ホイアンで一押しのカカオカフェ「cocobana」

朝の9時から2時間近くも滞在してしまったカフェがある。

f:id:mangokyoto:20190713202815j:plain

f:id:mangokyoto:20190714130940j:plain

f:id:mangokyoto:20190714124815j:plain

店へ入ると、木造の古民家で壁は青緑色。自分の好みど真ん中。
 f:id:mangokyoto:20190714130247j:plain

f:id:mangokyoto:20190714130544j:plain

道路沿いには広々とした店舗があり、ベトナム産カカオ豆から作られたチョコレートが並べられている。
 f:id:mangokyoto:20190714125849j:plain

f:id:mangokyoto:20190714125705j:plain

f:id:mangokyoto:20190713202243j:plain

チョコレートにワイルドペッパー、チョコレートにモルト、あるいはウーロン茶などがフレーバーされたものから、産地ごとのカカオ豆を使った70%ダークチョコレートなどが並ぶ。

f:id:mangokyoto:20190713202520j:plain

壁にはバッチャン焼きの急須や珈琲カップが陳列されている。
 f:id:mangokyoto:20190714130438j:plain


 f:id:mangokyoto:20190714110542j:plain

中庭には石柱の上に大きな水槽が置かれ、それを目の前にして布のイスが並ぶ。

f:id:mangokyoto:20190714110546j:plain

f:id:mangokyoto:20190714130719j:plain

f:id:mangokyoto:20190714111335j:plain

f:id:mangokyoto:20190714111503j:plain

水槽は木製の大きな長持のようなものに収まっているのだが、石柱に乗って下に空洞があることで威圧感がない。鰭長鯉が優雅に泳いでいる。巨大な水槽を支えるフィルターも木製長持の中に収納されているようだ。水槽の奥の陶器の壺が透けて見える。

f:id:mangokyoto:20190714120509j:plain

f:id:mangokyoto:20190714125208j:plain

私の水槽もせめて陶器の縁を作って、安普請なプラスチックのフレームを見えないようにしたい。四柱に装飾を施して、重厚感を出したい。

f:id:mangokyoto:20190714130620j:plain

f:id:mangokyoto:20190714113320j:plain 

ここでベトナムコーヒーとフットバスのセットを注文した。100,000VND也。日本円にして500円。これにも増して価値のある500円体験はそうはない。

f:id:mangokyoto:20190714113228j:plain

花弁や葉、塩が入った大きな金盥に薬膳の香りのする茶色がかった水を大きな薬罐で注ぎ入れてくれた。ひんやりと気持ちが良い。

f:id:mangokyoto:20190714113559j:plain

 f:id:mangokyoto:20190714113526j:plain

さらには大きなガラスの入れ物に氷を山盛り持ってきてくれた。足元を冷やすと、冷房など無くともなんとも心地が良い。冷房の効いた部屋の中でオイルを塗りたくられるマッサージよりも気持ちが良い。快適至極。
 f:id:mangokyoto:20190714124933j:plain

ここで原田マハの「奇跡の人」を読んだ。朱印船貿易が盛んになった17世紀に300人以上の日本人が住み日本人街を形成していたというホイアン。最も暑い7月に、快適な古民家長屋の中庭で足元から冷やしてくれたおかげもあって、ベトナムにいながら意識は完全に小説の中の津軽へと飛ばしてくれた。何度も泣いて鼻水を啜りながら、上を向いて涙を零すのを堪える。側からみたら情緒不安定な危険な旅行者だ。店員に見られただろうか。
 
旅先には原田マハに尽きる。全てとは言わないが「楽園のキャンバス」「リーチ先生」といいこの「奇跡の人」といい、とても前向きな感動を与えてくれる。どんな環境でも小説の世界に引き摺り込んでくれる。名所を忙しなく歩き回るのも良いけれども、旅先で本の世界に飛び込むのが最高の贅沢の一つだと思う。
 
 f:id:mangokyoto:20190714130307j:plain

ベトナム産というカカオ豆を3袋買った。チョコレートに加工されてない豆そのままで、甘さはないがカカオのフレーバーが口の中に一気に膨らむ。我ながら、一番の戦利品に思う。そしてチョコレートバーもいくつか買った。

f:id:mangokyoto:20190714124853j:plain

f:id:mangokyoto:20190714124949j:plain

f:id:mangokyoto:20190714125010j:plain

f:id:mangokyoto:20190714125018j:plain

 
随分と長居した私に気持ちよく対応してくれた店員の青年はホーチミン出身だが都会に嫌気がさしてホイアンに移ってきたのだそうだ。3ヶ月ほど前に大分から仙台まで日本を旅してきたそうで、中でも福岡が忙しすぎず、食べ物も美味しく最も気に入ったとのこと。
 f:id:mangokyoto:20190714124807j:plain

f:id:mangokyoto:20190714120349j:plain


f:id:mangokyoto:20190714122707j:plain

ココちゃん。

f:id:mangokyoto:20190713202707j:plain

こんなカフェを開きたいと思うフエ「ゲッコーカフェ 」

入った瞬間、ああ、この構造はいいな、と思った。

f:id:mangokyoto:20190712190623j:plain

日本にこんなカフェがあるとしたら、しかも多肉植物・仙人掌カフェだとしたら、という視点で夢想しながら寛いだ。

 

道に面して全面のシャッターがついている。それをガラガラと閉めたら店仕舞いも防犯も完了。日本ならば冬の寒さを考えると窓は必要だろうか。シャッターを解放すると、軒先のパーゴラから陽を透かせた新緑が眩しい。遮光がわりに「玉綴り」や「ルビーネックレス」のような多肉が垂れ下がっていたら目に楽しいかもしれない。

 

屋根の下は陽射しを避けたい人の客席。ティランジアやリプサリスなどの紐サボテンをちりばめたい。コンクリートや煉瓦壁を廃墟風に仕上げるのではなく、白の漆喰壁に濃茶の柱や梁を剥き出させた和風の室礼にしたい。

 f:id:mangokyoto:20190712191409j:plain

道路に面した二階建ての客席棟があり、その先には中庭がある。吹き抜けで見上げると天井がない。雨天時には丈夫な天幕シートをかけられるようになっているようだ。

 f:id:mangokyoto:20190712190805j:plain

大きな柱サボテンなんぞが聳えていたら素敵だろうな。せめて、サボテンの骨格を置きたい。

f:id:mangokyoto:20190712191313j:plain 

階段には踏み込み板を空間に飛び出させ、鉢を嵌めるための穴を開け、それぞれの段に多肉鉢を飾りたい。中庭は最高の温室となる。

 f:id:mangokyoto:20190712190737j:plain

階段を登った先は陽射しを厭わない多肉愛好者の特等席だ。両側の壁をマミラリアで埋めたい。窓側の席は一列の奥行きのあるカウンター席にし、カウンター席のガラス板の下に販売用サボテンを並べられるようにしたい。

 f:id:mangokyoto:20190712190856j:plain

中庭と母屋の間仕切りには横長の水槽を置きたい。理想的には奥行きのない薄い水槽に挟まれるように仙人掌を並べ、あたかも仙人掌の合間を魚が泳いでいるかのように演出したい。水槽の上には水耕サボテンを並べて育てる。母屋の中にも、この水槽に対面するようにカウンター席を設けられる。

 f:id:mangokyoto:20190712190845j:plain

母屋は厨房であり、居室棟。二階の屋上は全面「銘月」で緑化したい。痩せた軽い土壌でも育つし、熱を吸収してくれる。真夏の直射日光をものともしないし、冬の寒さにも耐える。夏の夜に自動給水できる仕組みは必要だろうな。そして何より「銘月」はサラダとして食べられる。

 f:id:mangokyoto:20190712190837j:plain

せいぜい2部屋ほどの客室を設けたい。客室の窓からは中庭を望めるようにし、窓辺に多肉植物。二人がけのカフェテーブル。

 

シャワー室は天井を含め曇りガラスを多く配置し、ティランジアを配置したい。日々のシャワーの湿気を取り込めるようにしたい。

 f:id:mangokyoto:20190712190645j:plain

店の全ての仙人掌は室内装飾であり、売り物だ。利益が出ても全て新しい鉢や株の購入に充てて利益を消し込みたい。そうやって貯金を取り壊さずに日々を穏やかに陶器と植物に囲まれながら過ごしていきたい。

 f:id:mangokyoto:20190712191013j:plain

 

上物の建築だけで1500万円は必要か。ううむ。

 


 

 

ブルーキャスケットから転生したオンディーヌ

東高円寺駅オオゼキスーパーの近くに「ブルーキャスケット」という喫茶店と「色即是空」という立ち飲み屋が隣り合っていたのだが、建て替えの為に今年の4月でどちらも閉店してしまった。

f:id:mangokyoto:20190622172422j:plain

そのうちの「ブルーキャスケット」が「オンディーヌ」と名前を変えて大久保通り沿いに移転していることを知った。新しい店は壁が紫。青い木戸はブルーキャスケットからそのまま持ってきたという名残。

f:id:mangokyoto:20190622173304j:plain

立派なカサブランカの生花が活けてあった。

f:id:mangokyoto:20190622172730j:plain

馴染みのブルーキャスケットの代名詞とも言える青棺に入った球体関節人形


f:id:mangokyoto:20190622173154j:plain

さらには沖田総司と花魁。どれも生気がなく青白い。


f:id:mangokyoto:20190622173218j:plain

酒はウイスキー、コニャックなどもあるが目玉は何種類もあるアブサン。トニックとソーダで割ったアブサンソニックは軽く、喉の渇きを一気に癒せるアブサンハイボールのような飲物だった。


営業時間は17時から23時まで。酒だけでなく珈琲を飲んで寛ぐ利用もできる。珈琲500円。2杯目からが半額というのが嬉しい。

f:id:mangokyoto:20190622173104j:plain

食事はまだあまりなく、ソーセージなどだけ。今後、拡充されていくのだそうだ。色即是空時代のように一食満たせるような品が出されるようになってほしい。


f:id:mangokyoto:20190622172713j:plain

人形作家、清水真里さんは球体関節人形の世界では著名な方だそうだ。この世のものとは思えない存在感に虜になる人が少なくないそうだ。

f:id:mangokyoto:20190622172703j:plain

夜、動くだろうか。

f:id:mangokyoto:20190622173143j:plain

オンディーヌは「ブルーキャスケット」、「色即是空」からの常連客が多い。気の良い人達が多く、初対面の私にも気さくに適度な距離感で話しかけてくれる。

立地が良いとは言えないが、多くの常連に愛され、支えられている。大きく儲かる店ではないのかもしれないけれども、うまく期待値を合わせられればこんな店を長く続けられるのが幸せなのかもしれない。

f:id:mangokyoto:20190622173127j:plain

店長は清水真里さんの弟子でご自身も製作されてらっしゃるそうだ。


方向性や嗜好は人それぞれだろうが、モノを造って世界観を構築できる人を深く尊敬する。私も陶人形を造ってみたいと思っているのだが、人の形に似せて作るというのは心理的なハードルが高い。下手で不細工な人面ができるとどうにもならない。焼成せずに造形の練習をしばらく重ねないとダメだろうな。


火〜金 17:00〜23:00

土 16:00〜23:00

日月定休日



うんざりするタピオカ屋乱立の中で目を惹く花カフェ「gmgm」

f:id:mangokyoto:20190620202515j:plain

中華料理屋「成都」の軒先に台湾タピオカ専門店「五十嵐」が出来ていた。その10m先には「麗茶亭」。

 

f:id:mangokyoto:20190620202552j:plain

うんざりだ。20年ほど前に台湾で初めて飲んだ時に、友人とおっかなびっくり飲んだ。まあ、飲めなくはないが甘すぎるし敢えて好んで飲むものでもないと思って以来、自分で買ったことはない。

タピオカの実態はキャッサバ団子で原価がとても安く、とても儲かるとのことで昨年からブームになっているらしい。

f:id:mangokyoto:20190621195745j:plain

「ジャンボ総本舗」という粉物屋も台湾黒糖タピオカ専門店に変わっていた。

反社の資金源になっているなんて話まで聞こえてくる。うんざりだ。1年後には淘汰されているだろう。

f:id:mangokyoto:20190620202609j:plain

まださらにできるのか。これから開店するという時流の読めてなさ、徒歩20mの範囲に既に2店舗あるなかでさらに出店するという商圏分析のできてなさに暗い気持ちになる。

タピオカミルクティーが好きで専門店を開くのが夢だったという誰かが開いた店は殆どないだろう。儲かっているらしいから投資してみたという店ばかり。閉店しても全く惜しまないし、そこらの飲み屋で「昔、タピオカ専門店を出したんですけどすぐにブームも去って借金が残ってしまって」なんて困っている人と会ったとしても微塵も同情しないだろうな。

f:id:mangokyoto:20190621131811j:plain

大手チェーンのプロントまで参入。専門店の値段より安く飲めますよ、というタピオカ専門店の客の削り取り作戦。ブームが去ったらメニューから消せば良いだけだから彼らは痛くもなんともない。

 

高円寺駅周辺だけで6店舗ものタピオカ専門店が見つかった。高円寺の客は流行りものに飛びつくだろうと小馬鹿にされているような不快さを感じる。言い過ぎか。ここまでくると白痴化。安易な模倣ビジネスの蔓延に日本経済は大丈夫だろうかと心配になってしまう。タピオカブームは飽和して下り坂に入った様子。どうやら私はタピオカミルクティーが嫌いらしい。

 

 

高円寺駅南西の焼鳥屋街を過ぎたあたりに新しいカフェ「gmgm」ができていた。グムグムと読むのだそうだ。6月7日に開店したばかり。

f:id:mangokyoto:20190621124003j:plain

f:id:mangokyoto:20190621113722j:plain

店内の壁は全面的にピンクで天井から沢山のドライフラワーが吊るされている。販売もしているとのこと。

 

ドライフラワーアーティストの奥さんと、料理とお酒を作れる旦那さんが融合させてみてはどうかと思いついて生み出したそうな。

 

f:id:mangokyoto:20190621113254j:plain

クリムトの絵が飾られていたり、猫脚の椅子があったりと19世紀らしさも漂う。店内は10席ほどとこじんまりとしているが、世界観に満たされている。

 

若い女性がひたすら店内や食べ物の写真を撮っている。雰囲気に合わせた写真を撮るために、レースを多用した懐古趣味的な服でお洒落してくる女性もいる。そりゃ、気分が盛り上がるだろうな。

 

f:id:mangokyoto:20190621114324j:plain

植物に溢れているのは好みだ。難点はピンクの内装に花だらけとなると、若い女性が大勢押しかけ、おっさんは空間の異物になってしまう。店の片隅の席に目立たないように座ったつもりだが、こちらにカメラを向けていると、おっさんが写ってしまい申し訳無く思う。

 

f:id:mangokyoto:20190621114341j:plain

f:id:mangokyoto:20190621115754j:plain

 

絨毯も可愛らしい。

 

f:id:mangokyoto:20190621121100j:plain

ホームページから拝借した写真はピンク色で食用花が豊富に入ったインパクトのあるカレー。ピンクはビーツによるものらしい。実際に頼んでみると肉眼だと茶色いレッドカレーに見える。暖色の強い照明のせいなのか、普段出しているカレーはそんなにピンクではないのか。自然光の入る窓側の席で食べた方が良いのかもしれない。

f:id:mangokyoto:20190621114445j:plain

カフェでカレーを主力にしていると、作り置きできるし、原価率も低いし商売を優先にした安易なメニューに見えてしまう。本当に店のコンセプトに合った拘りの品なのかと疑問に思う場合が多いし、わざわざ外食してまで食べたい味ではないことも多い。

その点、この店のカレーは安易さに流されたカレーではなく、このカレーを食べてみたさに店に来るような工夫がされている。味もタイカレーベースで辛く、ココナッツミルクの味もして美味しかった。花弁は特に味があるわけではないが、苦味もクセもなくサラダのように食べられる。

f:id:mangokyoto:20190622071719j:plain

(ホームページから拝借)

そのほかにも食用花が散りばめられたクレープやチキンサンドなど見た目に美しい料理がたくさん。iPhoneで店内を撮るとピンクが霞んでしまう。暖色の照明だと華やかな花々の色が綺麗に見えない。照明を白色に明るくしてしまっても良いのではないか。

 

カフェラテは陶器のカップにラテアートで飾られて出てくるかと思ったが、持ち帰り用の紙コップだった。これは少し残念。花模様のラテアートが見たかったな。

 

店長夫婦の拘りと世界観が盛り込まれたこんな店は是非、もっと増えて欲しいし頑張ってほしい。

 

ノーモア、タピオカ。

ノーモア、整体院。

ノーモア、美容室。

ノーモア、フランチャイズ

 

で、だ。高円寺に多肉植物・サボテンカフェが出来ても良くないか。何故ないのだろうか。

 

蛇足。

群馬県高崎市の「介護付き高齢者スナック Go To Heaven」なんて75歳以上の男性に生き甲斐を提供して賑わっているらしい。安定して常連が通ってくれるのだろうな。パクるにしろ、タピオカ以外にもっとあるでしょうよ。

珈琲、甘味、新緑の純喫茶フェスティバル-こころみカフェ

来られたのは3ヶ月ぶりか。高円寺のお気に入り隠れ西洋古民家カフェ「こころみ」。


そういえば、ここでは月終わりに蕎麦の会を催しているのだった。前回は常陸秋蕎麦や福井の蕎麦の食べ比べだったらしい。

f:id:mangokyoto:20190601151143j:plain

今週末は「純喫茶フェスティバル」なるものが催されており、各地の純喫茶が集まって珈琲を淹れてくれ、飲み比べができるらしい。


で、来てみた。

f:id:mangokyoto:20190608123719j:plain

日本各地の純喫茶店が集まって「こころみ」を貸し切っての純喫茶祭。

f:id:mangokyoto:20190608122746j:plain

阿佐ヶ谷から「ブネイコーヒー」、西千葉から「純喫茶シノダ」、東久留米から「EAST AND WHITE」、梅島から「maruca coffee」、高円寺から「momomo」などなど。

f:id:mangokyoto:20190608122740j:plain

5枚綴り1000円のチケットを買い、飲み比べられる。

f:id:mangokyoto:20190608122822j:plain

参加して経年変化したポットがカッコいい。ネルドリップ。複数店舗の拘り珈琲を飲み比べられるのが嬉しい。

f:id:mangokyoto:20190608123051j:plain

珈琲以外にも恵比寿の「つなし」という和菓子屋さんや高円寺「momomo」のケーキ類も頂けるとのこと。

f:id:mangokyoto:20190608120914j:plain

美味しそう。目移りしてしまう。なんてフォトジェニック。

f:id:mangokyoto:20190608120920j:plain

焼印の和柄が好み。打ち出の小槌、藤、稲穂、桜、梅。つぶ餡、胡麻餡のもなか。お土産に買って帰った。

f:id:mangokyoto:20190608121536j:plain

お二階の和室ではケーキやタマゴサンドが売られていた。ラムレーズンバターサンドケーキなんて罪深いケーキ、初めてみた。抗うことができなかった。そして罪深い味だった。

f:id:mangokyoto:20190608121530j:plain

ラムレーズンを息子に食べさせるわけにもいかず、息子にも買う羽目に。息子は完熟バナナのアーモンドケーキを選んだ。味見させてくれず。

f:id:mangokyoto:20190608121553j:plain

キウイ酢ソーダ、赤紫蘇シロップソーダも気になる。

f:id:mangokyoto:20190608123614j:plain

新緑の時期、「こころみ」の特等席。逆光で輝く大きな葡萄の葉と日々、大きくなっていく実。

f:id:mangokyoto:20190608123639j:plain

美しい緑を楽しみながら、丁寧に淹れられた拘り珈琲を飲み、美味しい和菓子や洋菓子を頂く。なんて素晴らしい企画。またやってほしい。

複数の喫茶店を集めるのは大変だろうから、喫茶を二階で利用できるようにしてほしい。「こころみ」のデザートも美味しい。

f:id:mangokyoto:20190608124119j:plain

f:id:mangokyoto:20190601151106j:plain

さて、多肉植物、仙人掌好きに朗報。庭には仙人掌が大きな蕾をつけている。

f:id:mangokyoto:20190601151112j:plain

ドラゴンフルーツに近い種類か。火を吐くドラゴンのような真紅の蕾。

f:id:mangokyoto:20190601151131j:plain


f:id:mangokyoto:20190608123058j:plain

咲いたら桃色が出てくるのか。


もっと頻繁にくるべきだな、「こころみ」。

純喫茶フェスティバルは6/9まで。


阿佐ヶ谷の個人的イチオシカフェ「ヤゼット」

 阿佐ケ谷駅から高円寺駅方面に300mほど歩いたところに半年ほど前に開店したYazetto(ヤゼット)というアグリカフェ。

 

あまり紹介したくない店。このブログごときで客が増えることはなかろうが、万が一、人気沸騰して気軽に入れなくなったら困る。万難を排して居場所として守りたい店といったら大袈裟か。

f:id:mangokyoto:20181204121927j:plain

 

f:id:mangokyoto:20181204122458j:plain

 チキン南蛮。ボリュームたっぷり、がっつりと腹に溜まる量だった。

f:id:mangokyoto:20181216223703j:plain

 これだけ具沢山なソースもなかろうよ。サラダか。カロリーゼロか。そんなわけないけど。

f:id:mangokyoto:20190501125359j:plain

豚カツは分厚く、柔らかく、美味しい。辛子もきちんと辛くて嬉しい。パセリもちゃんと食べられるやつだ。パセリを散らしながら食べると油で揚げた料理も口の中があっさりとする。案外、パセリは食べないことが多いので豚カツとパセリの組み合わせは実際に食すことの少ない組み合わせ。

 

f:id:mangokyoto:20190501125406j:plain

この定食一式で870円は安い。しかもこのカフェの売りの新鮮な野菜がふんだん。シェフの自宅の農園で育ててらっしゃる季節の野菜が使われる。お新香などの些細なものに丁寧な仕事ぶりが窺える。

 

このクオリティ、都心の商業地の店ならば1300円はしててもおかしくない。若干失礼なもの言いになるかもしれないが、誰かが生計を立て家族を養うための利益を乗せた商いというよりも、子育てなどの縛りのない経営者のお二方の夢の実現であり、質に対してのプライドを感じる。

 

がっつりしたメニューがどうしても美味しそうで食べてしまうが、もっとヘルシーそうなメニューも肉うどんもある。ケーキ類も手作りで美味しい。で、安い。

f:id:mangokyoto:20181216223850j:plain

もともとはカフェとして使われていた場所を居抜きで引き継がれたそうだ。ここ珈琲豆の焙煎機があった場所は半個室の二人がけのソファ席に変わった。

 

紅茶は東京紅茶、珈琲豆はブネイコーヒーの焙煎。

f:id:mangokyoto:20181216224138j:plain

 朝は7時から開店しているというのも珍しいのではなかろうか。

 

f:id:mangokyoto:20181216223931j:plain

陶芸好きな私には嬉しい、陶器の本が置かれていたりする。

 

f:id:mangokyoto:20190501133001j:plain

安い。美味い。そして穴場。残念ながら夜はやっていない。

 

f:id:mangokyoto:20181216223432j:plain

高円寺にできて欲しかった。

 

日曜定休日

7:00~18:00

 

フランスでしたいことリスト。話題の店、場所、趣味の店など。

毎年恒例のフランス出張。フランスと言えば私のなかでは敬愛する変態サブカル愛好者に溢れた国なのだが、観光大国のフランスにいざ行っても表面に幾層も覆うキラキラとした観光資源に触れられるだけで、私の趣味関心に突き刺さるものが何処にあるのか未だにわからずにいる。

東寺の弘法市のような、高円寺の商店街のような、神保町の古書店街のような、あとはセミプロ作家の作品展時販売店が集まったような場所はないものか。情弱。ネットで目的の情報を探し当てることは私には簡単ではない。


したいこと
Au Bascouで王家の野兎(lièvre à la royale)を食べる
日本酒とフランス料理を合わせた店を探す
ギメ美術館で東洋美術の集積を拝む
国立陶器博物館で西洋陶器を鑑賞
手頃なフランス陶器を買う
パリの多肉植物店でフランスのセンスを探る
適当な自画像を描いてもらう
日本画家の友人に画材を買う
ポンピドゥセンターの近代美術館
クリニャンクールで掘出し物を探す
プロヴァンの街並みに浸る
ロレーヌの古城を拝む
ドラゴン納豆を食べる
朝のパリをジョギングする
ハンドメイド作家のクラフト市。日程合わず。https://keikoparis.exblog.jp/22816868/


したこと
◎「グルニエアパン」でパリで一番のバゲットを食べる。クロワッサン、エクレアなや菓子パンも美味。
◎ジャックジュナンの生キャラメルとチョコを食べる。フルーツの生キャラメルは格別。
○マイユ現地店限定のシャブリマスタードを買う。トリュフマスタードはクセが強すぎた。
マリアージュフレールで現地限定フレーバーを買う。
△ワインテイスティング
△ブラッディーマリー発祥のバーで飲む。
△兎を堪能する。
◎鶉を堪能する。濃厚な味と香りに感心。
○二つ星のレストランで食べてみる。
○三ツ星と同じ仕入れ先のドライエイジング肉店「Le Severo」。
◎陶芸作家の工房へ突撃訪問。貴重な体験。
ルーブル美術館
オルセー美術館
◎ケブランリー美術館。見せ方がカッコいい。
△クリュニー美術館
△香水博物館
△ダリ美術館
◎レンヌ美術館。猪の陶器鍋。ブグロー作品。
セーヌ川クルーズ。
△ベルサイユ宮殿。
○サンシャペの青ステンドグラスを鑑賞。
○オペラガルニエの豪華絢爛を楽しむ。
ラファイエットの華麗なガラス天井を鑑賞。
カルチェラタンを散策。
△マレを散策。物価が高くて買うものはあまり。
エッフェル塔界隈を散策
×ヴァンヴ蚤の市を散策。ガラクタが中心。
◎クリニャンクール蚤の市。1日飽きない。
◎特注フェルト帽を父に贈る。
アメリのカフェドゥムーランでブリュレを食べる
ハウルの舞台になったらしいコルマーへ
ストラスブールを散策
○ニースを散策
ボルドーでワイン畑めぐり。安くはない。土壌の水捌けが悪いのが予想外。
モンブランに登る。絶景なり。
○ノルマンディーの街エトルタで牡蠣を楽しむ。ミルフィーユ状の断崖絶壁が壮観。
○ランスでシャンパン蔵を訪れる。
△結婚十周年のヴィンテージシャンパンを買う。ランスでも安くはない。
○レオナール藤田の作品を鑑賞。