辞職

多かれ、少なかれ、その会社を辞めるということは会社を身限るか見限られるか、あるいは両方が入り混じった結果だと思う。


原因は会社が求める仕事と自分のやりたいことの不一致であったり、勤務地の不一致であったり、さらには自分の社内での立ち位置や昇進の可能性が低いことを察して、あるいは会社側が年次や給与が上がり過ぎて費用対効果が悪くなった社員にポジションを用意しなくなるなどシビアな理由もあるだろう。。。


今年は例年になく多くの社内外の友人知人が転職した。優秀だと思っていた人も多い。それぞれの本当の所の理由は知らない。だから、自分自身のことを考えるにあたって何か自分は見落としていないか、認識不足により判断を誤っているのではないかと不安に煽られることもある。


しかしなんだかんだ、それなりに食っていけるという根拠のない自信があり、今辞める然したる理由もなく、目の前の仕事に面白みを感じる要素もあり、とどめに惰性に身を任せる怠け性でもって変わらずにいる。


そんなんを思いながら感傷気味に週末を過ごしたのだが、美味い筍の料理の数々と手作りピザを自画自賛して楽しんだら憂いは吹っ飛んでしまった。落ち込んでも立ち直りが早いのは良さだと思っていたが、もしかしたらそれは良いことでもなんでもなく、深刻に考えるべき時に過ちから十分に学ばず、過ちを繰り返す駄目な人間特性。その中の最もマシな側面でしかないのかもしれない。しいて自分に厳しくするならば物事が巧く行っている時ほどしんどいことに取り組んで自己研鑽。それ以上、何に気を使えば良いのかわからん。一番かわいい時期の息子と遊ばずしてどうするのか。