2011-09-01から1ヶ月間の記事一覧

信楽焼締陶器鉢に蘇鉄麒麟

蘇鉄麒麟を信楽の蘭鉢に入れてみた。その上から細葉翁苔を乗せたのだが、組み合わせが理に叶っていない事に後から気付いた。 蘇鉄麒麟は蒸れや多湿に弱く、苔は湿度を必要とする。ううむ。

9.11

ワールドトレードセンターに旅客機が突っ込んで粉塵を上げていた当時、ルーマニアの港町で働いていた。窓の無い地下の小部屋で一緒に働いていた同僚に声をかけられ、見せられたインターネットの動画ファイルはどこかで地震でもあったのかと思わせる映像だっ…

中秋 比良白坂 月兎 野点

かねてより行きたかった比良、白坂へ念願の登攀。MEETS REGIONALという雑誌の滋賀本に載っていた小さな記事を見て以来いつかは行きたいと思っていた。近江高島駅そばの登山口から登り始めて40分ほどしたところに突如現れる一面の剥き出しの白い一枚岩。 想像…

リトル比良登山

冬から若住職とは比良に登る計画をしていたのだが、結局延び延びになって初秋になってしまった。以前、他の山に登った若住職の息子に劇団で俳優をやっている友人と登ることになっていたのだが、高野山に曼荼羅を描いて収めたほか、東寺五重塔の修復にも携わ…

京都移住1周年

京都に移り住んで丁度一年が経った。この一年で自分が成したことを振り返るとただただ落胆するので京都について感想を述べるに留める。 何年か住んでいたらどこにどんな店があるかほぼ把握できるほどに程好くコンパクト。かつての都でありながら規模は地方都…

THE GREEN

御所の東にひっそりとある素朴なカフェ。大きなテーブルにはコルビジェだのイームズ特集だの、BRUTUSのバックナンバーだのが積まれていて、オランダやイギリスのデザイナーの世界観。 ここのソーセージプレートが美味い。ハーブ入りの肉汁たっぷりのソーセー…

玉蟲

玉蟲って書くと王蟲みたいだけれども、ムシは蟲と書くのが正しく、虫はトカゲやヘビなんかを指していたらしい。今では慣用化されて蟲と書くほうが違和感があるけれども。 玉蟲色なんていうと立ち位置によってころころと見え方が変わる例えに使われる。しかし…

登り窯崇拝

陶芸に関して土と火の芸術だと評されることが多い。特に焼締や粉引きなどの素朴な焼物を好む人達はどちらかというと自然派志向で天然素材を愛用し、有機野菜とか田舎暮らしとかエコロジーなんて言葉に響く人達だとの印象がある。とある陶芸作家が登窯こそ土…

端反飴釉陶器鉢 X 四海波

祝儀に歌う高砂の一節「四海波静かにて、国も治まる時つ風、君の恵みぞありがたき」から命名しているのだろう。日本海を北朝鮮船舶が往来し、竹島を巡っては韓国と衝突するなど領土問題に揺れる日本外交情勢。国内を見ると政権を取った民主党は早、三人目の…

多肉植物秋の陣

ハオルチアを何十株も集めるだとかそういう収集の仕方をするつもりはない。キリがないし、場所を取るし、日光が必要な植物を収集するのはよほど広い温室でもないかぎり窓際が植物だらけになって住まいの快適性は損なわれるように思う。目指しているのは希少…

多肉カフェ オマメプランツ

京都では希少な多肉植物専門店兼カフェ。まだ開店一年だという。店長はどこかで見た覚えがあると思っていたのだが、どうやら天神市や百万遍の手作り市などで見かけていたようだ。店舗を持つまでは近畿のそういった市で多肉植物を売っていたらしい。二条駅か…

流儀

おす。おいらマンゴー。生まれはフィリピン、育ちは京都。好きな食べ物は和梨に干柿。 最近は雨の日が多くて山道散歩に連れて行ってもらえない悶々とした日々を過ごしています。一応ちょこっと家の周りを散歩はできるんだけど全く物足らないです。 坂道で小…

廃墟カフェの雑貨とインテリア

裸電球は武骨で良い。経済的ではないけれども。 ペンキが塗られては剥げ、塗られては剥げ。多層的な汚れは魅力になる。 使い古された小鍋の焦げ跡模様。ペンキの剥げであったり壁の剥離であったり、この焦げ模様であったり。これらに魅力を感じるのは使用感…

廃墟カフェ

久々にツボに入るカフェと出会った。カフェアンデパンダンを上回る廃墟っぷり。しかし決して不潔だったり粉塵が舞ってるわけではない。丁寧に掃除された目で楽しむ廃墟。 使い込まれた木材、植物、廃屋のような壁の質感。目が慣れるとこの上なく落ち着く明度…

禅居庵 陶々喜〜榎本哲也個展

先週訪れたばかりなのに建仁寺の門前を通りがかり、目にした看板に誘い込まれた。 三十年前に陶芸を始め、趣味で続けて定年後は自分の窯を持つに至り作陶に没頭してきたという。喜寿を迎え、今までの集大成を個人展で皆に見てもらいたくなったのだそうだ。と…

蘆山寺

世の中は漆器ブームだったらしい。若い男性用ステテコブームでもあったらしい。ほんとかよ。アヒル口ブームというのだけは少しわかる。だったら実は今、御朱印ブームが来ていると言ったら信憑性は有るだろうか。 いや、実を言うと若者の車離れよりも若者の海…