湯檜曽の保養所はオーベルジュ

備忘

食用菊のテリーヌ。柑橘類の香り付け。

クレムブリュレ、林檎のコンポート入り

自分でも作れるようになりたい。

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熱海の保養所に続いて群馬県湯檜曽の保養所にも泊まってみた。湯檜曽川沿いに建ち、川向かいには建物が全くない山々で景色が素晴らしかった。

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部屋は古い昭和旅館の和室の造りをしているが清潔で不満はない。

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麻雀室やカラオケルームのあるような昭和の施設。
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熱海の保養所と同様にあいも変わらず料理旅館、オーベルジュと分類しても異論は出ないだろう食事のクオリティの高さ。群馬の山中の保養所とあってキノコなど山の食材も豊富。
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赤鯛の何やらフレンチじみた一皿。
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海なし県の刺身なんてと思うが鰤、鮪、赤貝も美味しくて驚いた。新潟から東京への大動脈である関越自動車道のみなかみインターを降りて近いので輸送時間的には新潟港に近いということなのだろう。鮮魚の美味しさで大人気の「角上」と同じルート上にあるわけだ。
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茄子の天麩羅。わかさぎの天麩羅も群馬らしくて良い。榛名湖のわかさぎ釣りは冬の風物詩。
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食用菊をたっぷりと閉じ込めたほんのり甘く柑橘の酸味が引き立つテリーヌが絶品だった。レシピが欲しい。再現したい。
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海老の真薯は外れない美味しさ。
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鍋の出汁も飲み干したい旨味だった。
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上毛牛かね。
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そしてクレムブリュレもそれだけでも美味しいのだが中に林檎のコンポートが入っていて酸味も加わって絶品。こちらもレシピが欲しい。

 

これで1泊2食7000円とは。都心でこのクオリティのフルコースを頼むだけで7000円ぐらいしてもおかしくない。陶器の皿ももう少し品のある器に変えるだけで高級感も一気に引き立つ気がする。肝心の中味は申し分ないのだから。

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朝の布団の中からの眺め。
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風呂は単純泉ながら温泉で気持ちが良い。深夜もいつでも入浴できる。せっかくの川沿いなのだから人工物の全くない対面の山を望む露天風呂があったらもう何もいうことがない。そこだけが惜しい。

 

夜、就寝前に建物の外に息子たちと出た。息子が持ってきた星座早見盤と空の星々を照らし合わせる。まだ夏の大三角形が存在感を放っていた。なるほど、カシオペアはWだった。東京とは見える星の量が比較にならない。