5月が終わる前に記録しておく。
朝倉山椒は今年はなかなかの豊作。この後、山椒は黒揚羽蝶の幼虫の食欲に丸裸にされてしまうだろう。
100gほどの収穫。これをアク抜きをし、佃煮にする。
茶色に塗りなるまでクタクタに醤油で煮込まず、浅く煮た。醤油のしょっぱさが抑えられる分、山椒の味を楽しめるものの、保存は悪いのだろう。まあ、自家消費なので問題はない。
水には1時間半ほど浸した。半時間で良かったのだろうが、単に放置しすぎた。半時間ならばもっと辛く作れていたかもしれない。
これを播磨の友人のお祖母様が作って毎年送って下さるイカナゴの釘煮と合わせると、、、絶品。山椒の実を食べた後に舌が痺れる刺激は、普通の感覚からしたら相当危険毒物を思わせるものだろうに、これを珍味とした昔の人の胆力はすごい。
ジューンベリーも昨年の倍量は収穫できたように思う。樹勢が増したからなのか、気候的な要因かはわからない。数年の記録を見返したらパターンが見えてくるだろうか。
実に対して砂糖30%ほどの低糖ジャムにして食べる。皮も種も漉さずに食べて全く問題なし。
原種に近い山紫陽花。花は派手ではないのだが、僅かにつける花弁の滲んだ色合いが好きだ。まるで紫に青を垂らし込みで滲ませた塩梅。
なんだろう、これ。
七変化。
東京都心に暮らしていると、自然や土、四季との触れ合いという点で不便極まりない。朝の散歩に家の裏手から松茸すら生える京都東山、九条山に登れた昔が懐かしい。
それでも僅かでもこうして何かを収穫して頂くと季節が感じられる気がする。