建築

竹林奏

こんな鎌倉案内も。長谷、銭洗弁天、gula、明月院を経て北鎌倉へ。

子供を連れて藤沢駅から江ノ島電鉄に乗り鎌倉へ。 右手に海を眺めながら海岸沿いを走り、やがて市街地に入ってぶつかりそうなほど迫る民家の間を通り抜けていく。電車好きの息子には最高だ。鎌倉公園駅の少し先には上りと下り電車がすれ違う箇所があり、ひと…

天青

熊澤酒造という茅ヶ崎にある酒蔵に併設された料理屋で子供の誕生日を祝った。 ここにはトラットリアというイタリア料理店と、天青というこの酒蔵の日本酒銘柄を冠した和食料理屋があるのだが、今回は天青へ。 重厚な黒光りした梁を露わにした内装。床板も磨…

起雲閣 暖炉

同じく起雲閣の玉渓という洋館。中世英国の「チューダー様式」に「名栗仕上げ」を取り入れたヨーロッパの山荘風の造りだそうだ。 その洋館に素晴らしい暖炉がある。こういうものを見ると、立身出世に興味の無い自分も金持ちになりたいと思う。よほどの金持ち…

起雲閣 加賀様式 ラピスラズリに飴色の白木の妙

感動しすぎて写真を撮る体も傾いたと思われる。江戸時代は百万石大名の加賀藩しか使うことの許されなかったラピスラズリの深い群青色の塗り壁。起雲閣が旅館に改装された時に石川県出身の所有者、桜井兵五郎が塗り替えたという。 檜の柾目材だけを使った贅を…

桜の熱海城

歴史的な由来も何もないコンクリートでできた観光城。

美しく老いることの難しさ 大観荘

会社の主催で熱海の大観荘という旅館に泊まった。1か月前に宿探しをして子供が春休みの最中で混雑しがちなこの時期に30人分の予約が可能だったというのだから、現時点での立ち位置を推し量ることができる。 24年ほど前にはオランダのベアトリクス女王と皇太…

伊東 K'sゲストハウス

土日にかけて会社のとある事業部での送別会で箱根の会員制リゾートホテルへ。そして月、火曜は異なる事業部のこれまた泊まりでの送別会で熱海の旅館へ。 一旦、神奈川に帰るのも面倒なので、箱根と熱海の合間に伊東に宿を取った。 伊東のシンボルでもある東…

美麗 建具

嫉妬したくなる。 伊東のランドマークであり文化観光館でもある東海館と隣のK'sゲストハウスの建物は共に有形文化財の木造4階建てで双方ともに素晴らしい。しかも財界人の別荘や皇族ゆかりの建物ではなく、昭和初期に建てられた庶民の為の木賃宿だ。 翌日に…

報恩寺

京都に住んでいる3年間で報恩寺には一度も足を踏み入れたことはなかった。今回、ぶらりと迷い込んで、こんなに見事な仏塔があることを知った。 柱の焦茶と漆喰壁の白に生える差し色の鮮やかな碧色が見事。

古民家園

歩いて15分ほどのところに素晴らしい公園を発見。江戸中期の豪農の家屋を移築保存しており150人ほどのボランティアで管理されているのだそうだ。入場料は無料。 床紅葉の緑の鮮やかさはなかなかのもの。ごろりと横になると床がひんやりとして気持ち良し。 裏…

ウエスティン都ホテル

ウエスティン都ホテルの和室スイートに泊まらせてもらった。、7代目小川治兵衛(植治)の長男白楊(はくよう)により造園された京都市文化財にも登録された枯山水の庭園を上から見下ろすように建つ。昭和を代表する建築家、村野藤吾によるもの。 一面、障子…

日登美山荘 送別会

山奥の茅葺の民家を貸し切って送別会飲みをして頂いた。宿をとって、夜遅くまで気兼ねなく話して、花火をして。場所は我儘を言って好みの場所の希望を出させて頂きました。 日本の夏。たまらんな。家屋だけなら豪壮で立派なところはあちこちあるだろうが、庭…

Kronbergの街並み

ドイツのクロンベルクの美しい街並みを今一度。 皇帝を亡くしたビクトリア皇后が移り住んだ小さな田舎町。フランクフルトとの戦争では誰もの予想を裏切って勝利し、戦争に従事した多くの職人を捕虜にしたことでフランクフルトには職人がいなくなり、職人をフ…

Hiedelberg

Hiedelberg廃墟城

アウクスブルク同盟戦争、あるいは九年戦争と呼ばれるフランスのルイ14世の侵攻によって破壊されたルネッサンス期の宮城。この規模の王宮で17世紀という比較的近世に破壊されて状態良く放置された建築は珍しいのではないだろうか。 厚さ1メートル以上はあろ…

彦根城

この季節、紅葉の新緑の下を歩くのがなんとも気持ちよい。息子を彦根城へ連れていった。曲がりくねり、リズムを狂わすような石段の配置のされ方はバリアフリーとは対極の概念。そりゃ、城だもの。ベビーカーは太刀打ちできず、息子を背負って歩くと背中はあ…

TOTOシーウィンド

とりあえず、コンクリートを打ちっぱなせば良いと思っているんじゃないかという建築家、安藤忠雄。そんな彼が設計を手掛けたTOTOシーウィンドというホテルに泊まった。まず受付を済ませて出迎えてくれるのが足弱や妊婦、幼児連れを一切拒絶するような巨大階…

石清水八幡宮

石清水八幡宮は三重の伊勢神宮、京都の賀茂神社とともに日本三社の一社に数えられる神社で、南朝天皇に仕えて忠臣の鏡と称えられた楠木正成公お手植えの大楠などの史跡もあり、武神・弓矢の神・必勝の神として戦中は特に武運長久を祈りに来る参拝者で大いに…

アクアイグニス

湯之山温泉に近い菰野の片岡温泉。加水・加温・循環・添加物一切無しの源泉100%かけ流しの風呂が楽しめるのだが風呂場や周辺設備のデザインが惚れ惚れするほど洗練されている。それが宿泊5,500円。入浴のみは600円で利用でき、なんとも良心的。 風呂は大き…

美観歴史地区への可能性

フランスやイタリアの歴史的な広場に負けない可能性を秘めているのに、いかんせん汚い。王のいない世になって朽ちるに任せているのか、昔からインドの宮殿はそんなに綺麗に維持されず、その都度新しい場所に新しい宮殿を造っていたのか。 建物の下を潜るよう…

街角

昔は旅先で子供を見てもそんなに何も思わなかったが、自分に子供が生まれてからは道端の子供も可愛いと思うようになった。 一番右の子なんてもっと小さい子の横に立つと立派な少年に見えるのだが、一人だけで見たらまだ幼い子供なのだよな。 サリーは華やか…

憧れの住まい

憧れの住環境の一つとして記録しておきたい。 HauzKhasの遺跡公園を眺める絶好の場所に三、四階建ての中層アパートが建ち並ぶ。ここに住んでいる人に強く嫉妬してしまう。 朝の柔らかい日差しを浴びてほんのり赤味が差す遺跡を寝起き一番に拝めるのだからこ…

陳氏書院

広州一帯の陳氏族の財を募って建てたという陳氏書院。建造物だけでなく展示物も素晴らしかった。広州タワーやら豪華絢爛なホテルや商業施設などよりもよほど心が躍る。無理して足を伸ばした甲斐がある。 灰色の煉瓦というのも渋くて趣がある。彩度が抑えられ…

近未来都市 広州

近未来的な建物の夜景は漲る「金とエネルギー」を誇示しているかのようで。。。昔の東京もそうだったのだろうけれども勢いはもはや感じない。 ターバン纏イシ印度人上司写リケリ。

重森三玲庭園美術館

重森三玲は勉強が全くといっていいほどからきし駄目だったらしい。画業を志すも帝都の芸術学校には絵の上手い奴は腐るほどいて、画業でも挫折した。 日本の美を探求することに舵を切り変え、活け花を学び、当時記録などなかった全国の寺社仏閣の庭園を記録し…

タージ

ロディ公園

コンシェルジュにもタクシーの運転手にも「お勧めしない」「なぜ行きたいのか」と反対されたロディ公園。地球の歩き方にも載っていないのだがロディ王朝の廟が広い公園のあちこちにある。 観光地でもなく、入場料もなく、放置気味の遺跡にはどこか廃墟のよう…

イスラム教

何がびっくりするって、インドの史跡での写真とスペインで撮った写真との違いがわからなくなるということ。遥か欧州大陸の西端から印度亜大陸まで文様すら変わることなく広まったイスラム美術の伝播力たるや。 ジャーミーあるいはモスクと呼ばれるイスラム寺…