世界中にどこでも売っている高級ブランドがギッシリ詰まったパリ随一の高級百貨店ラファイエット。私が買うものは何もない。しかしこのガラスドームは何度観ても素晴らしい。
花の都の花たる所以というか、欧州的華やかさの先入観を結晶化したらこうなるのではないか、という絢爛さ。教会の中の装飾のようにゴテゴテと重くなるのと違い、鮮やかで彩り豊か。
そんなガラスドームの下は高級化粧品がひしめき合うのだが、その中に突き抜けて高く、視線を集めるのがLANCOM。ARMANIでもなく、やはりフランスのシグニチャーブランドはLANCOMということなのだろうか。
OはLANCOMのO。
この高級ブランドたちの中心は自分だと主張せんばかりのアピール。
ちなみにガラスドームの上は二重になっている。雹や何かが降ってきても、ステンドガラスドームは直接は被害を受けない。ここまで大掛かりにしないと実用性のある煌びやかなガラスドームは作れないのか。美への執念。