

陸橋上で分岐させたら楽しそう。

横腹に穴を開けて立体交差トンネルなども喜んでくれそう。

 

羽化蝉の多肉鉢の成形

 羽化の途中で果てた蝉を見かけて、なんとも、やるせなさに駆られた。モチーフにした陶鉢を作ろうと思ってるうちに日が経ったが雨の日の連休最終日、時間が取れた。

 

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3時間でここまで作った。今日の赤土2号は買ったばかりのようで柔らかく、成形はしやすいがコシが弱く形が崩れがち。上にももう一体載せることを考えると胴を浮かせるのはリスクだが、地べたに平行に伸びた体躯はあまりにも蝉らしさがなくなってしまう。6本の脚でうまく支えられるように足掻いてみた。

 

単にリアルさを目指すだけだと、現物との差異だけに目がいってしまうし膨大な時間をかけた挙句、形状は現物に収束するだけだ。「わあ、リアル!」なものを作っても仕方がない。しかし現物から乖離しすぎると存在感が薄れてしまう。どこをデフォルメするかだ。

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 蝉はその離れた眼からどこかしらアノマロカリスを彷彿とさせる。前から見ると、どことなく剽軽な顔つきをしている。

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土台の幼虫の腹は段差をつけた。翅にも翅脈をつけた。

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残り2時間で上部を作る。白土で作ろうとしたが、疲れて粒子が不均衡化してボロボロな白土しかなかったので、やむなく赤2号で作り直す。

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躯体が立ち上がっているので、前後に段腹を忠実に再現すると、そのリアリティにばかり目が向いてしまって不本意なものになる気がした。ここは敢えて、ツルツルに局面だけで見せようかと思う。背中の滑らかさとするりと脱皮して抜け出る印象を出したい。翅、眼、口吻だけを少しディテールを作り込み、それ以外はツルツルにして作り込みがウルサクならないように努めた。背中の曲線と白さの面積を見せるようにしたい。

 

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上部を土台に結合する。上部の重量に下部の脚が歪まないか心配だったがどうやら耐えられそうだ。

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 徐々に乾かしながら、内側をヘラで削って可能な限り減量した。上体の胴を平たくしたいところだけれども強度が取れなくなるし、土を入れる容量がなくなる。ここは大胆にディフォルメして縦長に太くしてしまおう。

 

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 背中にはマミラリア系の白サボテンをボコボコと生やしたい。手頃さで考えれば姫春星か。緋牡丹錦のような毒々しい強い色でも面白そうではある。土台の割れた頭にも白サボテンの群生を植え込みたい。

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土台は焼締にして、土肌にするのも良さそうだが、強度に不安が残る。かといってまたトルコ青結晶釉を全身に掛けるとくどくなりそうだ。ここはあえて柿渋で黒茶色に引き締めよう。

 

そして上体には白化粧土を塗った上でトルコ青結晶釉薬と白マットを塗りわける。羽化途中の無垢で柔らかい様子を形に留めたい。上部の3つの複眼だけ鉄赤で紅く発色させたい。

 

6時間の作業としてはまずまずか。集中して作り続けたのでどっと疲れた。

 

後から写真を見返すと粗が気になってくる。

  • 眼の曲面が足らない
  • 上部と下部を連結する管をつけたかったがもう遅い。太いと不格好だし細いと乾燥時に切れる。
  • 背中の割れ始めを曲線ではなくV字にしたいが乾燥時、焼成時に亀裂が入っていく恐れもある。悩ましい。
  • 翅か乾燥時に剥離落下しそう。
  • 上部が下部よりも体躯が一回り大きい。寸法を厳密に合わせた方が良かったのだろうか。
  • 乾燥して縮み、施釉して色がつくと印象はまた変わると思われる。

 

阿佐ヶ谷駅前の釣堀「寿々木園」に幼児デビュー

雨が降る様子もなく、曇天で陽射しも強くない。これはかねてから検討していた釣堀に息子達を連れて行くにはうってつけ。

 

  • 阿佐ヶ谷駅前徒歩3分の好立地
  • すぐ脇にローソンがある
  • 金魚は食いつきが良く辛抱のない幼児でも楽しめる
  • 手ぶらで遊べる。竿、餌は用意される。
  • 竿、餌込みの1時間600円は都内最安料金
  • 病気持ちですぐ死んでしまう露天の金魚と違い、健康な金魚
  • 露天の春夏秋冬に適応した金魚
  • 釣れない場合に金魚をサービスしてくれるかは不明。そもそも釣れないことなどあるのか不明。

阿佐ヶ谷駅南口徒歩3分という好立地に「寿々木園」という露天の釣堀がある。大正13年創業の老舗だ。池は3面だが、かつてはこの2〜3倍の敷地を誇ったという。

手放した土地に建てたアパートの不動産賃貸収入で趣味の釣堀を経営しているに違いない、と夫婦で勝手な推測をしてみた。この釣堀も潰してマンションにして賃料を取った方が儲かるに違いない。そこを敢えての釣堀経営というのに矜持を感じる。あくまで推測だけれども。

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手前が金魚、奥が鯉やフナだそうだ。水深は1m程度だそうだ。水泳プールが冬に釣堀として活用しているような所と違い、通年で釣堀だ。

 

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釣堀自体は8:00〜18:00の営業。私達は10時に到着した。1時間600円で餌、釣竿は全て用意してもらえる。暇つぶしにぶらりと来られるその手軽さが良い。市ヶ谷の釣堀は大人780円、子供も3歳から450円かかる。竿も餌も用意してもらうと追加で100円づつかかる。比べると寿々木園は駅からのアクセスも最短でありながら都内最安料金。良心的な値段が際立つ。

 

煙草を吸いながらのんびり釣っている人もいるので、風下を避けながら陣取る。金魚池は席の半分程度が埋まっていた。1人客はご隠居と思しき男性が多いが、若い家族連れもちらほら。


のどかだ。小遣いをもらって、コンビニで買ったビール缶かカップ酒でも飲みながら、釣竿を水面に垂らす。是非、私の定年後にも月に2度ほど組み込みたいプランだ。

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浮きから釣針までは40cmほど。釣堀の水は緑色に濁っていて水面から15cm程度しか見えない。金魚にとっても遠くから餌を視認することはできないだろう。長いこと釣られずに育った大物がいてもおかしくない。そう、水が汚いわけではないのだ。金魚が健康に育つグリーンウォーターというやつで、かつ未知との遭遇という演出もしてくれる。池の底まで見渡せたら興ざめだ。

 

餌団子は水に入れると、途端に小魚につつかれる。反応がなくて暇ということはなく、「あー 餌取られちゃった」と嘆きながら餌を付け直して投入する繰り返しで案外、退屈はしない。

 

開始して30分ほどで、小赤などのフナ型の金魚だけでなく10cm以上のかなり大型で綺麗な四つ尾の金魚をありがたいことに兄弟ともそれぞれ釣り上げた。しかしそれ以降は釣果無し。昼前後は金魚の反応は鈍く、釣るならやはり朝か夕方17時以降だそうだ。

釣針には返しがないので、口から外すのも容易。しかしバラしやすいとも言える。釣果は各自1時間で2匹づつ。餌は半分以上余ってしまった。1時間はあっという間で、長男はまだ釣りたいとごねたが次男がもう1時間は持たなさそうなので潮時だろう。各自3匹まで持ち帰れるそうだが、1匹づつ持ち帰ることにした。追加50円で綺麗な水にエアを入れてくれ厚手のビニール袋に入れて持ち帰れる。

 

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一匹は出目金の白変個体。目玉も赤いとアルビノということになるが、目玉は黒いので白変だろう。釣堀の中は出目金は黒ばかりだったので白変は珍しい。しかもなかなかの大物。

 

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もう一匹は和金だろうか。赤と白混じりのものを更紗という。赤勝りの更紗和金の四つ尾だろうか。琉金というには胴が長い。鼻先から尾鰭の先までは13cmほどもある。それにしても優雅な形の良い尾鰭を持っていて元気に泳ぐ。これは補充し続けている金魚というよりも大当たりのご褒美金魚だと思われる。

 

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家に帰って金魚を置き、それからホームセンターでエアレーション付きの45cm水槽と10mの延長コード、それから大磯砂利を急遽購入した。

 

子供と一緒に大磯砂利を洗い、煮沸してカルキを飛ばした水とメダカの睡蓮鉢の緑色に馴染んだバクテリアが豊富な水を混ぜた。温度合わせをし、3時間後に放流。今のところ元気に泳いでいる。水が緑色で透明度が低いと鑑賞性が下がるので、エアレーションのフィルターにバクテリアが定着するのを見計らって潅水を繰り返して透明な水にしていきたい。

 

エアレーションの装置が貧相で見栄えが悪いので陶器のカバーを作ろうかと思う。白壁黒屋根の陶器の建物はどうだろうか。

 

子供達が予想外の大物を二匹も釣り上げたものだから1200円の遊興費で終わるはずが水槽代、延長コード、砂利や餌代を合わせて追加4000円もかかってしまった。金魚にもそれぞれ1500円以上の値はつくと思うのでよしとしよう。

 

子供達に名前をつけてはどうかと提案したところ、長男曰く、「あさがや」君ではどうかと。次男は明日決めるとのこと。

 

最近の日本酒生活が充実。陽乃鳥、丸飛、田酒と新しいぐい呑

辛口系の日本酒を好む傾向があるのだけれども、ああ、これは美味いと思った旨口系を3銘柄、記録しておく。

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昨今人気の新政酒造。実験的に毎年改良している銘柄シリーズがあるのだが、その一つがこの「陽乃鳥」。水の代わりに醸造済みの清酒で仕込む、貴醸酒という手の込んだ日本酒。これを新政酒造では単なる清酒ではなく、オーク樽に貯蔵した清酒で2017年は仕込んでいる。

 

能書きはさておき、糖度が高く食中酒としてもイケるし単体でチビチビと食前に飲むのも美味い。梨、林檎のような果実香が豊か。アイスヴァインよりも甘過ぎなく軽く楽しめる。これは美味い。気軽に店頭で買えないのが難点。そして来年にはまた仕込み方を変えるかもしれないので、オーク樽仕込みの貴醸酒はこの年だけの可能性もある。定番化求む。

 

 

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同じく秋田、こちらは創業500年を超える秋田県最古の酒蔵のもの。飛良泉酒造の丸飛という日本酒で12号酵母を使った山廃仕込みの酒。貴醸酒ではないにもかかわらず、それに匹敵するほどの林檎香。他に77号、15号もあるのだが、私の1番の好みは12号か。こちらも街中の店頭で見かけたら即購入の希少品にも関わらず1,600円。評判と希少性で市場原理を取り入れた値付けをすれば1,600円は全くもってありえない。

 

 

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そして言わずと知れた田酒。正統派旨口というやつか。米の味とコクがしっかりと味わえる良酒。群馬県で地酒を買おうと思ったのに青森の地酒「田酒」が売られていたものだから思わずこちらを買ってしまった。

 

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本当に気に入った銘柄はラベルを剥がしている。さもなくば簡単に忘れてしまう。そして本当にうまい銘柄はラベルのデザイン性が高い割合も高いようにも思う。家のどこかにペタペタと貼りたい。居酒屋のようにならないように、オシャレに飾る方法はないものか。

 

 

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呉須を焦がしたそのムラを愉しむぐい呑。せっかく自分でも作陶しているのだから、ぐい呑も自作したいものだがこれは思わず買ってしまった。

 

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高円寺純情カップ酒。飲み終わっても捨てられない容器。

 

パリ出張、上海出張にも心の内では美味しい日本酒を持参してあれこれ合わせてみたいのが本音。海外での日本酒ブームはいつ本格化するだろうか。

 

雑記 秋にやること

秋にやること備忘

  • 多肉植物の植え替え
  • 割れた臥鹿鉢の金継ぎ修復
  • 庭の花壇の整理、草むしり、施肥
  • 居間のワックスがけ
  • 大掃除
  • 離れの整理、レイアウトがけ
  • マンゴー殿の引き取り
  • 子供達を釣堀に連れて行く
  • 母の誕生日制作の進捗確認
  • 息子が4歳になる前にもう一度、温泉旅行
  • リバウンドからの巻き返し、体重落とし
  • 梨と葡萄の食べ比べ

 

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酷暑で鹿の背中に植え込んでいた「銀月」が溶けて枯れた。この鹿鉢はこれからしばらくはオブジェ扱いで部屋に置いておいても悪くないかもな。

 

多肉植物の植え替え仕事の季節だ。

「ゴーラム」鉢を窯出しの新鉢へ

「氷砂糖」の株分けと植え替え

「十二の巻」の株分けと植え替え

「緑塔」「龍神木」「希望丸」

達磨鉢、三角錐鉢、鉄赤鉢にも何かを植え替え直したい。

四連吊り下げ鉢は麻紐が分解されちぎれた。やはり金属製なりの丈夫なものに取り替えないと危なっかしくて仕方がない。

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ボルドー菊に客。来年も花々を綺麗に咲かすならば花壇に施肥したほうがよいのだろうが、ぶっちゃけ面倒くさい。どうしたものか。

 

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2年めにして歪ながらも実り始めた「藤稔」。施肥無しで完熟させてみてどの程度甘くなるのか様子を見てみたい。

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市販の巨峰ぐらいの大きさにはなった。しかしまだまだ葡萄の木そのものに力がない。

バジルを収穫してフレッシュジェノベーゼのパスタを作ろう。

年初の大雪で痛めつけられたレモングラスの株はギリギリまで収穫を遅らせて株に力を取り戻したい。収穫したらまた「こころみ」カフェに届けたい。何かイベントにも参加したい。二階の部屋から葡萄の実りを眺めたい。

 

2泊3日の南伊豆旅行でビュッフェを食べまくったものだから5kg落とした体重の2kgを見事にリバウンドした。しょうもない。巻き返しに走らないと。酷暑に走るのは体に良くないという言い訳が使えなくなった。

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オオゼキの果物売場が熱い。葡萄品種だけで10品種以上が並ぶ。マスカット・オブ・アレキサンドリアが一房398円。ナガノパープル、クイーンニーナ、シャインマスカット、ロザリアビアンコ、レイディーフィンガーなどそこらへんが安く入荷されるタイミングを巧く捉えて食べ比べたい。梨も秋麗、秋水、南水など赤梨系品種を食べ比べたい。


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来客。中指だけ肉球がピンク、他は黒い。触らせてくれた。

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嫁の実家への帰省と南伊豆旅行の為に実家に預けていたマンゴー殿を引き取りに行かねば。猛烈に尻尾振って舐めてくる、どこにもつきまとってくるマンゴー殿に会いたい。

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足先だけ白い靴下を履いたようなオシャレさん。

 

今週末、釣堀に子供達を連れて行けるだろうか。

 

息子が4歳になる前に、もう一度温泉旅行に行きたい。エクシブ箱根離宮か、飯能のムーミン谷か、松本城とその付近の温泉か、頑張って馬籠宿や妻籠宿まで足を延ばすか。

 

やらなければいけないこと、やりたいことが多い。仕事が忙しくなるほど、私事でやりたいことが増える不思議。

 

藝祭アートマーケット戦利品 指人形と銅蝉幼虫

藝祭アートマーケットの戦利品を記録しておこうかと思う。

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これが私が大学院在籍の高橋ジョニー氏から購入した指人形。指は中指なんだそうだ。

 

なかなかこれを作る発想は湧かない。シュール。滑稽。ユーモラス。猟奇的。

 

これをアートマーケットの為に作り溜めている、部屋中溢れかえっている状態が一番の見ものかもしれない。

 

 

もう一つ、特筆しておきたいのが原郷瑞希さんの作品。肩書きはArtist/Photographerとある。見た目は可愛らしいイマドキの若い学生さんでこんな作品を作っていることは外見からは想像できない。


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作品は鋳込みの銅製のアレ。

 

一旦、型を作ったらいくつも複製できるのかと思いきや、蝉の抜け殻に溶かした蝋を流し込み、外を石膏型で制作し、蝋を燃やし溶かし出して型の中に空洞を作り、さらにそこに熱して溶かした銅を流し込んでようやく抜け殻の形の銅の塊を取れるのだという。つまり、型を作るたびに抜け殻は燃やされてしまい、型の使用は一回限り。

 

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作品の数だけ蝉の抜け殻を集めたことになる。そしてこの蝉の幼虫の形をした銅塊は一つ一つが異なる。無論、原寸大だ。

 

抜け殻を使っているので制作のために羽化前の生体を殺しているわけではない。むしろ、その後は短い寿命を送ったであろう蝉の1個体、1個体を銅でこの世に留める作業と言える。なんなら蝉を銅の姿で生まれ返らせたといってもよい。

 

私の腕前では無理だけれども、10倍サイズの銅鋳込み作品を作って欲しい。

 

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慎重に見比べ、か細い脚が全て綺麗に残っているこの個体を購入した。どれも一発勝負で、他の個体の多くは脚が欠けている。細い抜け殻の脚の空洞まで蝋が行き渡らなかったのだろう。うまく空気が抜けないと形は綺麗には出ない。

 

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3000円也。今、私自身も石膏型を作っていてその工程の手間に難儀しているからなおさら、一回限りの型を作って鋳込みする労力が多少は想像がつく。労務費の積み上げで利益も載せた値段をつけるならば6,000円ぐらいつけたい。

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さすがに学生さんの顔をここに載せるのは憚られるので、トリミングさせて頂いた(本人は構いませんと仰っていたが)。手に持っている羽化後の蝉は非売品。蝉の成虫の羽の翅脈まで綺麗に形になっていて素晴らしい。残念ながら制作工程は全く異なり、完全に作れたのはこの一体だけなのだそうだ。是非制作工程を安定化して来年は売りに出して欲しい。


表面に緑青を発生させるべく保管したらさらに素敵になるのではないだろうか。

この銅の蝉を見ながら、もう一度、空想ではないよりリアルな蝉の抜け殻陶器鉢を作ってみたい。

次は、脱皮羽化過程の蝉の陶器鉢を作りたい。

その前に仕掛品を完成させて片付けるのが先なのだけれども、完成させる前にもう、放り出して次の作品を作り始めたくなる。



追記:ネットで蝉の羽の翅脈を調べていたら、下記の小学生の自由研究を見つけた。その水準の高さに驚愕する。いやはや、小学生のレベルじゃない。どこかでテーマや材料を購入して取り組むぐらいなら自由研究なんて無くして夏休みは存分に遊ばせてやれと思っていたが、子供が自主的に興味を持ってこんな研究をするならば応援してやりたいとも思った次第。

https://www.shizecon.net/award/detail.html?id=466