果たしてコロナ禍の自粛生活を有意義に過ごせたか

緊急事態宣言に基づく外出自粛生活にも終わりが見えてきた。思えば怠惰な自粛生活を送った気がする。

 

「忙しいことを理由にできていなかったことは、暇になってもやらない」とはよく言ったものだ。

 

  • 映画もありあまる時間にたくさん観るかと思いきや、さほどでもない。Huluのラインアップがアメコミ実写だとかアクション映画ばかりで骨太なヒューマンドラマなどが少ない。
  • 本。読む時間はたくさんあったはずなのに。おかしい。数冊、今後の仕事に必要となりそうなビジネス書は読んだけれども期間に対して圧倒的に少ない。
  • オンライン飲み。5回ぐらいやったが、音声がとぎれたりするのは案外、ストレス。同時に複数の会話が並行するようなライブ感のある会話ができない。
  • 太った。筋トレも忘れてばかりでさほどせず、座ってばかりいるので太った。一応5月単月で120㎞以上はジョギングしたのだが、増えた酒量で相殺された様子。

自宅で陶芸などの創作活動ができる環境がもっと整っていたらもっと充実していたのではないだろうか。忙しい時でも寸暇を惜しんでやる対象こそが本心からやりたいことだとしたら、自分にとっては「陶芸」だし自由に移動できる環境においては「旅行」「飲食店めぐり」「美術館・博物館などのスポットめぐり」なのかもしれない。

 

毎日3時間もの通勤時間とその前後の身だしなみの時間、家についてからの着替えなどおそらく自由になった合計4時間はどこへ消えたのか。

  • だらだら漫然とネットサーフィンする時間が増えていた気がする。
  • 睡眠時間も毎日平均で1時間ほど増えたのではないだろうか。
  • どうぶつの森。時間を無限に吸収する闇の物体。
  • 無料オンライン漫画。毎日、無料で1話よめる作品を並行で20作品ぐらい追ってしまっている。
  • 料理。週末は食事を作ることが多かった。昼ご飯を子供たちに食べさせながら、夕ご飯は何が食べたいか聞いてしまう。私が子供の頃は、食べてる最中に聞かれても知らんがな、と思ったが本当にそう。
  • 仕事が案外と大変で今後のモチベーションを立て直すことに有象無象の労力と時間をとられた。

あまり立派な志も高い意識も持ち合わせていないことが証明されてしまったようでなさけない。コロナ禍の自粛生活を機に自分の価値観や人生観を見つめ直すといった何か有意義な時間の使い方はついぞすることがなかった。

 

ダメ人間を自覚するとともに、謙虚に生きていこうと思った。