秋の金魚釣堀「寿々木園」 金魚の肥育

かなり私にも慣れてきて近づけば餌をねだるようになって可愛かった紅白のコメット。白い尾鰭が綺麗なヤツだった。それが野良猫に食べられてしまった。金網をしっかりと被せていたので安心していたが突破されてしまった。半年かけて毎日餌をあげて肥育した挙句に猫に捧げたようなものだ。猫にとって金魚は美味いのだろうか。食べた以上は楽しんでくれたことを願う。


睡蓮鉢に魚を何も入れていないと蚊や虫が湧くので何かは飼っておきたい。メダカでも良いかとも思ったが、子供の遊びがてら阿佐ヶ谷の寿々木園へ。

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台風一過の翌日は避け、翌々日に来てみたがよく晴れていて気持ちが良かった。そして秋にもなると駅前一等地にあるので適度に周囲の中層マンションの陰になる。


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向かいの常連の親父が遠目にも大きな金魚を釣り上げて周囲がどよめいていた。毎日来ているような親父たちをどよめかせるのも納得のなんとも巨大な紅白の琉金だった。3歳ぐらいではないかというが、3年でこんなに大きくなるのだろうか。


ここの釣堀はこうして目の前で大物が釣れるので、自分が釣れなくとも大物は確実に中を泳いでいる安心感がある。腕と運が味方すれば自分にも釣れるのではないかと思わされる。

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我が家は大型観賞魚の餌にされるいわゆる「小赤」のようなやつが4匹釣れた。模様が入っているわけでもない至って平凡な金魚だが子供達が嬉しそうにしてるので良しとする。昔は巨大な黄色や紅白の琉金を何匹も釣れていたのに回数を重ねて釣果は減る一方。あれぞビギナーズラックというやつか。


釣堀の店員さんに「あ、これ持って帰ります?」と驚いたように聞かれた。常連ならば釣っても逃して返すような子赤だから。「いや、猫に食べられちゃってね」と言い訳をすると「猫は食べますよね。ご馳走なんですかね」と笑いながら袋に入れてくれた。