織田信長公墓所参り、金閣寺、大徳寺

そういえば、息子は京都生まれだった。

学校で歴史の勉強を始めたこともあり、京都にも興味が出始めたそうなので京都に家族で来てみた。

 

新幹線で昼に京都に着いて、鰊蕎麦を食べようかと「松葉」を探すも新幹線コンコース内で戻らないことに気づき、駅ビルの中の東洋亭へ。つばめグリルとそっくりでつばめグリルよりもだいぶ値段の安いホイル包み焼きハンバーグ「百年ハンバーグ」を頂く。

 

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大徳寺に着き、泊めて頂く離れに荷物を下ろさせて頂いた。ご挨拶し、わらび餅を頂く。ほっとする。京都に来た実感。
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まずは織田信長公の墓所大徳寺総見院へ。織田信長公を始めその息子たち、そして正室側室の墓石が並ぶ。本堂には信長公が本能寺に焼き討ちに遭った翌年に秀吉が当代一の仏師に彫らせたという信長像が祀られる。

織田信長にこんなに多くの子女がいたと知らなかった。十男の信好とはどのような人生を歩んだのだろうか。本能寺の変時にはまだ幼く秀吉に引き取られ育った武士であり茶人。
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本能寺からは遺体が見つからなかったので、荼毘に伏すために貴重な沈香でもう一体の信長像も彫らせ、それを火葬したそうでその日、京都には沈香の雅な香りが漂ったとか。

 

前回来た38℃の猛暑の京都とはうってかわり、風が気持ち良い。
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久しぶりに金閣寺へ。今回は息子の初めての京都観光なのでど定番の名所名跡を巡る。観光客で賑わうその中で日本人は1割ほどか。欧米人、中国人、韓国人、東南アジア人、中南米の人達と多彩だった。
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平和の鐘とやら、ひとつき200円。撞いたら90円で売られていた絵葉書を頂いた。余韻の長いなんとも良い音色で昔はこんな鐘を撞くだけでお金を取るのかと思ったものだが、今にして思うと単に鐘を撞かせてもらって良い音色が聞けたとしか思わなかった。
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観光客が一番盛り上がっていたのはお賽銭を小さな碗の中に投げ入れる遊び。

 

金閣寺から歩いて20分ほどのしょうざんリゾートの中にある「わかどり」という古民家を移築した鳥料理屋へ。アマンリゾート、ROKU、ハーベストクラブなど高級ホテルや会員制リゾートが集まるエリアらしい。山手の高級街のようでお屋敷が並ぶ道を歩いた。

 

食後は歩いて大徳寺へ。一部、星でも見えるのではないかという暗闇の中を歩いて抜ける。
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茶室のテーブルで漫画を読む息子。なんと贅沢なことよ。

 

木と香の香りがする。京都だなあ。


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テレビもWiFiもなく、ひたすら静か。カメムシがいたのだが殺生はいかんだろうということで捕まえて外に追い出した。