水槽をリセット

ブログで拝見している愛好家の水槽はどれも素晴らしく、水草が青々と茂っていて羨ましい。私のといえば恥ずかしいぐらいに放置気味でガラス面がいつのまにか緑の苔で覆われてしまっていたので思い立ってリセットした。

カルキ抜きした水を張ったバケツに魚達を疎開させ、水を全部出してスクレーパーでゴシゴシと手が攣りそうになりながら削り落とした。

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水道水を入れ直し、2日ほどカルキ抜きして魚を戻した。透明な水槽の姿が無事に戻った。この城の緑と同様の苔がガラス面全体にはびこっていたのだから酷いものだ。なんだか微生物がたくさん住み着いていそうなので苔生した緑色の城はそのままにした。表面が多孔質になる溶岩釉の特性が活きたように思う。

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水面を仰ぎ見る角度から眺めるのが好きだ。水面が鏡面世界を作り、魚が倍量泳いでいるようにも見える。

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1年以上かけて緑の苔が生えたこともあって鬱蒼とした海底遺跡のようになった。この雰囲気、悪くないかもしれない。

こうなると90cm水槽にサイズアップさせて、海中都市を設計して作り込みたい。イエメンのサナア旧市街の世界最古の摩天楼都市を海中に再現したい。私が憧れてやまない街だ。長らく続く内戦でもう20年近く危険度のとても高い地域となってしまっている。

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宗教間の諍いのない世界、自由に遺跡を訪れることのできる世界に戻る事を願ってモニュメント的なものを作りたい。水没した街並みを縫うようにメダカが泳ぎ、ときおり緋泥鰌がニョロニョロと体をくねらせて建物を出入りする。


しかしそうなると水槽2つの管理は手に余る。こちらの水槽は中の城ごと売れないだろうか。海底遺跡好きとか、ピンポイントでこういうものが欲しい人がいたりしないものだろうか。単なる中古品として二束三文で処分するのは悲しいので価値を見出してそれなりの値段で引き取ってくれる人がいれば嬉しいのだがな。

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疎開させる際に網で掬うことができず最後は手掴みしてしまった緋泥鰌。それ以来、警戒を解いてくれず城の中に篭りっぱなしの水槽の主。

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多肉植物水耕栽培も組み合わせたい要素。


青メダカ 5匹

ヒメダカ 3匹

ヒレ 2匹

泥鰌 1匹

60cm水槽ならば20匹ぐらいまでは問題なく飼えるらしいが、フィルターをつけていないので10匹に留めている。3年近く飼育しているがまだ死んだメダカは1匹もいないのだがメダカはそんなに長生きするのだっけ。


毎週末に1/3〜1/2ほど換水。

加温、エアレーションなし。