紅葉の谷川岳 湯檜曽旅行総括

備忘

夏の夜に山頂で満点の星空観測

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湯檜曽から近いので谷川岳ロープウェイで山頂まで上がることにした。大人往復2100円。家族で6300円。なかなか高い。
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確実にこのロープウェイに乗った記憶が妻と私にはあるのだけれども、いつ乗ったのかが思い出せない。あれ、誰と乗ったんだっけ。いろいろ記憶が定かでないがお互いに違う相手と乗ったとは考えにくいのだが。
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ロープウェイ到着駅の上にはスキー場が広がっており、その天神平からさらにリフトに乗って山頂へ。リフトにはゆるキャラ「ぐんまちゃん」が乗って巡回していた。
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谷川岳は1977mの百名山の一座。苦労して自分の足で登った天狗岳や茶臼岳のような爽快感は感じられない。純粋に雄大さが劣るのか、それとも苦労していない分、その苦労を正当化する「素晴らしいはず」補正が働かないからなのか。
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リフト山頂駅にはデッキチェアや双眼鏡などの観光設備がある。見晴らしが良い。

 

ただ、高揚感はない。苦もなく登ってきた観光客のゆるい服装や散歩ついでのような緩んだ態度に山の雄大さを感じる真剣味が醸成されないからか。
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改めて眺めると景色は雄大なのだと思うがそんな感激が無いのは認知バイアスなのだろうか。妻に「わざわざ何時間もかけて登っても観るのはこれと変わらない風景でしょ?だったら登らなくても良いわ。」そう言われそうで不本意だ。
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秋晴れに恵まれ、澄んだ空気に視界は果てしなく深い。
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風雨によって侵食され形成された山容がよくわかる。
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リフト山頂からは冬はゲレンデになるコースを歩いて降りた。叫ぶと山彦が帰ってきて楽しく、子供達は喉が痛くなるまで叫んでいた。
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夏の夜にはナイトウォークなるものが催されていたらしい。広々としたゲレンデ斜面にこのようなランプが置かれて
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山頂の草原で満点の夜空を見上げるのだという。良いな。夏にみなかみに来たらそんな体験も思い出に残るかもしれない。
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息子たちの思い出ランキング

1.保養所の夕食

2.星

3.土合駅

4.蒟蒻パーク

5.富岡製糸場

6.谷川岳ハイキング

 

一番支出額の高い谷川岳ハイキングは無料の土合駅、蒟蒻パークに負けた。谷川岳山頂天体観測ならば上位に食い込むと思われる。

湯檜曽の保養所はオーベルジュ

備忘

食用菊のテリーヌ。柑橘類の香り付け。

クレムブリュレ、林檎のコンポート入り

自分でも作れるようになりたい。

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熱海の保養所に続いて群馬県湯檜曽の保養所にも泊まってみた。湯檜曽川沿いに建ち、川向かいには建物が全くない山々で景色が素晴らしかった。

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部屋は古い昭和旅館の和室の造りをしているが清潔で不満はない。

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麻雀室やカラオケルームのあるような昭和の施設。
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熱海の保養所と同様にあいも変わらず料理旅館、オーベルジュと分類しても異論は出ないだろう食事のクオリティの高さ。群馬の山中の保養所とあってキノコなど山の食材も豊富。
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赤鯛の何やらフレンチじみた一皿。
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海なし県の刺身なんてと思うが鰤、鮪、赤貝も美味しくて驚いた。新潟から東京への大動脈である関越自動車道のみなかみインターを降りて近いので輸送時間的には新潟港に近いということなのだろう。鮮魚の美味しさで大人気の「角上」と同じルート上にあるわけだ。
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茄子の天麩羅。わかさぎの天麩羅も群馬らしくて良い。榛名湖のわかさぎ釣りは冬の風物詩。
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食用菊をたっぷりと閉じ込めたほんのり甘く柑橘の酸味が引き立つテリーヌが絶品だった。レシピが欲しい。再現したい。
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海老の真薯は外れない美味しさ。
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鍋の出汁も飲み干したい旨味だった。
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上毛牛かね。
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そしてクレムブリュレもそれだけでも美味しいのだが中に林檎のコンポートが入っていて酸味も加わって絶品。こちらもレシピが欲しい。

 

これで1泊2食7000円とは。都心でこのクオリティのフルコースを頼むだけで7000円ぐらいしてもおかしくない。陶器の皿ももう少し品のある器に変えるだけで高級感も一気に引き立つ気がする。肝心の中味は申し分ないのだから。

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朝の布団の中からの眺め。
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風呂は単純泉ながら温泉で気持ちが良い。深夜もいつでも入浴できる。せっかくの川沿いなのだから人工物の全くない対面の山を望む露天風呂があったらもう何もいうことがない。そこだけが惜しい。

 

夜、就寝前に建物の外に息子たちと出た。息子が持ってきた星座早見盤と空の星々を照らし合わせる。まだ夏の大三角形が存在感を放っていた。なるほど、カシオペアはWだった。東京とは見える星の量が比較にならない。

 

 

圧倒的個性の土合モグラ駅カフェ

地下70mへ続く462段の巨大階段

少し怖いメッセージだらけの待合室

レトロな駅舎リノベカフェ

唯一無二のきっぷ売場カウンター席

山を眺められるチルチェア

非日常的グランピングコテージ

フィンランド式サウナから雪へダイブ

 

父子旅行に一度は利用してみたい。

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上越線土合駅は日本一のモグラ駅ということで鉄道ファンには広く知られた駅であるらしい。地下70mの深さに広いプラットホームがある。
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1日に7本しかない電車の到着を目の当たりにすることができた。東京から電車で遊びにきた場合には高崎で乗り換え、このようにして駅に降りることになる。
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待合室にはメモ帳とペンとテープが置かれ、観光客が書いたメッセージが隙間なく貼られている。
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元三大師のお札は雰囲気が少し怖くなるからやめて欲しい。
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土合駅名物の改札まで上がる非情で非日常な階段。何も調べずに土合駅にキャリーケースで旅行しにきた人は絶望するしかない。エスカレーターもエレベーターも無く階段を自分の足で上がる以外の方法が無い。引き返して次の電車を待とうにも数時間に1本しか来ない。

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中間地点でパノラマ撮影してみた。上も下も見えないぐらい延々と階段が続く。狂気の構造をしていて面白い。
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汗をかいて息を切らして登りきった。462段。新清水トンネルを掘る際に造られた土を運び出す為の斜坑に後から階段を設けて一般利用客が使えるようにしたのだそうだ。

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ようこそ土合駅へ。
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富岡製糸場ばりに近代化遺産の雰囲気がある。
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ガラス窓の外を植物が蔓延る様も廃墟好きにはたまらない風情。
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2020年のコロナの最中にカフェが開業したそうな。JR東日本のスタートアップ企業によってグランピング施設も開業した。そういうのはもっとやれ。
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銭湯リノベカフェなど個性的なカフェを巡るのが好きな私だけれども久々に心の踊る個性的なカフェだった。
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黒板や壁など使い古した設備を塗り直すことなく古色を活かし、無垢板のテーブルや新しくとも調和する黒のストーブを合わせて蘇らせている。
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設備室は黒板塗料を塗った壁で隠し、チョークアートが飾る。
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オープンなカフェの厨房は店員さんとあれこれ雑談できて良い。
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こんなクズ入もヴィンテージお宝品。
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目玉がかつてのきっぷ売場のカウンターそのままのカウンター席。4人が並んで座れる。
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レトロな琺瑯のマグカップブレンドやシングルオリジンの拘り焙煎珈琲を入れて出してもらう。なかなか美味なチーズケーキを頂く。
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寄贈された駅員の帽子を被らせてもらったり、かつての運行表を見せてもらったり、鉄道好きにはたまらないカフェ。
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映画の小道具かと思える品々。古いものが乱雑に積み上げられるのではなく、空間の中に大事に置かれていると何とも言えない魅力を放つ。
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素晴らしいぞ、どあい。
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外に向いたキャンピングチェアの席からは山の眺めを堪能できる。
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泊まりに来てのんびり、ゆっくり友人と雑談したい。
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上越線の上り線は地上を走る。
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これはこれで長閑で風情がある。
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2020年にできたばかりのグランピングの宿泊施設も素敵でいっそのこと雪に閉ざされる季節に来たい。美味しい上毛牛のすき焼きを食べ、クラフトビールや地酒を飲み、フィンランド式サウナで火照った身体で雪にダイブを繰り返して整う。あとは雪がシンシンと降る様を眺めながら豆から挽いた珈琲を飲みくつろぐ。朝起きたら陽光の下で雪合戦。

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https://doaivillage.com

サイトから拝借。オシャレハウスにサウナに鉄道好きを唸らせる駅にカフェ。お高いけど、プライスレスな親子旅。

 

手札として持っておきたいプランだ。

 

 

群馬こんにゃくパーク

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無料でこんにゃく料理が食べ放題という釣り

売店はさほど安いとは思えない。ここで稼ぐ

農産物販売所は魅力的。

運転手やガイドの休憩室併設。ツアー誘致。

世界遺産から世俗的な楽しみへの動線

 

全くもって興味がなかったのだが息子の熱烈な要望によって寄る羽目になった。
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小さい子供が喜ぶことを最優先にしている。メリーゴーランド、観覧車、ゴーカート、ミニトレイン。子供がこんにゃくパーク楽しかった、また行きたいと言わせるためにはテーマ性の統一などどうでも良いという開き直り。
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女子が喜びそうな恋、占いと直接的に媚びるような施設も用意している。御朱印は少し興味がある。

小さい子供に早期から蒟蒻に慣れ親しませるというのはマーケットへのポイントオブエントリーへの働きかけとして正しい。情緒に甚だしく欠けるが商業的に正しい。蒟蒻なのだからお高く洗練された雰囲気作りをするよりも正しいのだと思う。
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「ひるおび」など取り上げられたTV番組を繰り返し放映することで「あなたはTVで取り上げられたような話題のスポットに来てるのですよ」という高揚感を煽り続ける。
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無料バイキングは蒟蒻焼きそば、蒟蒻ラーメン、蒟蒻味噌田楽、蒟蒻唐揚げ、蒟蒻おでん、刺身蒟蒻、蒟蒻プリンにゼリーなど。味はタレやソースに依存している。不味くは無いが蒟蒻なのだよな。蒟蒻ラーメンが一番美味しかったように思う。

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バイキングエリアから出るには巨大な物販エリアを通らないといけない。とても賑わっていた。
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そんなに買うのか。サクラじゃないよな。他の人が爆買いしていると買いそうになる。

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誘惑を断ち切って外に出ると物産館があって群馬の野菜や果物が売られている。こちらの方が私としては見ていて楽しい。
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長野パープルなど他県のものもある。
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「こんなのがあるよー」と妻が教えてくれてときめいたのがこれ。栗の原木だが単に穴に菌床を植え込んだだけでなく原木全体が菌床となっている業者仕様。これが600円。キノコ栽培キットよりも格段に本格的で値段も半額。
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既にこんなに生えている。もうキノコが生える活力が違う。それは買うしか無い。
キウイ8個250円のパックも購入。

 

こんにゃく料理を無料で食べに行きに再訪したくは無い。しかし子供が喜ぶなら農産物とか面白いものがあるかもしれないので行っても良いかな。そう思わされた。

 

運営するヨコオデイリーフーズは年商95億円、従業員数250人の食品会社。

 

CMの知名度からオリヒロ、従業員130人やマンナンライフ年商110億円、従業員150人などの蒟蒻会社があるが全国配荷の商品が待てないと厳しいのか。

富岡製糸場

蚕がさらに好きになった。お白様。また精度を上げて蚕蛾の陶蟲夏草鉢を作成したい。

 

群馬黄金という黄金の絹糸があることを知った。

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日本の近代化と富国強兵を支えた絹糸輸出産業を115年の長きに渡り支えてきた富岡製糸場世界遺産に相応しいのかはよくわからないのだが日本の国家的財産と言える文化財なのは納得。
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しかし1950年以降、絹糸価格が暴落し化繊の台頭もあって衰退したという説明が強く印象に残る。
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もっと絹糸輸出がどれだけの外貨獲得に繋がったかであるとか、西洋列強の植民地化に怯える日本にとっての少ない有望な産業であったか、また富岡製糸場やその近辺がどれだけ栄えたのかなど隆盛期の様を伝える展示があっても良いのではないか。
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繭玉の詰まった保存袋。
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味のある落書き。
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官営、原、三井、片倉と所有者を転々としてきたが三井時代が1日11時間のブラック労働期でその後、片倉家時代に8時間に制限されたようだ。
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古色あふれる壁を背景に美しい花々の展示。
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なんとこれらは全て繭玉を使った造花なのだという。
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シルクの光沢もあって本物に見間違えた。
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今も絹糸は生産されているそうで、その工程ではじかれた不良繭玉が持ち込まれていた。

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不良繭玉とはいえ、中には成虫になる日を迎えずに熱殺された蛹がいる。昔は煎って食べたり、油を絞ったり、魚の餌にしたり畑の肥やしにしたりと使われたそうな。そのままでも食べられるが苦いらしい。
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役職者の宿舎も残されていた。
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まるで昭和中期のサザエさんの舞台のような佇まい。
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何故か子供達は、昔はチャンネルは回して変えるもので、コタツからでも動かずに変えれるようにチャンネルを変える棒まで売られていたことを知っていた。
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女工の待遇は官営の明治初期で以下の通り。

等外上等工女 3円
一等工女 1円75銭

二等工女 1円50銭

三等工女 1円

月給3円で現在にして6万円相当だという。えらく少なく感じるが、宿舎も食事も無料で出されることを思うと完全に自由にできる金として6万円が残るならば悪くないのかもしれない。

 

しかも独身の若い女性が最長3年の有期雇用されていたのだそうだ。雇用期間延長は無し。10代後半の若い女性ばかりだとしたらそんな女工哀史というような待遇ではないように思う。

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群馬黄金という黄色味を帯びた蚕の品種があることを知った。育ててみたい。
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富岡製糸場を舞台にした小説やドラマは無いだろうか。探してみたい。
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機械惚れ 富岡製糸場

備忘

機械にサボテンや多肉植物を植え込む

 

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ひたすら美しい。
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iPhoneではなく一眼レフで粘っこく撮りまくりたい。
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日本における近代産業革命の血と汗と国家の思惑と資本家の野心と農家の娘のささやかな結婚への夢が機械油に溶け込んで染み付いた巨大装置。
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外貨獲得のための政府の大博打は吉と出てその後の技術輸入と富国強兵が進んだ。今からすると驚くほどの若い政治家や資本家が雑に総括すると上手く導いていったように思う。
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令和の時代にそのような次の時代をリードするような国家戦略的俯瞰からの投資や産業育成は行われているのだろうか。バイオ立国はどこへいった。AIは遅れをとる一方。
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新品の機械が並んだ様は眩暈がする光景だったろうな。作業員は圧倒されるばかり。経営陣はこの巨額投資のアテが外れたら。。。と内心脂汗ものだったかもしれない。
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このような機械だらけの、かつ窓が多く温室のような空間が緑に覆われ呑み込まれつつある光景を夢想する。アンコールワットのような榕樹に呑み込まれた姿も悪くないが、柱サボテンや多肉植物が林立して呑み込んでいる光景はさぞ幻想的なのではないか。

 

機械にサボテンや多肉植物を植え込んだディスプレイ、インスタレーションも面白いのではないか。

 

お食い初め 横浜

お食い初めの親族祝いから伊勢山皇大神宮に参拝。

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横浜に住んでいたのに桜木町駅のすぐ近くにこんなに立派な神社があるとは知らなんだ。
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清々しい佇まい。
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御祈祷の待合室には貴族の行列の雅な絵が描かれている。
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立派、立派。こういう和風情緒は好みです。
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7年前に関西から東京に引っ越す際に泊まったランドマークタワー。横浜は空が広い。
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みなとみらいは街の作りが東京とは異なると改めて思う。空間の使い方が広々としている。
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なんだか同じ関東の都市とは思えない雰囲気の違いなのだよね。同じ港と言えどお台場とは大きく雰囲気が異なる。
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こういうのは夜が雰囲気が良いのだろう。乗り物としてはもう子供達には少しスリルが足らない。案外、一番喜ばれるのは高校生や大学生のカップルかもしれない。
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ドック、ランドマークタワー、この吹き抜けから電車まで見えるみなとみらい駅、どれも造りが大きい。

 

大学生の頃は横浜にデートに来ることも多かった。横浜市都筑区に住んでいる時にも幼児を連れてよく中華街や野毛山動物園に連れてきたりした。しかし馴染みのある街なはずなのに何故か今回は自分の街という気が全くしなかった。横浜はよその街になってしまった。