新宿都庁の夜景

・無料で開放
・23時まで開放されている
・西新宿高層ビル街の眺め
・日本土産物店もあり
・英語を話すスタッフ
よって外国人をもてなすのに最適




スカイツリーの展望台は高すぎてかつ、周囲に高い建物が無いので案外、素っ気ないと聞く。その点、東京タワーは楽しめるものの、スカイツリーも東京タワーもなかなか入場料が高い。物価の決して安くない日本観光に無料の東京都庁は最適ではなかろうか。



(中野方面を望む。三角に白く浮かび上がるのはサンプラザ中野)


展望台の中のレストランは席料が500円かかり、かつ値段も高いので南東側の窓際席が空いている場合以外は割に合わない。


西新宿の高層ビル街を間近で見られるので夜景に迫力がある。近くのビルは中で働いている人がわかる。白く煌々と照らされたオフィスのわすが上階は暖色灯で薄暗く雰囲気が作られたレストランで窓辺の席でカップルが食事しており、その対比が面白い。


(左の3棟はパークハイアット、正面はオペラシティー)


クリスマスのロマンチックな夜景は、その他大勢の残業で出来ているなんて誰かの名言があったが、まさにその通りだな。


10年前の新宿の夜景はもっと綺麗だったように思う。光量が多かった。つまりこの10年でだいぶワークライフバランスだのが改善され、残業も減り、照明も消えたのではないだろうか。その点で煌々とした新宿の夜景は負の副産物だったのかもしれない。


こんなところで働きたいとルーマニア人の友人は感嘆していたが、実際にはそんな快適で気分の良いものでもない。昼は混むし物価も高いし、緑もない。ある種の大規模事務労働工場ではないか。たまには都庁に登って金曜日の夜に、ミニチュアのようなビルの中に並べられた机に詰めて働いている景色の異様さを客観視したら良い。




21時まで営業している新宿HALCのビックカメラで家電を物色し外国人向け日本土産コーナーで買い物をしてから、都庁で夜景を見て、夜を締めるというのも利便性の高い外国人のもてなしコース。世界一に輝いたバリスタの店、ポールバセットをその前後に混ぜ込むのも有り。