もしもを形にした陶蟲夏草鉢

お題を頂いた。「もしも」といった想像上の設定で博物的なモノを造ってくださいとのこと。

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そこで作ってみたのがカンブリア期の古代生物「アノマロカリス」を苗床にして育つキノコを模した鉢。造形作業2時間。
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アノマロカリスは海の中の生き物だし、カンブリア期のその頃に冬虫夏草のような寄生するキノコがあったかは知らない。そもそもアノマロカリスは最大体長38cmと推定される比較的大きな生物でキノコの寸法とも合わない。
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そんなありえないものを組み合わせた姿形を表現するのが「もしも」のお題なわけだ。
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体側のヒレや頭から出た2本の前部付属肢がいかにも繊細で触るだけで壊れそうだ。無事に焼けるだろうか。気休めに粘菌子実体を防護柵のように取り付けてみた。
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取り敢えずビニール袋に入れてゆっくりと乾燥させる。