来夏も三年連続で来たい南伊豆国民休暇村

 

同じ宿に3回目もまた泊まりに来たいと思わせる宿はなかなか無い。

  • 2時間半の電車旅もスーパービュー踊り子の展望席だと飽きない
  • 到着日の昼食は伊豆漁港の「金目亭」が美味い
  • 結局、南伊豆の国民休暇村にしかチョコレートファウンテンは無かった。
  • 朝晩無限に食べられるソフトクリームがあなどれないほど美味しい。
  • ビュッフェの質は南伊豆国民休暇村が抜きん出ている。イカの姿握り、蟹の味噌汁、朝食の鯛茶漬け。魚が美味しいのは嬉しい。
  • 青木さざえ店も美味しく、三食をホテルで食べずに済む。次回は他の大勢が食べていたさざえラーメンを食べてみたい。
  • 温泉もクセがなくさらりとして気持ち良い
  • 波が高いと海遊びはスリリングで楽しい。9月中旬でも水温は高く、クラゲは皆無。
  • 砂質が良い。砂遊びも楽しい
  • 臨機応変に砂浜から部屋に戻ったり温泉に入りに行ったりできる立地の良さ
  • 育つにつれ、できるアクティビティーがまだまだたくさん。
  • 家族客が多く、子供が少しぐらい大きな声を出そうとも肩身の狭い思いをしないで済む
  • コスパが良い

 

次回は

海遊び、温泉、海の幸と全方位的に魅力のある宿。

 

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2泊3日で南伊豆の国民休暇村へ。どうせ納めなければいけない税金で家族旅行がまるでタダのようにできてしまうのだから「ふるさと納税」は有難い世の中の仕組みだ。別に私達にとって縁は無く、ふるさとでもなんでもないけれども、毎夏帰りたい場所なので我が家にとっての「夏の海のふるさと」と化しているので大いに振興されて欲しい。その価値のある伊豆半島の最果てだ。

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毎回、伊豆急下田駅で昼前後に着く。今回は駅から歩いて10分ほどの「道の駅」の向かいの下田漁港内に併設された「金目亭」へ。漁港の水揚げ場の軒下にBBQ用の食卓を並べていて、そこからだと海と漁船の往来を見ながら、潮風に吹かれながら食事を頂ける。これが気持ちよかった。

 

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三種類の金目鯛を酢飯に乗せた丼。絶品。地金目鯛、沖金目鯛、島金目鯛の三種類全てが食べられる。今まで無頓着に食べていたがどの金目鯛を食べていたのだろう。最も脂乗りの良い地金目鯛が1kg1万円を越える最高級魚らしいが、この中で一番美味しかったやつがそれなのだろう。どれも美味しくてようわからん。これは次回も下田駅前でもなく、この漁港まで足を延ばすことになりそうだ。

 

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金目鯛煮魚定食も子供達は大喜びの味だった。少し甘いタレを御飯に掛けてあげるだけで食が進む。

 

下田駅前のスーパーでみかんサイダーやら酒やらツマミやらを購入。何せ宿には中が空の冷蔵庫が各部屋に備え付けられている。そしてバスに乗って20分。

 

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勝手に帰って来た気になる南伊豆国民休暇村。足湯のある屋上へ。追加1000円でバスケットに豪華な朝食を詰め込んで、ここに届けてもらうこともできるそうな。ソフトクリームに夢中な子供達がいなければそれも有りかもしれない。

 

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陽が和らいでからはハンモックも気持ちが良い。

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夜には中秋の名月を仰ぎ見ながらハンモックに揺られる。

 

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カメラにも映るほどに星空だった。20時からは珈琲が振舞われ、望遠鏡を使った星空鑑賞会も開かれる。

 

料理は前回はもっと小鉢が沢山あったような気がするが記憶違いか。

 

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伊豆近海の鯵のお造り。鮪、鯛などを盥に好きなように盛る。お代わり自由。大人を満足させる品々があるのが嬉しい。

 

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鰤。

 

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海老は見た目ではわからない。臭みを感じなかったから鮮度はとても良いのだと思う。

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寿司をひたすら目の前で握り続けている人もいて、ネタは5種ほど。鮪、鮭は鉄板で初日は鯛、泪巻き。翌日は泪巻はカッパに変わってしまっていた。昨年の小ぶりのイカの姿握りが最高に美味しかったのだが、今年は同じイカは天麩羅のタネになっていた。それはそれで美味しいのだが、寿司で食べたかった。

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子供達が昨年以来、旅行に行く先々で唱えていた呪文。チョコレートファウンテン、チョコレートファウンテン。国民休暇村のビュッフェにはどこでもあるのかと思いきや、館山にも奥武蔵にもなかった。ここ、南伊豆でなければないらしい。

 

マシュマロやバナナ、ミニドーナツなどに掛けて食べるのだが、ソフトクリームに掛けるとパキパキに固まってそれも美味なことを発見。さらにはオレンジやグレープフルーツ、ライチに掛けたりと創造力を刺激する。長男は述べ12回お代わりしていたが、この旅行だけのこととして不問にする。

 

 

 

今年、一番楽しめたのは海遊び。昨年来た際には30mほど海に入っても膝丈程度の深さしかなく、とても遠浅な美浜だと記憶していた。しかし今年は、10mほどもいけば膝丈になり、そのあと急に腰丈ほど深くなったかと思えばまた膝丈になったり、海底が随分と起伏に富んでいた。そこら中に茎ごと根こそぎにされた海藻が打ち寄せられている。どうやら台風のせいでかなり砂がさらわれたらしい。

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この日は風も強く、背丈を越える大迫力の波が打ち寄せる。次男も少しは泳ぐようになったので波に揉まれ、転がされながら大いに楽しんだ。もともとはとても遠浅な弓状の浜なので常に底に足がつく安心感があってとても良い。4時間もぶっ続けで砂遊びと波遊びを繰り返したら、午後には次男は完全に疲れ果ててしまった。

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釣りをしようだの、磯遊びをしようだの、ヒリゾ浜に行こうだのあれこれ言っていたのにどれもやらずして満喫した。しかも前回に楽しんだ足湯や星空観察会や窓の落書きコーナー、ウォーキングコースやキッズコーナーでの玩具遊びなどをどれも繰り返すことがなかった。まだまだ子供達の体力を凌駕する魅力に溢れている。

 

素晴らしい。来年の晩夏も南伊豆だな。