庭先で採れたという無農薬の夏みかんを沢山、知人から頂いた。無農薬ということは皮を食べても安心だということだ。知らんけど。
ピールを作るっきゃない。18個の夏みかんの皮の表面を下ろし金で削る作業が大変だった。しかし削らないと苦味の強いピールになってしまうのだそうだ。握力がなくなり掛けながら、幾度か自分の指を下ろし金に引っ掛けて流血しながら表皮剥き完了。苦行。
3回水から沸騰させては水を入れ替える作業を繰り返す。さらに半日水に漬けたあと、皮を細く短冊に切る。そして砂糖を小分けに入れながら1時間煮詰める。自宅消費用なので砂糖は少なめにした。
ペーパータオルの上にくっつかないように広げて冷ますこと一晩。
並べるのも1時間近くかかったかもしれない。
一部は蓋付きの器に入れて書斎の仕事のお供に。
天然のグミみたいなものかね。甘酸っぱくて止まらなくなる。めんどくさくてまた作りたくはないけど、苦労が報われた達成感はある。
本音は、他の人に作ってもらって自分は食べる専門が良い。
皮を使えば、実はどうする。こちらはコンフィチュールにした。薄皮を剥いていく作業はこれまたなかなかの苦行だった。
季節の慣習が一つ増えた。